ウルトラマンイレイズ=明野暁(あけの・あきら)
          
 宇宙警備隊から地球防衛の使命のために新たにやってきたウルトラマン。現在のところそのプロフィールには
まだ謎が多いが、宇宙警備隊が彼を派遣するに当たって色々あったようで、地球についてからウルトラマンとしての
活動を開始するまで暫く待機状態が続いていた。
 顔はM78星雲のシルバー族だが身体は赤の部分が多いレッド族の特徴を持ち、L77星人の血も混じっていることによって、
頭頂の左右には長い角が一対生えている。
 必殺技や特殊能力については随時公開される予定。
 普段は地球人の青年に姿を変えて正体を隠し、明野暁と名乗っている。防衛隊に所属していないのが
過去の事例を見てもなんか縁起が悪い。

榊百合子、榊信也(さかき・ゆりこ、さかき・しんや)

 普段は地球人のフリーライターである暁が下宿している榊家の姉弟。両親をなくした姉弟にとって暁は家族同様の存在。
百合子は中小企業の事務職員。信也は小学校に通う少年。


BID(ビッド)
 怪獣・侵略者処理隊(Bem and Invader's Disposers)。世界各地に支部があるが、かつて謎の宇宙怪獣によって
大打撃を受け、現在の戦力には若干難がある。装備などの詳細については随時。

岡島健(おかじま・けん)

 BID日本支部の長官だが、老いて尚盛んとはいかず、そろそろ体力的に辛くなってきている。
しかし、後任の戦力にまだまだ不安が多いため、やむなく自ら作戦室で実戦部隊の指揮を執る。

四条竜二郎(しじょう・りゅうじろう)

 BID日本支部隊員。唯一実戦でまともに使える人。射撃でも格闘でも空戦でも広くこなす。一般兵士を
率いて現場で戦い、配下達が死んだり傷付いたりすることに苦悩する。

上田厚(うえだ・あつし)

 BID日本支部隊員。通信・分析担当。軍人家系で世襲という形で自分の意思と関係なく隊員になった
ため、仕事に対して愛がない。必要最低限の仕事しかしない。悲惨な事態に対してもどうでもいいという
反応をするため、しばしば不興を買う。そんな人材でも使わなければならない戦況である。

前原哲夫(まえばら・てつお)

 BID日本支部隊員。開発・分析担当。定番の新兵器開発大好き隊員。予算無視で開発計画を進めては怒られる。
明るいムードメーカーだが、空気を読まずに明るく振舞って不興を買うこともある。

藤川文(ふじがわ・ふみ)

 BID日本支部隊員。渉外・分析担当。紅一点。小柄な童顔の美人。優しく温厚で、嫌な空気を
フォローしようと懸命に神経を削る。無理してる笑顔が辛い。


ウルトラマンイレイズ・必殺技、特殊能力解説


イレイズショット
 現時点でイレイズ最大の必殺光線。3話で初登場。目標を爆発する間もなく消し飛ばすが、威力が
大きすぎて被害が拡大する危険があるため、当初は宇宙や超高空でしか使えなかった。
終盤の23話で漸く出力調整して地上でも撃てるようになった。
 デスフェイサーのネオマキシマ砲。

タイマードレイン
 使いづらいイレイズショットの代替案でやむなく開発した技。敵の発射したビームや熱線などを
カラータイマーから吸い取り、逆に相手のエネルギーを吸い尽くして死に至らせる。まず敵の攻撃を
受けるというのが前提でこれも条件が限定されるため、多用はしなかった。15話で吸収できる容量に限界が
あることが判明し、特訓して吸収量を調整、イレイズショットとして撃ち返せるようになった。
 べムスターのエネルギー吸収。

ウルトラミキサー
 バリヤーの筒を発生させて敵を閉じ込め、内部で無数の光の刃を回転させて敵をばらばらに切り刻む。
暴力星団担当時代に多くの敵をこれで惨殺し、宇宙警備隊の同僚や部下達からも嫌がられていた。

ウルトラブロンズ固め
 ウルトラミキサーの改良技。殺さずに保護すべき相手をバリヤー内に閉じ込め、硬化液で固めて捕縛。
固められた相手は何故かかっこいいポーズになる。
 ヒッポリト星人のヒッポリトカプセル。

イレイズアーツ
 宇宙警備隊訓練生時代から鍛えた対怪獣格闘術。強力な握力で敵の身体のパーツを掴んでむしり取る。
 ドラゴリーのムルチ二代目惨殺。

ウルトラローキック
 下段蹴り。速射性が高く、敵にダメージを貯めるのに重宝する。全力で蹴れば敵の内臓が破裂して
行動不能になる。

バリアブレスソード
 暁の変身アイテム・バリアブレスは変身後もそのまま左腕に装備され、様々な武器に変形。
バリアブレスソードはブレスから長い刃を出して斬る武器。敵の手持ち武器を捌くのに重宝した。

バリアブレスチェーン
 ブレスから出る頑丈な鎖分銅。鞭のように叩きつけてダメージを与える。外伝3ではアンチョロ星人を
縛って捕まえるのに使用。
 ババルウ星人のババルウチェーン。

バリアブレスシールド
 ブレスから発生させるバリヤーの巨大な盾。東京市街全域をカバーするほどに拡大できる。
ちなみに、バリヤーのエネルギー源はイレイズ自身のウルトラ念力だが、実体化させるには
ブレスが補助システムとして必要。つまり、ウルトラミキサーにしても、ブレスがないとバリヤーが使えない。
余り多用もしなかったが。

ウルトラ惑星破壊ミサイル
 2話のみで使用。バリアブレスから発生する大型砲から、惑星を爆破できる威力の長距離巡航ミサイルを撃つ。
イレイズショット以上にやばいので6話で発生システムを破壊して封印。
 R1号、マゼラン星人のミサイル、その他多数。

スライスメーザー
 額から撃つ細い火線の光線。雑魚敵を一掃したり、弱点を狙い撃つのに重宝。後期は余り使わなかった。

等身大化
 イレイズは地球人と同じ大きさにもなることが出来、しかも巨大化との切り替えのタイムラグも短い。
敵アジトに侵入したり、被害の拡大を防ぐのに重宝。25話では小さくなってシュトローム星人の体内に入り、
内部で巨大化して破裂させた。

イレイズフリーザー
 手から冷気を出して対象を凍らせる。殺さずに保護すべき相手の動きを封じたり、強力な敵の動きを止めてから
とどめを刺すのに使用。

サイキックケア
 怪我や病気で死に掛けた相手を回復させる光線。死者の蘇生までは出来ない。回復技を得意とするディアナの
特訓で身に着けたがまだ未完成で、使うと自身の力を大量に消耗。


 補足解説。イレイズは地球の文化を学習した際、人間の格闘家が他の動物の動きを取り入れて使う『形意拳』と
いうものがあることを知った。又、友人のウルトラマンシグマを経由して、かつての偉大な先人・エースが、
ウルトラ兄弟の技を奪って使う強敵・エースキラーに苦戦したことも聞き及んだ。敵が自分達の技を盗むなら
その逆をやってもいいだろうと、イレイズはかつての強敵怪獣・宇宙人の使った奇怪な技を修練で多数身につけて
使用した。そして嫌がられた。

 ついでに、

ディアナ・必殺技、特殊能力解説

サイキックケア
 怪我や病気で死に掛けた相手を回復させる光線。回復技を得意とするディアナは、自分の身を省みなければ
死者の蘇生も半分くらいの確率でなしえる。死にかけたイレイズを何度も復活させた。腕を十字に組んで
長射程で撃つ『シューティング・サイキックケア』も使える。

ウルトラジープ
 ウルトラマンが乗れる巨大なジープ。本来は時空教練場でイレイズを特訓するためのオプションだが、
怪獣をひき殺すのにも使える。足場の無い宇宙でも走れる。15話で大破したが、相応の理由を述べて宇宙警備隊に
申請すれば支給してもらえる。

ディアナアーツ
 ディアナの対怪獣格闘術。イレイズと違ってパワーで劣るディアナは、素早く動いて打撃を速射することで敵に
ダメージを与える。とどめを刺すには至らない。

ディアナビーム
 22話でシュトローム星人に撃った、名前も適当な小攻撃用の光線。小型戦闘機くらいなら撃墜できるが、
怪獣クラスの敵にとどめを刺すには至らない。

カプセル怪獣・ジムナス
 13話でイレイズを時空教練場で特訓するのに使った、宇宙警備隊隊員の訓練用のロボット怪獣。車輪で動き、
細身でいかにも弱そうだが、刃のついた複数のマニュピレーターによる打撃は素早く、組み手でイレイズを
36回卒倒させている。対カネドラス用特訓マシーンそっくり。


デリート・必殺技、特殊能力解説


サイコバースト
 ウルトラ念力で対象を内部から破裂させる。雑魚軍団相手の多対一でも有効だが、多用すると精神力を
消耗して倒れる。

ヘッドフレアー
 デリートは、敵の熱攻撃を受けると頭のてっぺんに火がつくが、その炎の威力を増幅して敵に跳ね返す。
ポーズはフォトンエッジ。