第21話「復活!!悪魔の化身」強獣ビルデルス・ダーク・サイド、誘魔ダーク・サイド

No.30の誘魔ダーク・サイドが目覚めた・・・。
ヘル・デス「今度こそ人間どもを500人連れ去れ!
       貴様の魔力で奴等をエネルギー空間に移動させ、
       そこから我等の力でワープさせてここへ連れてくる!」
ついに生贄500人を連れ去り、ビルデルスを復活させる気なのだ・・・。

その夜。
様々な人々一人一人に真っ黒い魂のようなものが入り込む。
その度に人々が目を真っ青にして起き上がり、無意識に歩き始めたのだ。
「ここへ来い。ここへ来るのだ」という自分だけに聞こえる声と共に。
次第に人々は、ポカッと突如目の前に現れた不気味な穴の中に入り込んでゆく。
何の不振も持たずに。
ついに500人が集まってしまった。
笑みを浮かべるサターンズ達。

翌日の朝は大騒ぎ。
ニュースでも「急に消えた500人!」などと大きく報道され、「500人誘拐事件」と時代の中心へ。

雅人「これはまさか・・」
隆一郎「間違いない、サターンズだ!くそー!博士が死んだばかりだというのに、
     何度も何度も!」
怒り爆発の隆一郎。
そして昼の町に現れた、不気味な手が巨大な目ん玉を掴んでいるだけのグロテスクなデザインの、
ダーク・サイドが出現!
そこへイースリングも現れ、飛び蹴りをかますが猛スピードで避けられてしまう。
またダーク・サイドも目から光線を発車するが、イースリングは右手の拳でそれを打ち返し、
ダーク・サイドが自らが食らってしまう。

さらにこちらへ近づいてくるが、それをも避け、ガッツ・レーザー!
見事命中し苦しむダーク・サイド。
最後は角を右手で掴み、パワーを集め、光線型のトゲを投げつける!
そのままド真ん中に命中し、ダーク・サイドは消滅した・・・。
弱い相手ではあるが、隆一郎はなにか気にかかるのであった。

サターンズ城。
ついに500人の人間は1つの光に包まれてしまう。
ゴウ・マグマ「そしてこの光が、ビルデルスのカプセルの中に入ることで・・・
        復活するのだ!最強の悪魔が!ヒヒヒ」
そしてついに生贄にされてしまった!!
500人の罪の無い人間が殺されてしまったのだ。
ギライバー「ついに!!」
メガンダー「復活!」
ゴウ・マグマ「最強の悪魔、ビルデルス!」
ヘル・デス「おぉぉ。」
バド・リュー「・・・・」

物凄い炎と煙が発生、直後に”眩しい闇”に覆われる。
全員が腕で目をふさぎ、眩しさが消えたため、前を見ると・・・・
前よりももっと凶悪な姿になったビルデルスが復活した・・・

CM

ヘル・デス「なんと素晴らしい!ビルデルスの化身!!」
ゴウ・マグマ「おぉ!す、すごい。」
ギライバー「これで・・・」
メガンダー「奴を殺せる」
バド・リュー「へぇ〜・・。」
名はビルデルス・ダーク・サイドと名づけられた。
すぐさま地球へ送りつけられ、破壊活動が始まった。

恐ろしい程鋭い剣でビルなどを切りつけ、家を踏み潰す。
目からの光線は強烈な炎へて変えてゆく。

イースリング・ライダーに乗って現地へ急ぐ隆一郎。
超高速ダッシュ!
5分で現地へつくが、あたり一面は醜い風景へ・・。
隆一郎「復活?!」
ビルデルス「ブアーッハッハッハッ。イースリングよ、500人の生贄を得て私は復活した!」
隆一郎「なに?!」
ビルデルス「
今日はお前を殺してやる!
隆一郎「そうはさせるか!変身!」
巨大化し現れるウルトラマンイースリング。

お互いはまず掴みあうが、ビルデルスの強烈なパワーに押さえ、上へ投げ飛ばされてしまう。
バーン!とビルに落ちてしまい苦悩するイースリング。
さらには光線を食らい、体に炎がついてしまう。
床を転がって火を消すものの、剣から放たれたロープ状光線で首をしめられてしまう。
苦戦するイースリング。
それを援護しにきたジェッター。
なんとかそこから放たれたロケットでロープは切断されるが、ビルデルスの飛び蹴りで腹をぶっつぶされてしまう!
さらに辺り一面が闇に包まれる。
イースリングはガッツ・レーザーを放つが効かない・・。
X・ソードで肩や腕を叩くがこれも効かない・・・。
仕方なく、グレーティング・ソードを使用!
剣と剣のアクションを始める。
そして隙をつき、ビルデルスの腹に突き刺す!
大きな穴が腹にでき、ビルデルスはうつむくが、自然に穴がふせがれてゆく・・・
驚いて立ち止まるイースリング。
さらにハサミから現れた光線を延々と顔に食らい、もがいてしまうイースリング。
そこを狙って首を腕でしめてきたビルデルス。
その状態からさらに剣を顔に向けられてしまう。
このままでは危ない!!

そのときである。
イースリング・ジェッターが変形し始めたのだ。
それと同時にイースリング・ライダーも変形。
その二台はそのまま合体!!
超新兵器”ダブル・イースリング”の完成である!
下には秀の姿が。
秀「イースリング〜!俺やったぞ!俺も再改造して変形合体できるようにしたんだ!
  必ず援護する!」
その名のとうり、ダブルeはかなり太く強烈な光線を放ち、ビルデルスの背中を焼き尽くす!
痛みに耐えられず、後ろに倒れてしまうビルデルス。
さらにダブルeは自らビルデルスの顔に激突!
それでもダブルeは無傷である!
チャンスとばかりにイースリングはグレーティング・ソードで切りつけ続ける!
さらにそれが修復されるまえに、エモーション光線!
細胞が死に、これで穴はふせがれない。
苦しみ続けるビルデルス。
最後はトドメとばかりに、2度目の使用。
”シャイニング・ニードル・スラッシュ”で思い切り貫く!
辺り一面を光に戻り、ビルデルスも少しづる破裂してゆき、消滅した。

ヘル・デス「なんということだ!!」
ゴウ・マグマ「くっ・・・まさかビルデルス・ダーク・サイドまでも・・・」
ギライバー「悔しくてストレスが!!」
メガンダー「一体・どうして・・・」
バド・リュー(・・・・やっぱりね。)

超強敵のはずのビルデルス・ダーク・サイドを倒したのだ!
・・・しかし、500人という犠牲を出してしまい、ひざをついて悲しむイースリング。
その姿は次第に小さくなり、隆一郎となる。
隆一郎「俺には助けられないことも多すぎる・・・・
     全てを守れない・・・・」
その後ろに来た雅人、麻紀、秀。
雅人「奥菜さん。それは、本当に苦しいことではあるけど、
    そうなってしまう運命なんです。」
麻紀「。。。全てを守りたい!みんなの思いだわ。
    だけど守れないものも出てしまうの。手に掴めず漏れてしまうほど大きなものがあるでしょう?
   それと同じで。」
秀「俺だって守りたいものはある!
   だけどここで、くじけたら、もっと被害は拡大してしまう!奥菜さん、頑張ってください。。。
   実は俺はもうアメリカに行かなければならないのです。」
隆一郎「・・・え?!」
秀「もっともっと修行をつんで、みんなの役にもっと立ちたいんです!」
隆一郎「そ、そうなのか・・・・」
秀「急ですみません!でも、でもいつか!必ずみんなの役に立ちます」
雅人「僕もいつまでも奥菜さんのそばで頑張ります!」
麻紀「私だってー!」

翌日、飛行機が飛んでゆく。秀が乗っている。
それを金網の外側から見上げる隆一郎、雅人、麻紀。
険しい悲しみを乗り越え戦う三人は悲しみを捨て、笑顔をもつことにした!
明日、明後日、明々後日。
いつまでも平和に暮らすために!

かくして、大村・秀・ビルデルスとの戦いは終わったのであった。

つづく

次回予告
第22話「犬猿の仲!別れた雅人と麻紀?!」犬猿ドグモン

雅人と麻紀が大喧嘩してしまう!
争いを止めるべく立ち上がる隆一郎だが、
サターンズ生物が舞い降りた!
お楽しみに。
________________________________________________________________________

第22話「犬猿の仲!別れた雅人と麻紀?!」犬猿ドグモン

いきなり怒鳴り声が聞こえる。
何事かと隆一郎が下の部屋へ降りると、雅人と麻紀が喧嘩しているのだ。
隆一郎「ちょっと、2人とも!何してるんだよ?!」
雅人「奥菜さんは黙ってて!」
麻紀「ここは私達の修羅場なの!」
隆一郎「いや・・・そんなこと言われても・・・」
メラメラと燃える雅人・麻紀の視線。
一体何が起きたのかと恐る恐る聞いてみる。
雅人「麻紀ったら些細な事で怒るんだぜ?!」
麻紀「人のプリン勝手に食べておいて、何よその言い方!」
隆一郎「え?・・・プリン?」
そ、そんなことかよ・・・と呆れた隆一郎はイースリング・ライダーで旅を始めた。

そんな道中、森で犬と猿が威嚇しあっているのを発見する。
隆一郎「聞いたことあるぞ。犬猿の中って。本当だったんだなぁ。
     動物界にも敵・味方とかってあるのだろうか。」
そんな事を思いながら再びは走りだす。

サターンズ城。
ヘル・デス「とにかく人々が争えばいいのだ!
       憎み合い、競い合い、そして殴り合い、殺し合い!世界を破滅に追いやるのだ!」
ゴウ・マグマ「ハハァ!ではNo.035の犬猿ドグモンを早速出動させましょう!」
メガンダー「了解!カプセル・オープン!」
そしてドグモンがカプセルから出動する・・。

そのドグモンが目から発する光線を受け、人々はそれぞれ猿属性・犬属性に分けられてしまった。
猿属性は野生的で反発的。
犬属性は凶暴的で威嚇的。
街中みんなが喧嘩してしまう。
コンビ二店員と客。サラリーマンと上司。彼氏と彼女。つまり雅人、麻紀までさらに大喧嘩し、
殴り合いを始めてしまう!
一挙に人間達が争う様子を見て、思わず戸惑う隆一郎。
バイクから降りてみんなを抑えようとするが、ダメである。
因みに隆一郎はサターンズ生物のため光線は無効化。
どっちの属性でもないため、どの属性の人間からも狙われないのである。

そしてそこへ雅人が通りかかる!
隆一郎「あ!!雅人ー!」
雅人「ん?あぁ、奥菜さんか。」
隆一郎「これは一体どうしちまったんだ?」
雅人「これ?これってなにがですか?
    俺達はただ、犬属性を追いやるだけなんです」
隆一郎「犬属性・・・?人間なのにそんなものがあるのか?」
雅人「さぁ〜・・。」
隆一郎「そうだ!麻紀ちゃんは?」
雅人「あんな馬鹿女とは別れてやったよ!」
隆一郎「え?!そ、そんな・・・。まだプリンについて喧嘩してたのか?」
雅人「プリン?そんなもんじゃないんです。我々猿属性が犬属性と対抗するのは当たり前なんです。」
そういって立ち去ってしまう。
街中では、蕎麦をおじさんにぶっかける青年や、ピストルを空に発砲して大工を追いかける警察・・。
隆一郎「まさしくサターンズに違いない!」
そう確信し、調査に出た。

CM

いつまでたっても収まらない喧嘩。
隆一郎は麻紀の元へ戻った。
麻紀「あら、隆一郎さん。」
隆一郎「麻紀ちゃん、大丈夫かい?雅人とは本当に別れちゃったのか?」
麻紀「ふん!だから何なのよ」
隆一郎「君達は運命的に出あったカップルじゃないか。
     そんな易々と別れてしまうものなのか?人間っていうのは」
麻紀「いろんな事情があるのよ!
    でもこれは、犬猿の争い。相手は追いやるものなの」
隆一郎「完全にサターンズによって染まったわけか。。」

そこへバド・リューの人間体が現れた!
隆一郎「お前はバド!!」
バド・リュー「隆一郎よ。お前も随分と人と人の争いを拒絶しているようだな」
隆一郎「当たり前だ。お互い信頼しあい、生きていくことが大事なんだ!」
バド・リュー「ふ〜ん、俺は昔、拒否された身だ。そんな人間どもが
       信頼しあう日などほぼ遠い」
隆一郎「そ、それは・・・」
バド・リュー「とにかくこの争いは耐えない!もっと争ってしまえばいいのだ!」
と消えてしまい、それと同時にドグモン出現!!

男(猿属)「あ!ドグモン!!」
女(犬族)「もっと街を破壊してしまえ!」
興奮する街中の人。
隆一郎はそれを見て気づく。
(ん?仲の悪い”犬”と”猿”が争わずに共闘している・・・
そうだ!これをみんなに気づかせれば・・・・・)
隆一郎「みんなー!見てみろ!犬と猿は争うといっているが、
     この怪獣は合体して共闘している!
     だからコレとコレは争わなければいけないという定義はないんだ!
     というよりみんなは共闘しあうべきなんだ!
     君達は本当にその相手が憎いのか?どうしても倒さなければならないのか?
     君に何をしたっていうんだ?!意味の無い争いなどやめるんだ!」
徐々に目をうつむかせる人間達。
そして隆一郎はイースリングへ変身した。

ドグモンは犬のように速く、猿のように凶暴で身軽に襲い掛かる。
鋭い爪でひっかかれると流石に苦しみ、噛まれると身動きがとれなくなってしまう。
だがそこにレーザーがぶちあたる!
雅人と麻紀である!
雅人「奥菜さん!俺達間違ってた。」
麻紀「みんな仲良く暮らすことがどれだけいいことか!」
援護されたイースリングもうなづいて感謝し、とび蹴り連発!
尻尾を掴んでジャイアントスイングもかまし、投げられて地面に叩きつけられるドグモン。
最後はドグモンが立ち上がったところをエモーション光線!見事撃破した。

翌日から再び仲良くなる一同。
しかし、100%喧嘩が悪いとはいえない・・・。それは無いほうが平和である。
だけれども争いは絶えず、しなければいけない状況もあってしまうのだ。
それでも平和自体が続きますようにと、隆一郎は願うのであった。

つづく

次回予告
第23話「ここはどこ?僕はだれ?」爆魔キコサロマス

雅人が記憶喪失!!
そんな非常事態に雅人が必要な事件がおきてしまい・・・
お楽しみに。
__________________________________________________________________________________________________________________

第23話「ここはどこ?僕はだれ?」爆魔キコサロマス

雅人はクイズ番組を見て、自慢満々な顔で麻紀を笑う。
雅人「へへ〜ん、こんな問題もできないのか?!
    簡単すぎて、つまらないくらいだぜ!」
麻紀「悪かったわね」
と耳をつねられる。
隆一郎「まあまあ。ともかく雅人はこういうの得意なんだね」
雅人「おうよ!記憶力には自信あるよ!」
すると麻紀が「じゃあこれは?!」とチラシを差し出す。
そこには”全国・記憶力競技大会-優勝者には100万円!”とあった。
テレビ番組の企画のようで、雅人は目を輝かせて出演を決意した。
麻紀「絶対優勝してね!」
雅人「あぁ!って・・・麻紀は優勝賞金をもらうつもりなの・・・?」
麻紀「当たり前じゃない。隆一郎さんと私であんたで3・3・4!」
雅人「そ、そんなー!」
そこで耳を再びつねる巻き。
雅人「いててて」
隆一郎「いや、嫌なら俺は別にいらないけど・・・」
麻紀「遠慮しなくていいのよ隆一郎さん。ねぇ〜雅人?」
雅人「わっわかったよ!ちくしょー」
そして電話にて出演を依頼し、見事決定!
収録は明日ということで、雅人は新しい服を買いに出かけた。

その帰り道、人気が無い裏路地の向こう側から青い謎の光を発見する。
そこには首が無い色とりどりの不気味な生物が!
雅人「さ、サターンズ!!」
絶叫して雅人は来た道を逆に走って逃げる。
だが生物も追いかけてくる。
慌てて走るものの、石につまづいて転んでしまった。
座った状態で近づいてくる生物から身を守ろうと石をなげまくるが、
どこにあたってもダメージが無い・・・っと思ったのだが右手の平にあたったときだけ
妙に苦しんでいる。
雅人「そこが弱点なのか?」
そう思い、イース・ザ・レーザーを向けるが、手の平から放たれた光線を受けてしまう!
「わああああ!!!!」と叫ぶ声とともに、画面は光とともに真っ白に染まる・・・。

画面が変わると雅人は麻紀と隆一郎に見守れながら自宅のベッドで休んでいた。
雅人「・・・・・ここは?」
麻紀「まったくー、帰ってこないから心配したら床でぐっすり寝てて」
隆一郎「何かあったのかい?」
雅人「・・・どこ?・・・僕は・・・だれ?」
麻紀・隆一郎「え?」
雅人「ここはどこ?僕はだれ?」
麻紀「雅人、ふざけないでよ!」
雅人「”雅人”?それが俺の名前なのか?」
麻紀「だからふざけるなー!」
隆一郎「ちょっと待って麻紀ちゃん。
     もしかしたら本当に記憶が飛んじゃったのでは・・・」
麻紀「え?そ、そんな馬鹿な・・・」
隆一郎「でも雅人が倒れてたときの右手にはイースザレーザーが掴まれていた。
     もしかしたらサターンズにでくわしたのかもしれない?」
だんだん自体に恐怖を感じる2人。
雅人「俺は・・・」
と急に外へ飛び出してしまう。
麻紀・隆一郎「あ!!」

何かに導かれるかのように無口で走る雅人。
その目の前には例の生物が!
「私はキコサロマスと言う。
 お前は自我を無くしてしまった。なら教えてやる。
 お前は我々の仲間なのだ!地球撲滅チームの一員なのだ!」
雅人「お、俺がか・・?」
キコサロマス「そうだ。お前の脳波に声を呼びかけ、ここに連れてこさせた」
雅人「一体どんなチームなんだ?」
キコサロマス「簡単だ。お前のことを「雅人」と呼んでいた男女二名。
         奴等はお前を殺そうとしていたのだ。
         だから今追いかけてきている!このサーベルを使ってやつらを殺せ!」
雅人「なんだかわからないけど、これが正しい行為なら了解です!」
そしてサーベルを受け取り、隆一郎・麻紀の元へ走り出してしまった。
キコサロマス「ふふ、作戦成功かな。」
不気味で危険なサターンズの作戦が開始してしまった。

CM

サターンズ城。
ヘル・デス「ようくやった、キコサロマス。これで隆一郎らは暗殺される。」
ゴウ・マグマ「ふふ。まさか仲間に殺されるとは思わないだろうからな」
ギライバー「そして奴が殺された時、世界は破滅へと向かう・・・」

隆一郎と麻紀は向こう側からやってきた雅人に手を振るが、すぐさま不振にきづき、
それぞれ横に転がって、サーベルを縦に振りかざす雅人のサーベルを避ける。
隆一郎「落ち着け雅人!一体どうしちまったんだ?」
麻紀「そうよ、いきなりサーベルなんかで攻撃するなんて!!」
雅人「うるせー!俺は地球撲滅の一人なんだ!」
隆一郎「一体何を言ってるんだ・・・」
麻紀「操られてるのよ、きっと。」
隆一郎「それならしょうがない!」と、フラッシュ・ラッシュから強烈な光を発生させいさせ、
戸惑った雅人からサーベル奪い海へ捨て、腹に軽くパンチ!
一時気絶させた。

・・・目が覚める雅人。
隆一郎「おい!思い出してくれ!一体何があったんだ?」
麻紀「いきなり襲うなんてひどいわよ」
雅人「っう・・・俺は一体誰なんだよ・・・」
隆一郎「雅人は雅人!檜山雅人!普通の人間じゃないか。」
麻紀「そして私が美人の彼女の麻紀よ!覚えてないの?」
雅人「うっすらとも出てこない・・・。だが美人ではなかったような。。」
また耳をつねる麻紀。「なによそれー!」
隆一郎「まあまあ、今はそんなことしてる場合じゃないだろう」
と、麻紀はパッと目を大きく開け「この感覚・・・なつかしい・・・」と発言。
隆一郎・麻紀「ま、まさか!思い出したのか・・?!」
雅人「そしてさっきの強烈な光・・・。どこかで似たものを受けた気がする。」
隆一郎「それはどこでだい?」
雅人「そこまでは覚えてないけれど・・・どこかで受けたんだ」
麻紀「絶対サターンズよ!どこかいいるわ」
隆一郎「うん。」

すると再び雅人は無言で歩き始めた。
脳へキコサロマスが「殺せ」とメッセージを送っているようだ。
雅人「ころせ・・・ころせ・・・」
隆一郎「何をいってるんだ?雅人!」
麻紀「思い出してよ!私達は仲間じゃない!」
雅人は近くにあったナイフを手に取り襲い掛かる!
麻紀「キャーッ!」としゃがんで避ける麻紀。
雅人の腕を掴んで必死に止める隆一郎。
隆一郎「雅人!思い出せ!明日クイズ大会にでるじゃないか!」
雅人「そうえいばそうだったな。だがコロス!」
そこで麻紀と隆一郎は驚いた。
麻紀「クイズ大会にでることは覚えているの・・・?」
雅人も立ち止まり、「え?」と考え込む。
そして激しい頭痛に襲われる雅人。
雅人「そ、そうだ・・・。俺は何かの帰り道に首の無い化物に襲われて・・・」
隆一郎「それだ!そいつこそが雅人を襲ったサターンズなんだ!」
麻紀「そう!敵よ!だから早く殺そうなんて考えないで!」

直後に街でキコサロマスが巨大化して大暴れを始めた!
キコサロマス「もう仕方が無い。来い!イースリングー!」
外に出てこの事態に焦る三人。
隆一郎「よし!戦うぜ。」
麻紀「頑張ってね」
雅人「・・・?」
フラッシュ・ラッシュを掲げ、隆一郎はウルトラマンイースリングの姿へ変わった。
雅人「巨人・・・?」
麻紀「私達の味方よ!イースリングよ。あなたが始めて会ったんじゃない。」
雅人「俺が・・・?」

そしてイースリングは首の無い不気味な生物キコサロマスと戦闘開始。
だがキコサロマスは赤いマントを掲げて飛び回る。
さらにイースリングの周りを何度も回転して惑わせ、いきなり後ろからぶち当たるなど、
巧妙な手口で攻撃する。
また、Xレーザーで飛び掛っても、マントをバリア代わりにされて防御される。
直後にキコサロマスは手の平から物凄い数のレーザー球を飛ばしてきた。
側転で避け続けるが、食らってしまい倒れこんでしまう。
強い・・。エモーション光線をすぐさま放つが、これもマントで防がれてしまった。

すると雅人は「手の平だ」と小声で口ずさむ。
麻紀「え?どうしたの?」
雅人「奴の弱点は手の平なんだ!」
そう叫ぶ。

それを聞いたイースリングはうなづき、ジャンプしてキコサロマスに近づく。
そして腕を掴んで投げ飛ばし、強烈なキックで手の平を踏み潰す!
「ウ”ゥゥ!!」と苦しむキコサロマス。
さらに新技”アタック・ボール”という光球を投げつけさらに手の平に命中!
そのままうづくまるキコサロマスはだんだん丸い形になる、巨大ボールとなってこちらへ飛んできた!
道連れにするきが!
だがイースリングは自分の角を掴み取り、ブーメランのように投げつけた!
ニードル・ラッガーである!
突き刺さって命中し、キコサロマスは爆死した。
それと当時に雅人も記憶を取り戻した。だがこれまでの記憶喪失だった間の出来事は忘れてる様子。
雅人「あ、奥菜さん・・・」
麻紀「よかったー!記憶が戻ったんだわ!」
隆一郎「へへ、本当良かった」
雅人「みんな何をいってるの?」
麻紀「まあまあ!・・・ってそうだわ。さっきはよくも美人じゃないって言ったわね!」
雅人「へ?そんなこといってないけど・・わーー!」

強烈なつねりで襲われる雅人。
それを見て微笑む隆一郎。麻紀の表情にもどこか喜びがあった。

つづく

次回予告
第24話「超暴力的彼女」危女マキ・サターンズ、暴人パンチリング

麻紀が暴力的に・・・。
さらには隆一郎と雅人を襲う巨大な影。その正体は・・・?
お楽しみに。
___________________________________________________________________________________________________

第24話「超暴力的彼女」危女マキ・サターンズ、暴人パンチリング

バーン!!
泥棒がいきなり地面に巴投げで叩きつけられる。
果たして叩きつけたのは・・・なんと、麻紀であった。
警察が驚きつつもそこへ駆けつけ、泥棒を逮捕!
パッパッと両手で埃を掃う麻紀の姿を見て、警察は感謝する。
警察A「ぜひ、感謝状を送らせてください!」
警察B「素晴らしい女性だー!」
麻紀「いえ、当然のことをしたまでです!」
そんな、帰ってゆく麻紀の後姿を見て、警察は目を輝かせた。

雅人は今日も頬に手をあて、麻紀に叩かれた痛みをおさえているのだ。
麻紀「なに?手なんか抑えて」
雅人「麻紀が叩いたんじゃないかぁ!」
麻紀「一種の愛情よ。生活費の1万円落とすなんて、ありえないわ」
雅人「で、でも!さすがに頬に傷が!」

すると街では大災害がおこった!
宇宙人のようなサターンズ生物がビルなどを破壊しているのだ。
すぐさまイースリング・ジェッターが出撃し、攻撃を開始。
隆一郎もイースリング・ライダーでそこへダッシュ!
1分でそこへつき、変身!
そのサターンズ生物は、イースリングの姿を見てこう叫ぶ。
「俺は暴人パンチリングだ!ふふ、お前等にとって悲惨な事件がこれからおこるだろう」
そんなことさせるか!と、イースリングは突撃。
パンチを避けて蹴りをいれ、背負い投げ!
こちらへ走ってきたときには巴投げで後ろへ投げ飛ばし、パンチリングが立ち上がったところで
さらに飛び蹴りで攻撃!
ジェッターもレーザーで襲い掛かる。
この猛攻撃に耐えられなくなったのか、パンチリングは自ら消え去った・・・・

隆一郎が家へ帰ると、雅人しかいなかった。
隆一郎「あれ?麻紀ちゃんは?」
雅人「いや〜、それがわからなくて。」
隆一郎「・・・あ〜そうか。」

その麻紀は、どこかの買い物の帰りがけであった。
麻紀(ったく、しょうがないわね〜)
すると、上から等身大のパンチリングが襲ってきた!
「キャー!」と叫び、逃げる麻紀。
だがパンチリングの目から出された光線を受け、気絶。
そんな麻紀を抱えて、パンチリングはどこかへワープした。

CM

麻紀は、謎のカプセルに入れられていた。
ゴウ・マグマ「急だから完璧な生物にはできないが、征服には役立つだろう」
ギライバー「あいつらも反抗できないだろうしね。」
そこはサターンズ城!!
ヘル・デス「麻紀を巨大なサターンズ生物に変え、街の破壊をさせるという作戦は名案だな!
       よくぞやった。」
バド・リュー「・・・ふん、お前等は奴等の身近な存在を利用しなければ勝てないのか?」
ゴウ・マグマ「む?!なんだと貴様・・・」
ギライバー「我々に反抗するつもりか?」
メガンダー「最低・な・奴・・」
ヘル・デス「ふん!お前こそ失敗ばかりではないか。黙っておれ!
       地球人になろうとしたことがある分際で、我々にはむかうな!」
バド・リュー「ちぇっ」
その頃、カプセル内の麻紀は目を覚まし、必死に暴れるがカプセルから出られない。
さらには電撃を食らい再び気絶。
だんだん姿が不気味になってゆく・・・・
ゴウ・マグマ「か、完成したぞ」
パンチリング「作戦開始しましょう!」

隆一郎と雅人は麻紀を探しに出かけていた。
隆一郎(くそー、サターンズめ。このまえの雅人を狙ったときとほぼ同じ作戦に出やがったな)
雅人「麻紀ー!麻紀ー!どこだよー?!」
すると地面にイース・ザ・レーザーと、アクセサリー、買い物袋が。
雅人「これは麻紀のに違いない!」
買い物袋には、傷薬が。
雅人「も、もしかして・・・俺の傷を心配して・・・」
隆一郎「きっとそうだ!その帰り道に・・・」
雅人「ちくしょー!麻紀ー!!」
「な〜に?」
いきなり声がし、2人が振り向くと、麻紀がいた!
雅人「わっ!!・・・ま、麻紀なのか?・・・心配したぞ!」
隆一郎「無事だったのかい?」
麻紀「なにいってるの?私は何にもないわよ〜」
雅人「そ、そうか!それなら良かったー」
だが麻紀はいきなり目を光らせ、雅人の首を締め上げる!
隆一郎が止めようとすると、腹に蹴りを食らい苦しむ。
麻紀はさらに2人にパンチをお見舞いし、気絶させてしまった・・・。
「ふふふ。」
と不気味に笑い、腕を交差させた後に上にバッと腕を掲げた瞬間、巨大な生物の姿へ変貌!!

顔の右側にはマスクがつけられており、右腕はドリル、髪は尖がっている。

隆一郎と雅人が意識を取り戻し、見上げるとびっくり!
なにせ麻紀が巨大化して街を見下ろしているのだから。
隆一郎「麻紀ちゃんが?!」
雅人「サターンズに??」

「ぶっ潰す!」
と叫びビルを破壊しようとする麻紀。
そんな雅人らの目の前には等身大・パンチリングが!
パンチリング「お前等の仲間は暴力的で、最低な奴なんだろう?
        雅人とかいうお前はいつも嫌なのに怪我を負わされている。
        麻紀という女は人間界にとってはひどい女なのだ!だから我々の仲間にいれてやった。
        麻紀が憎いのなら攻撃して倒せばいいのだ!」
雅人「・・・・・麻紀はそんな女じゃねぇ!」
隆一郎「雅人・・・」
雅人「麻紀はたしかに暴力的だけど、根はすっごく優しい、自慢の彼女なんだ!
    お前等につべこべ言われる筋合いはねえ!こうやって傷薬も買ってきてくれていた、
    最高の彼女なんだ!それを、貴様はサターンズ生物に変えたがった!許さねぇ!」
と、背負い投げ!キック!そしてイースザレーザーをお見舞いする!
最後は隆一郎がフラッシュラッシュから放つ光線を浴びせ、等身大のままパンチリングを撃破した。

雅人「麻紀ー!目を覚ましてくれ!」
隆一郎「麻紀ちゃん!」
そんな呼び声を聞き、麻紀は気絶すると同時に倒れ、ビルを踏み潰すギリギリで等身大に戻った。
そこへ駆け寄り、隆一郎はフラッシュラッシュで麻紀に取り付けられたサターンズ生物の細胞を殺した。
まだ完全に成長してなかったので、助けられたのだ。

再びいつもの食卓に戻る三人。
隆一郎「2人はあいかわらずだな〜」
今日も麻紀と雅人は喧嘩(もちろんじゃれあいで)しているのであった。

その頃、サターンズ生物。
バド・リュー「あ〜あ、やっぱりな。ひひひ」
ゴウ・マグマ「貴様、殺されたいのか?」胸座を掴まれるバド。
バド・リュー「失敗したではないか!」
ゴウ・マグマ「ならもういい!貴様がイースリングに立ち向かえやがれ!」
バド・リュー「ああ。いいだろう。No.038を引き連れて、もう俺がいってやる!」
ヘル・デス「そうだ。お前は人間に裏切られたのだ。
       腕が4本あるという理由だけで全員に断られたのだろう?復讐するのだ!」
バド・リュー「全員・・・ではない。。」
ギライバー「関係ない!憎いやつらを倒すのだ!」
メガンダー「サターンズ・は・全・宇宙を・滅ぼす・・!」

ついにバド・リューがイースリングへ立ちはだかる?!

つづく

次回予告
第25話「たった一人の歓迎者」光士シャイニンガー、バド・リュー

突然現れた男・健一・・・
それは23年前唯一、バド・リューを迎え入れようとしていた男。
地球破壊を始めようとしたバド・リューは健一と出会うのだが・・・
お楽しみに。
_________________________________________________________________

第25話「たった一人の歓迎者」光士シャイニンガー、バド・リュー

バイクで走る男がいる。
隆一郎ではない。別の謎の男・・・。

バド・リューが空から街を視察していた。
「ふん・・・。未練などない。とにかく・・・この街を襲えばいいのだ!
 襲えば・・・」
そして地に下りて巨大化!
街の破壊を始めてしまった!
謎の男「!!バド・・・・」
そこへイースリング登場!
謎の男「ん?!」

イースリング「バド・リュー!やめるんだ!」
バド・リュー「うるさい!人間の屑どもは消え去るべきなんだ!
        思い知るがいい。見捨てられた心の傷のつらさを・・・」
とビルや家を破壊しまくる!
そこを蹴り上げ、上に乗っかり殴りつけるイースリング!
バドも対抗して蹴り上げ、そこから距離を置き、目から光線を発射!
これは避けられてしまうが、こちらから突進し、二本の腕で首を絞め、
もう二本の腕でイースリングの腕を締めて身動きを固める!
 このピンチに雅人がイースザレーザーを構える。
と、そこへいきなりあの謎の男が雅人に飛び掛り、攻撃を阻止してしまった!
雅人「わっ!!」
ドサッと転ぶ雅人。
その様子をチラッと見たバドは一瞬驚く・・・。
お互い見つめあうバドと男・・・。
そのままバドは何故か消え去った。
何事か戸惑うイースリング。仕方なく隆一郎の姿へ戻った。

雅人「てめぇ、何しやがる!」
掴みかかる雅人を冷静に押し離す男。
謎の男「それはこっちのセリフだ。」
そこに隆一郎も来る。
隆一郎「一体君は?」
謎の男「それもこっちのセリフだ。君はいったい?サターンズの巨人か?」
隆一郎「・・・・・サターンズといえばサターンズだ。」
謎の男「そして君はバドを倒して世界征服を?」
雅人「お前さっきからなにいってるんだ?!逆にきまってるだろ!
    奥菜さんは、サターンズを滅ぼすために、世界の平和を守るために、
    ウルトラマンイースリングとして戦ってるんだ!
    そしてバド・リューは世界征服を企むサターンズの一員なんだぞ!」
謎の男「なんだと?!そんなはずはない。あいつは正義の心を持っているのだから。」
雅人「はぁ〜?」
隆一郎「もしかして・・・バド・リューが地球人と共に住もうとしていたときの一人か?」
謎の男「あぁ。バドが地球人として生きたいといったとき、俺は笑顔で歓迎した。
     だが・・・他の全員は腕が4本ある異性人であるバドを拒絶していた。
     そのままバドは行方不明に。」
隆一郎「君は歓迎していたのか・・・。」
雅人「あいつは、そういうやつだったのか・・?」
謎の男「そうだ。それ以降行方が掴めなかったのだが、今この場で再会してな。
     一体あのあと奴はどうなったんだ?君は何故サターンズに反抗を?」
隆一郎「実は・・、その時の光景は知らないのだが、
     バドは人間に拒絶されたあと、サターンズに勧誘されて仲間入りしたそうなんだ。」
謎の男「なんだと?!」
隆一郎「そして俺は、地球に来たときにこの雅人らに出会ったんだ。
     次第に地球を愛していき・・・今、平和の為に戦ってるんだ。」
謎の男「そうだったのか・・・。
     少し日本を離れてただけなのに、そんなことがあったのか。
     無理もないよな。サターンズが来たのは23年前だし」
隆一郎「君は23年前のサターンズ襲来の詳細について知っているのかい?!」
謎の男「あぁ。まずサターンズは光線を乱発し、街を襲った。
     とにかく街は炎上しまくり、大混乱となった。
     だが奴等は「これではまだダメだ!最強の生物を取り揃えてまたくるぞ!」
     と言い残し、消え去っていったんだ・・・。
     そのとき親子を連れ去ったとも聞いたことがある・・・。」
隆一郎「そんなひどいことを?!
     くっ・・・憎い!」
雅人「サターンズめ!」
謎の男「とにかくバドは良い奴のはずなんだ!根は絶対に地球を愛する心をもっている。
     一緒に奴を迎え入れてくれないか?」
雅人「うん!もちろんさ。彼女の麻紀も歓迎するはずだ!」
隆一郎「ああ!当たり前じゃないか!ところで君の名前は?」
健一「健一!夢野健一!みんな、ありがとうな!」

CM

サターンズ城。
ヘル・デス「貴様、何故戻ってきたのだ?」
ゴウ・マグマ「怖くて逃げたのか?」
ギライバー「へぇ、口ほどにもないやつね」
メガンダー「弱い・弱い・弱い!」
バド・リュー「くっ!そんなんじゃねぇ!
        ただ・・・」
ヘル・デス「ただなんだ?まさか貴様、また地球が恋しくなったのではないだろうな?」
ゴウ・マグマ「思い出すのだ!お前は全員から拒絶された身だぞ?」
バド・リュー「・・・・全員じゃないんだ!ただ一人・・・ただ一人の男が歓迎してくれてたのだ。
        そしてイースリングと戦っている最中にそいつを23年ぶりに見つけたのだ・・・」
ヘル・デス「なに〜?ただ一人であろう?
       そいつと出会って何があるというのだ?ふざけるな!
       今度倒してこなければ、貴様を抹殺する!」
バド・リュー「・・・・・」
仕方なくバドはゆっくりと地球へ向かう。
そしてNo.038のシャイニンガーもバドの要望どうり地球へ向かわせた。

雅人・麻紀の家にて。
椅子に座る健一と隆一郎と雅人に、コーヒーを渡す麻紀。
麻紀「あなたは心優しい人なのね。」
健一「ん?いや、別に・・・・たいしたことないさ。
    それよりも何故、みんながバドを拒絶したのかがわからない。」
雅人「ひどいですよね。腕の数が違うだけで怖がるなんて。
    差別同然ですよ!」
隆一郎「きっと、サターンズ襲来とかぶっていたから怖かったのだろう。」
雅人「健一さんは、どういう風に歓迎したんですか?」
健一「普通さ。普通に手を差し伸べ、『君も仲間さ!』と。
    だが他のみんなは缶やビンを投げて追い出してしまったんだ」
隆一郎「そうか・・。」

すると物凄く眩しい光が発生!
全員が目を防ぐ間に、健一が謎の腕に捕まれ、連れ去られてしまった!
焦った隆一郎はイースリングライダーで、雅人・麻紀はマイカーで追いかける。
健一「くっ!離しやがれ!」と腕を離そうとするがかなり固い。
隆一郎「待ってろ!いますぐ助ける!」
とスピードをフルにし、バイクごとジャンプ!
空中でも猛スピードで動き回り、健一をなんとか救出!
直後に光はビルに激突し、ビルを倒壊。
そこから、サターンズ生物No.038光士シャイニンガーが巨大化して出現。

健一「またサターンズか!」
隆一郎「よし・・・変身する!」
健一「大丈夫なのか?」
隆一郎「まかせてくれ!・・・・変身!」
巨人、ウルトラマンイースリングに変わる隆一郎。

シャイニンガーは早速光となって、イースリングの周りを高速移動する。
追いつかずに光に首を絞められるイースリング。

健一「早すぎる!!」
そこへ車でやっと追いついた雅人・麻紀。
雅人「奥菜さん!」
麻紀「隆一郎さーん!頑張って!」
なんとか光から離れたイースリング。
しかし、飛び蹴りをしても、光線を放っても、光が吸収してしまい、
シャイニンガーにはノーダメージ。
さらには逆にこちらのパワーをプラスされ、何倍もの力を誇る光線を受けてしまった!
倒れてしまうイースリング。
そして光はイースリングの鶏冠のトゲを奪い取ってしまう!
実はフラッシュラッシュのトゲ自体が鶏冠のトゲに連動しているため、
あれを盗まれてしまったら、フラッシュラッシュが無くなり、変身できなくなってしまうのだ!
次第にもとの姿に戻り、隆一郎の姿で地べたに倒れてしまった。
心配した三人が駆け寄る。

健一「大丈夫か!おい!」
雅人「奥菜さん!」
麻紀「おきてよ!隆一郎さん!」
隆一郎「うっ・・・」
このままでは変身ができない?!

そんな4人を踏み潰そうとするシャイニンガー!
4人誰もが諦めかけた・・・そのとき!
一本の光線がシャイニンガーを突き刺す!
強烈な炎がわきあがり、シャイニンガーは一時退散してしまった。

雅人「一体何が??」
健一「もしや・・・バドか?!」

今の光線は本当にバドなのか?
また、バド、フラッシュラッシュの行方は・・・。

つづく

次回予告
第26話「君も僕らの仲間だ!」光士シャイニンガー、バド・リュー

バド・リューの心境は一体平和と征服どちらへ向かっているのか・・?
シャイニンガーの暴走に地球がピンチ!
そのとき!!
お楽しみに。
____________________________________________________________________________________

第26話「君も僕らの仲間だ!」光士シャイニンガー、バド・リュー

<前回のあらすじ>
地球侵略をついに自らの手で始めたバド。
しかし、そこへ唯一23年前にバドを地球人として迎え入れようとした男が現れた。
さらにシャイニンガーが現れ、イースリングを倒してしまう!
果たして、イースリングとバド・リューの運命は・・・?!

病院で休む隆一郎。
傷が目立つ・・・。
雅人「大丈夫ですか?奥菜さん。」
麻紀「あんな怖い攻撃初めて見たわ・・・」
隆一郎「あぁ、気にしなくて大丈夫。だけどフラッシュラッシュは何処へ?」
健一「きっと、あの光の生物が奪ったとおもうんだ。
    だが、最後の光線は一体なんだったんだろう。」
隆一郎「う〜ん・・・。ジェッターとかではないはずだ。」

一方サターンズ。
ヘル・デス「バドは何処へいったのだ?!あのときの最後の光線はどいつが放った?!」
ゴウ・マグマ「きっとバドの奴ですよ!
        我々に反抗しやがったはずです。」
ギライバー「まぁ。なんと酷い奴!」
ヘル・デス「許せん・・・。奴は処刑にすべきだ!」

すると街でまたもバドが大暴れし始めたのだ!

ゴウ・マグマ「なっ?」
メガンダー「バドが・アバレ・始めた・・・」
ギライバー「どういうことなの?」

街中の人々が逃げ惑う。
自動出動でイースリング・ジェッターも動き始め、攻撃を始めた。
だがダメージは殆ど無い。
バド「人間ども!思い知れ!
   思い知るんだ!」と叫び続ける。
その目には涙のようなものが・・・・
病院からその様子を見た隆一郎は駆け出す。
健一「あ!君!」
雅人「奥菜さん、今の傷では危険です!」
麻紀「行っちゃった・・・」

そしてイースザレーザーを構えて、バドに攻撃し始める隆一郎。
隆一郎「バド、君は悪い生物ではないはずだ!
     お願いだ。目を覚ましてくれ・・」
バド「えい、黙れ!
   俺の身にもなってみやがれ!」
隆一郎「いつまでも過去のトラウマにすがりついてどうするつもりなんだよ!
     お前は人々を襲えば気がすむのか?
     それで心が安らぐのか?
     そんな訳ない・・・。君は俺達と共に生きるべきじゃないのか?」
バド「・・・・」
そしてまた消え行くバド。
その場にやってきた雅人たち。
隆一郎「みんな。バドはきっと・・・わかってくれるはずだ。」
健一「あぁ!だから探しに行こうじゃないか。」
隆一郎・雅人・麻紀「うん!」

バイク・車を走らせる4人。
だがここへゴウ・マグマが現れ、床を爆発させる!
その衝撃でバイクから飛んで転んでしまう隆一郎と健一。
ゴウ・マグマ「ふふふ。お前等も本当に馬鹿だな!
        バドなんぞを仲間にいれて、我々を倒す救世主として使おうというのか?」
隆一郎「そうじゃない!バドを人間として迎え入れるんだ!」
ゴウ・マグマ「馬鹿げたことを言うな!
         奴も貴様もサターンズだ!人間ぶるでない。
         まあ少なくと隆一郎。貴様は人間と言ってもいいかもしれないがな・・・」
隆一郎「ん?!一体どういうことだ??」
ゴウ・マグマ「それはいえない。」と、また光線を放つ!
横へ転がって避ける二人。
車の中に居た雅人、麻紀は車の窓から顔を出して、イースザレーザーで攻撃!
だが逆に光線を食らいそうになり、車の中へ避難。
そこへ隆一郎がGソードを構えて振りかかる!
少し触れるがバドは消えていってしまった。
隆一郎「『人間と言えるかもしれない』・・・どういうことだ・・・・」

CM

そして山の崖付近で景色を眺める人間体バドの姿があった。
バドの回想が始まる・・・。

F−BAD星にて生まれたバド。
生まれつき腕は4本。
彼らは”愛”という知識を知ってはいながら持っていなかった。
そしてバドが生まれて3年。
F−BAD星内にて大戦争が巻き起こった。
人間達が生き残りをかけ、殺しあっているのだ。
そんな危険な状態から逃れるため、バドは両親にカプセルに入れられ宇宙に放り出された・・・。
大切な我が子を死なすわけにはいかない と。
親子の間で愛があった唯一のバド生物・・・。
年月は経ち、10年。
すっかり人間体としての体も勇敢になった彼は地球に降り立ち、
一緒に住んでほしい。仲間になってほしい。と呼びかけた。
だが腕が4本あるというのは、人間達にとっては不気味でとても仲間に入れられない。
そういった雰囲気であったのだ。
そこへあの健一が現れた。23年前の健一だ。
健一「腕が4本だろうと関係ない。仲間になろう!」
そう手を差し伸べたが、バドは「きっと裏切るのだろ!」と自ら断ってしまったのだ。
人間が憎い・・憎い・・・
とにかく人間が憎くなり滅ぼしたくなってしまったのだ。
そこへ来たのが、サターンズであった・・・・

・・・23年後、今に至るのだ。

バド「健一・・・・隆一郎・・・」
そしてサターンズへ戻ろうと思ったそのとき、足をくじき崖から落ちそうになってしまった!
が、ここでパシッと手を握られたのだ。
上を向くとそれは健一!!
健一「早く上がってこいよ、バド。」
バド「っう!・・・ふん、こんな高さぐらい落ちても死にはしない」
健一「そんなこと言っているようでは人間にはなれんぞ。
    ”人間だったら”死んでるんだぞ?」
バド「。。。」
無言でひっぱってもらい、助かるバド。
隆一郎らもいる。
健一「遠慮するな。お前は人間として生まれなかったとしても、
    優しい地球を愛する気持ちを持っているんだ。
    お前は俺達の仲間なんだ!仲間なんだぞ!」
するとバドの目からは涙が溢れた・・・。
「・・・あり・・・ありがとう!」
隆一郎「最初の俺のときとすごく似てるぜ。
     バド、君は今日からサターンズを卒業だ。
     地球界に住む生物は”人間”という肩書きを持つことができるんだ。
     だから君も人間だ!僕らの仲間!」
バド「あぁ!」
雅人「やったぜ!」
麻紀「やったわぁ!」
サターンズ城では怒った主要部隊がシャイニンガーを送りつけた!
全員「滅びてしまえ、裏切り者!」

山の隣に現れ暴れるシャイニンガー!
雅人「わー!!」
麻紀「キャー!」
健一「あのときの・・・・」
隆一郎「くそ!変身したいがフラッシュラッシュが無い・・・」
するとバドがフラッシュラッシュを渡したではないか。
バド「あのときの光線は俺のだ。そしてフラッシュラッシュも大事に保管していた。」
隆一郎「バド・・・ありがとう!」
感謝し、掲げてイースリングに変身!

バドが仲間となり、憎きシャイニンガーとも最終決戦!
今度は動き回る光を真剣に睨み、目の前に来たところでG・ソードを振りつける!
ブスッと縦に切られ、シャイニンガーは実体でしか動けなくなる。
今こそチャンスだと、エモーション光線に出ようとするが、上から放たれた光線で阻止される!
何事かと見上げると、ゴウ・マグマではないか!
ゴウ・マグマ「みなのもの、貴様らは邪魔でしかたがないのだ。
        だから貴様らを殺してやる!ここが貴様らの墓場だ!」
するとシャイニンガーに後ろをとらわれるイースリング。
上空にはゴウ・マグマ、ギライバー、メガンダーがそれぞれの光線を重ね合わせて、
イースリングに放とうとしている!
これを食らえば生きてかえれない確立が高い・・・・
そしてついに光線が放たれてしまった!!
全員が目をふさぎ怯える。イースリングもうつむいて諦めかけた・・・・・・

そのときであった。
たしかに光線は爆発した・・・だがイースリングは無事なのだ。
よーく目の前を見ると、バド・リューが身代わりになっているのだ!!

全員「バド・リュー!!」

バド「みんな・・・・俺は本当に嬉しかった。。。
   こうして最後を人間として飾ることができたのを。
   ありがとう!そして・・さようなら・・・」
健一「バド!!お前・・・一体?!」
雅人「そ、そんな。。。」
麻紀「せっかく仲間になったというのに・・・・」
イースリング「バド・・・」
そのままバドは消滅した。
ゴウ・マグマらの光線を受けて。

怒り狂ったイースリングはシャイニンガーを振り倒し、踏みつける!
さらに何度も何度も打撃技で苦しみ続け、最後はエモーション光線で完全撃破した。
ゴウ・マグマらは既にいなくなっていた。

終始無言で涙を浮かべる4人。
今日、やっと仲間になれたバド・リューは身代わりとなり死んだ。
だが彼の勇姿と気持ちは絶対に忘れないであろう。
そして全員は明日も、サターンズと戦い続けるのであった。

つづく

次回予告
第27話「隆一郎の真実」獄魔ヴァザー・ウォール

怒りと悲しみが湧き上がる、隆一郎の事実が明かされる!!
そんな隆一郎に戦う気力は果たして現れるのか・・・
お楽しみに。
______________________________________________________________________________________________

第27話「隆一郎の真実」獄魔ヴァザー・ウォール

健一はアメリカへ出発し、再びいつもの生活に戻ったある日。
隆一郎には気にかかったことがある。
バド・リューの死の悲しみを乗り越え、家でくつろいでいたのだが、
何のことなのか、すごく気になるのだ。
それは、ゴウ・マグマのいった「お前は人間といえるかもしれないがな」というところ。
自分が人間?
正式な人間体になれるからであろうか。
だが、そんなことでずっと悩んでいるわけにもいかない。
隆一郎はバイクで街を走り出す。

すると、とある美術館が開館されていた。
『平和美術館』なるもの。
戦争などの被害者の一覧や、どんな被害が起きたかの詳細がこれでもかというぐらい並んでいる。
隆一郎「昔にはこんなことがあったのか・・・」
そして最近の被害の欄には、2977年-サターンズ襲来と記されていた。
隆一郎「23年前のサターンズ襲来!!一体どんなことが。。。」
そこには、死者100名行方不明者35名とあった。
さらには、「生まれたての子供とその父親を誘拐!母は未だ行方を捜す」と。
隆一郎「何故、サターンズはこんなことができるんだ?!
     同じ生き物だというのに・・・・」
と、美術館にいる観客全員が騒ぎ始めた。
辺りを見ると、ギライバーが!
隆一郎「貴様、また侵略を!」
ギライバー「ふふふ・・・。
       どうやらその誘拐について興味があるようね。」
隆一郎「あぁ!一体どこへやった?」
ギライバー「う〜ん、サターンズの身の回りっつたら身の回りね」
隆一郎「早く返すんだ!」
ギライバー「一人はシャキシャキとここで生きているではないか」
隆一郎「ここにいるのか?!一体どこだ・・・・」

ギライバー「まだわからないのか?
       教えてやろう。それはお前!隆一郎自信なのさ!」
隆一郎「ぇ?!!!」
衝撃すぎて声が出ない・・・・。
隆一郎「俺が・・・誘拐された被害者?」
ギライバー「そう。
       今ここで初めて教えてやるが、お前は人間として生まれていたのだよ。
       だがお前には何か”強さ”という・・・強烈なオーラを感じた。
       だからお前を誘拐し、23年間カプセルに閉じ込めて、サターンズ生物にしたのだ。」
隆一郎「う・・・嘘だ・・・」
ギライバー「嘘じゃない。
       お前が完璧な人間体を持っているのが何よりの証拠だ。」
隆一郎「俺が人間だっただと・・・。も、もう一人の父親というのは?!」
ギライバー「お前の父親も誘拐したのさ。
       今はNo.100としてカプセルに進化を遂げている途中だがな。」
隆一郎「・・・・・」
ショックのあまり両膝をつき、力尽きてしまう隆一郎。
そこを狙い、ギライバーは光線を発射!
モロに食らい、爆発で吹き飛んでしまう。

外ではNo.039のヴァザー・ウォールが大暴れ!
青と肌色と茶色が目立つ、頭が二つあるドラゴンである!
尾も顔となっており、前後をを炎で攻撃する。
ショックでフラフラしながらフラッシュラッシュを掲げて変身するイースリング。
だが、全く力が入らず頭の体当たりや炎攻撃。
噛まれるなどの連続攻撃を食らい負けてしまったのだ・・・・

CM

人間体で傷だらけの体を引っ張り、バイクに乗る隆一郎。
ヴァザーはいまだ暴れている。
隆一郎「これで攻撃だ・・・・。」
しかし、イースリングライダーの光線もほぼ効かない。
そしてある事に気づいた。
隆一郎「ということは・・・俺には母親がいるんだ!
     しかし何処・・・」
すると雅人と麻紀がイースザレーザーを掲げて、隆一郎の元へ!
雅人「奥菜さん、大丈夫ですか!」
麻紀「さあ、遠くから狙い打ちましょう。」
隆一郎「。。。俺は・・・俺は・・・元は人間だったんだ・・・・・・」
いきなりの発言に戸惑う二人。
雅人「え?何をいってるんですか?!」
隆一郎「俺は・・生まれてすぐに父親とともに誘拐されて、
     サターンズ生物に変えられていたんだ!!父親と共に!」
雅人・麻紀「え?!・・・・・」
三人黙りあってしまう・・・。
隆一郎「俺も始めて知ったんだが・・・・ショックで仕方ない。
     サターンズが憎くてしょうがないんだ!
     親父も今同じ運命らしいんだ。母親も俺等を探しているらしい。」
麻紀「隆一郎さん。。。」
するとヴァザー・ウォールが三人を踏みつけようとしている!

と、イースリング・ライダーがレーザー・バリアを張ったのだ!
助かったと安心する三人がは走ってその場から走る。
そこへゴウ・マグマまで現れた。
隆一郎「くっ!貴様。この前のあの発言はこういうことだったのか・・・・」
ゴウ・マグマ「そうだ。何が悪い?
         貴様は元人間。だが今はサターンズ生物なのだ。
         この現実をちゃんと受け止めるんだぞ。」
隆一郎「うるせえ!」
と殴りかかろうとするが、逆に捕らえられてしまう。
直後にフラッシュ・ラッシュを掲げて変身!
巨大化してすぐにニードル・ラッガーをゴウ・マグマに投げつけるが、避けられて消え去ってしまった。

そしてヴァザー・ウォールとの最終決戦!
やはり2つある首の攻撃には苦戦するが、G・ソードを思い切り振り回し、両首を切り捨てた!
倒した!と、喜んだのもつかぬま、切れた首が勝手に動き出し、イースリングに噛み付いてきたのだ!
びっくりする雅人と麻紀だが、イースザレーザーで救出。
最後はエモーション光線で、首、体を燃やし尽くした。

戦いは終えたが、ショックでうつむく隆一郎。
後ろからその姿を見るしかない雅人と麻紀・・・・。
隆一郎(だがここでくじけたら終わりだ!まずは・・・俺の母さんを探さなければ!
     そして父さんを必ず救出してみせる)
隆一郎の新たな戦いが始まった。

つづく

次回予告
第28話「襲われた街」冴喰(サエジキ)キレリオン

自分は人間として生まれていたと知ったショックで力が出ない隆一郎。
そして、一人の女性と出会う。
彼女こそが母親なのか?!
お楽しみ。
_____________________________________________________________________________________________________________________________________________________________________________________

第28話「襲われた街」冴喰(サエジキ)キレリオン

<前回のあらすじ>
サターンズから、自分は実は人間であったと知らされる隆一郎。
また、父親は今現在サターンズにされているとも知り、絶望状態に。
そして今、母親を探す旅に出た。

バイクを走らせる隆一郎。
しかし、そう簡単に母親が見つかるわけがない。
だが警察などを頼りにするわけにはいかない。
自分が誘拐された被害者といっても信じてもらえないと思ったからだ。
とにかく自力で探そうとする。
ふと、思った。
度々、薄れ掛けている記憶に映った、自分の隣のカプセルで騒いでいた男性・・・
それこそが父親だったのか・・・と。
隆一郎「親父・・・。本当にサターンズ生物に・・・?」
すると、目の前に自分を眺める見た目40ほどの女性を発見する。
隆一郎「何のようですか?」
そう聞かれると、慌てて走り去る女性。
隆一郎「ちょっと!」と、不振に思い追いかける隆一郎。
だがその女性を見失ってしまった。
隆一郎「・・・・。そうだ。彼女の行方も捜すことはできるか?
     スパイダー・ダイヤモンド!」
するとSDは、生物を探すときと同じように誘導してくれたのだ!
バイクを走らせる隆一郎。

到着すると、そこはコンビ二1つない田舎町。
隆一郎「ここか・・・。」
そこに例の女性がいた!!
隆一郎「あなた!一体何のようですか?」
いきなり声をかけたため、女性は驚き、よろけてしまう。
隆一郎「す、すみません・・・。大丈夫ですか?」
と、手を差し出すが女性は恐る恐る自ら立ち上がる。
すると足元に赤ちゃんの写真が落ちていた。
隆一郎が拾ってあげるも、無言でパッと取り返す女。
「・・・・。」
隆一郎「一体どうしたんですか?」
女性「あなた、、が、、、私のさらわれた子供に似ているの・・・・」
隆一郎「!!!!」
女性「生まれてすぐ悪の組織にさらわれた・・・私の息子の面影があるの・・・」
隆一郎「・・・・・・・母さんなのか・・・」
女性「え?」
隆一郎「母さん・・。そのさらわれた子供。・・・この俺なんだ!」

CM

女性「本当なの・・?」
隆一郎「うん。23年前にサターンズにさらわれたのは俺なんだ。」
数秒黙り込む2人。
女性「隆一郎・・・」
隆一郎「ん?何故僕の仮名を?」
女性「仮名なんかじゃないわ!貴方の名前は隆一郎て決めていたのよ。」
隆一郎「!!(なるほど、だから初めて地球に来たときにこの名前がパッとうかんだのか)そうなのか。」
だんだん信じあう二人。
隆一郎「それと父さんも・・・」
母親「えぇ、まだ帰ってきてないわ。ねぇ一体なにがあったの?」
隆一郎「うん。俺は・・・サターンズ生物に改造されちまったんだ」
母親「!!でも体は普通じゃない。。」
隆一郎「いや、人間であって人間じゃないんだ。」
と、ここで小さいブーメランのようなトゲトゲの物体が飛んできた!
グレーティングソードでサッと切り捨てる隆一郎。

母親「ぃ、いまのは・・・」
隆一郎「サターンズだ。僕は奴等を滅ぼすために戦っているんだ。
     毎日のように追われながら。」
母親「そうなの・・・。23年前もココを主に襲われていたの。あなたの私の故郷なのよ。」
隆一郎「ここが。。。故郷・・・。」

と、ギライバーが目の前に!
隆一郎「貴様!ギライバー!」
ギライバー「母親との再会はどうだったかしら?
       ふふ、でもそんな物語も今抹殺してやるわ!」
隆一郎「そうはさせるか!」
だが、母親はギライバーの光線に包まれて閉じ込められてしまった!
隆一郎「母さんー!」
しかもそこには雅人と麻紀も・・・・。
隆一郎「てめえ、許さん!」
そしてフラッシュラッシュを掲げてウルトラマンイースリングに変身!

母親「これが・・・隆一郎の姿。。」
雅人「あなたが奥菜さんのお母さん?」
母親「えぇ、、」
麻紀「そうなの。。。」
そしてこの三人はギライバーによるつれさられてしまった!

イースリングは飛んで追いかけるが、目の前に冴喰キレリオンが現れてしまう!
戦わなければ、追いかけることもできない。
だが時間がない。
と、エモーション光線を早速放つが、ダメージがまるでない。
さらには冴喰ミニオンを大量に飛ばされ苦戦!
近づいても大きな刃が襲い掛かり、なかなか手が出せないのだ。
だが負けてはいられない!
腕をXソードにし、ミニオンをボールのように打って跳ね返し、キレリオンに連打!
さらには頭の巨大刃もXソードで切り落とす!
次第に数箇所が爆発して故障してゆくキレリオン。
最後はエモーション光線を全体に打ち放ち、見事撃破した。

・・・母親、雅人、麻紀はギライバーにより捕まっている。
救出するべく、早速スパイダー・ダイヤモンドを頼りに、隆一郎はバイクを走らせた!

つづく

次回予告
第29話「涙のない別れ」生脳ブレイル、ギライバー

人には様々な別れがある。
だが、涙が流れない別れはあるのだろうか・・・・
お楽しみに。
_________________________________________________________________________________________________________

第29話「涙の無い別れ」生脳ブレイル、ギライバー

<前回のあらすじ>
ついに母親と出会った隆一郎がであったが、
雅人・麻紀と共にギライバーに連れ去られてしまった!

イースリング・ライダーで追いかける隆一郎。
だが走行中に前方に居るギライバーが光線を放ってきたりとなかなか近づけない。
しかし、イースリング・ライダーにも光線機能はある!
頭のトゲからギライバーに向けて光線を発射する!
このままいけば追いつく!そう思ったが、いつのまにか消えていた・・・
辺りを見渡し、行方を追う・・・
スパイダー・ダイヤモンドも反応せず。

サターンズ城。
ヘル・デス「邪魔な部外者はもうこりごりだ。
       消し去ってしまうのだ!」
ゴウ・マグマ「ただ殺すだけではつまらない。
         だから別の方法で二度とあいつらが援護しないようにしましょう」
メガンダー「ど・う・やって?」
ゴウ・マグマ「ふふふ」

隆一郎がバイクで走行していると、麻紀のアクセサリーを発見する。
それを拾い上げ、様々なことがよぎった。
「俺のこのスパイダーダイヤモンドは麻紀ちゃんからもらったアクセサリー。
 このバイクは雅人からもらったバイク。
 全てはみんなのおかげなんだ・・・。
 だけど・・・俺は皆を完璧に守りきることができなかった。
 博士・・・バド・リュウー・・・そして今捕まっている雅人、麻紀ちゃん、母さん!!
 もうこれ以上。。。」

その頃、雅人と麻紀、隆一郎の母親は、人気のない倉庫にて謎のカプセルに閉じ込められていた!
カプセルに入れられた三人は必死に出ようとするが全く空く気配がない。
雅人「おい!出せよー!どこだよここ!」
麻紀「出してよ!なによ、一体!」
母親「ちょっと・・」
すると向こう側からギライバーが現れた!
ギライバー「ふふ、目を覚ましたようね。
        あんたらはこれからサターンズの侵略に協力してもらう。」
雅人「なんだとてめぇ!」
麻紀「嫌だわそんなこと!」
母親「早くここから出してよ!」
ギライバー「そうはさせるものか!
        それよりもそろそろ奴が来るはずだ。それまで待っているんだな。」

CM

すると倉庫の中に隆一郎が飛び込んできた!

雅人「奥菜さん!」
麻紀「隆一郎さん!」
母親「隆一郎ー!!」
隆一郎「みんな!今助けるからな!
     おい、ギライバー、ふざけて真似しやがって。ゆるさねー!」
そしてギライバーと格闘戦に挑む隆一郎。
だが最初は光線を避けるのに精一杯であり、波動派でふっ飛ばされ、
積み重なったダンボールの山に衝突し崩れ落ちてしまう。
さらにダンボールに光線を打たれ火が燃え移り、隆一郎も危うく燃えてしまうとこだったが、
イースザレーザーでギライバーを攻撃しダメージを与える!
さらにグレーティングソードでさらに攻撃を開始する!
だがこれは避けられてしまう。
ここで、隙ができたため、雅人らを救出しようとカプセルに近づく隆一郎だが、
背中にギライバーの赤いレーザーを食らってしまい、ぶっ倒れ、ダメージのあまり立てなくなってしまう。

ギライバー「ふふ所詮そんなものか。では作戦開始だ!」
すると雅人らの入ったカプセルがいきなり光りだした!
雅人「うわー!」
麻紀「キャー!」
母親「助けてー!」
隆一郎「みんなー!」
すると、外にて巨大な生物が現れた!!
ギライバー「さぁ、暴れるんだ!生脳ブレイル!」
隆一郎「くっ!こんなときに限ってサターンズ生物め!」
直後にギライバーがさらに光線を発して大爆発が起きた!
だがその炎の中で隆一郎は変身しており、イースリングとなりブレイルに飛び掛る!
殴って殴って蹴って蹴って投げ飛ばす!
すると後ろから巨大化したギライバーが体当たりしてきた!
挟み撃ちで攻撃されるイースリング。
だが起死回生とばかりにギライバーにエモーション光線を放つ!
見事直撃するが、すぐさまギライバーはきえさってしまった。
そして空からギライバーの声が・・・・
「ふふふ、イースリングよ。重要なことを言い忘れていた。
このブレイルはあの三人どもの脳と連帯しているのだ。
 もしもだ。このブレイルを倒した場合・・・あの三人からお前の記憶は抹消されてしまうのだ!」

この声は雅人らにも届いた・・・。
雅人「う、うそだろ・・・」
麻紀「私達が隆一郎さんを忘れるですって?!」
母親「そんなわけないじゃない!忘れるわけ・・・・」
イースリング(みんなが僕のことを忘れる。。。。)
一定時間戸惑い、悩むイースリング。
その間にブレイルの尖った手や目からの光線が襲う!
ダメージが大きく、このままでは負けてしまう!
そしてイースリングは走馬灯のようにいままでの思い出がよぎった。

最初は侵略者として地球に来た隆一郎。
初めてであったのは雅人だ。
崖から落ちそうになったとこを助けてくれたり、バイクをくれたり、
カッターンにやられそうになったときにバイクの明かりを利用して助けてくれたり。
元気いっぱいで共に戦ってくれ・・・

そして麻紀。
優しく、美しい瞳をし、人間ではないというのに様々なことを教えてくれた。
キレイなアクセサリーもくれて、巨大化しても自我を取り戻し、一緒にいつもいてくれた。
危険な目に合っても女性ということを感じさせないぐらい頑張ってくれた。

最後に母さん。
やっと会えた自分の母親・・・・。
こんなに早く危険な目にあわせてしまうなんて。

初めから俺はみんなに会うべきじゃなかったのかもしれない。
危険な目にあわせてばかりで。
みんなごめんよ。
でも、これできっと君達は危険な目に合わなくてすむはず。
これで本当にさよならだ。

そんな声が雅人らの脳裏によぎる。
雅人「やだよ!!そんなの・・・ねぇ隆一郎さん!!」
麻紀「お別れなんてしたくない!これからも一緒に居ましょう!!ね!」
母親「そんなこと言っちゃだめ!せっかく・・・せっかく会えたんだから・・・」
涙する三人。
だが、イースリングは決心した。
こちらへ走りよってくるブレイルに向けて、ニードルラッガーを投げつける!
見事、腹ど真ん中の脳みそ部分に突き刺さり、そこへエモーション光線を放って撃破した・・・・。

雅人・麻紀・母親「あっ!!」
イースリング「さようなら。みんな。」

雅人・麻紀・隆一郎の母親は、ブレイル撃破により自然にカプセルから脱出していた。
雅人「俺ここでなにしてるんだろう。」
麻紀「私も・・・・」
母親「ここはどこかしら?」
サターンズそして隆一郎の記憶が無くなった三人はいつもどうりの生活を送るのであった。
そして最後に隆一郎とすれ違うが・・・・お互いは黙ったまま。
隆一郎も二度と振り返らず、ただただ黙り、心の中で(「さようなら・・・」)と最後のお別れを告げて、
イースリング・ライダーに乗り、地球の平和のために明日も戦い続けるのであった。
その目には何も知らずに悲しい顔ひとつしない雅人・麻紀・母親とは対照的に、
チラッと涙がこぼれていた。

つづく

第30話「泣くな隆一郎。平和への再スタート!」山姥オニドリル、剣士スカルダー、ギライバー、光

雅人、麻紀、母親とお別れとなった隆一郎。
そこへ、ついに父親のサターンズに変貌した姿が!
さらに強敵が・・・と、そこにひとつの光が!
お楽しみに。
___________________________________________________________________________

第30話「新たな激闘と戦士」山姥オニドリル、剣士スカルダー、ギライバー、光

独り立ちした隆一郎。
その、この前の事件から一日。
地球上にオニドリルが出現したのだ!
イースリングジェッターを出動させつつ、隆一郎はイースリングに変身して立ち向かう。
だが、オニドリルのトゲトゲした金棒を振り回され苦戦してしまう。
さらにオニドリルは目から光線を発射することもでき、その光線を受けた草やビルは燃えてしまう!
怒ったイースリングは、ガッツレーザーを放つも防がれてしまい、
Xレーザーで対抗しても殴られ続けてついに倒れてしまう・・・。
ジェッターも光線で墜落!
そのままオニドリルは退散していった・・・。
隆一郎の姿に戻り、傷ついた体をひきずって歩くが、なかなか立ち上がれない。

そんな様子を見ていたサターンズは大いに笑っている。
ゴウ・マグマ「ふふふ、この無様な姿を見て、どう思う?」
と、カプセルの中の剣士型生物に語りかける。
ギライバー「ついに、No.100が完成するわね。」
メガンダー「これで我々の勝利!勝利!」
そう。隆一郎の父親であるNo.100がサターンズ生物として誕生する直前であった。
ゴウ・マグマ「どうだ!これはお前が倒すべき存在なのだ。
         ぜひとも頼んだぞ。ふふふ。」(ま、これはお前の息子なんだがな)

隆一郎は川原で倒れており、パワフル・ドライバー状態となっていた。
そんな中、真っ暗な頭の中にサターンズの姿が映った。
ゴウ・マグマ「ふふ、雑魚めが!お前はもう少しで終わるのだ」
ギライバー「そうよ。そして世界はサターンズが破滅してやるわ」
メガンダー「絶対に・勝って・やる」
ヘル・デス「せいぜい頑張るがよい。イースリングよ!」
そんな呼び声で怒って「そうはさせるかー!」と叫んで立ち上がる隆一郎。
「あ・・・目覚めたのか。
 ・・・・くそ!サターンズめ!絶対にお前等の思いどうりにはさせるか!」
といきなり背中に強烈な波動を受け、飛ばされて川に突っ込んでしまう。
立ち上がって後ろを振り返ると、ギライバーが!
隆一郎「貴様!」
ギライバー「お前にいい知らせがある!」
隆一郎「何っ?!」
ギライバー「聞いて驚くな。お前の父親のサターンズ生物としての姿が完成したのだ!」
隆一郎「父さんの?!・・・」
ギライバー「さて、強さはどれくらいだろうかね?
        まだ1VS1では戦わせないが、楽しみにしているがいい」
そんなギライバーに、グレーティングソードを投げつける隆一郎。
その先端が見事ギライバーの脳天に突き刺さり大ダメージを与えた!
そのまま消え行くギライバー。
Gソードが地面にカタンと落ちる。
それを拾い上げて空を眺める隆一郎。
「父さんが・・・サターンズ。。」

CM

うつむいて、「俺は戦うべきなのか・・」と苦悩する隆一郎。

サターンズ城。
ダメージにより「うっ・・うぅ!!」と苦しむギライバー。
ゴウ・マグマ「大丈夫か?!ギライバー!!」
メガンダー「危・な・い!」
ギライバー「くそぉ・・・イースリングめ!」
 ヘル・デス「そんなに憎いのなら、次はもうお前が行くのだ!」
3体「なっ?!」
ヘル・デス「次はお前がイースリングと戦えばいいだけのことだ」
ゴウ・マグマ「し、しかしヘルデス様・・・」
ギライバー「そんな・・・」
ヘル・デス「なんだ?怖いのか?」
ギライバー「そんなわけありません!ただ。。」
ヘル・デス「はむかうでない。とにかく、オニドリルとNo.100・・・剣士スカルダーを連れて
        奴を倒すのだ!」
ギライバー「・・・はぁ!」(こうなったら何をしてでもあいつを殺してやる!)

そしてメガンダーによりカプセルNo.100が解放され、中から青い金属の鎧をつけ、
剣と盾を手にした隆一郎の父親のスカルダーが現れた。
自我を無くし、人間であったことも覚えておらず、イースリング=隆一郎が抹殺すべき敵とプログラムされているのだ・・。

隆一郎がフラッシュラッシュを見つめている。
自分は人間ではない・・・そしたら戦わなくてはいけないのか?
そう悩んでいる。
すると、オニドリル・ギライバー・そしてスカルダーが一挙に巨大な姿で現れた!!
逃げ惑う人々。
隆一郎「あ、さっきの!そしてギライバー!・・・、もう一体のあれは・・もしや父さん?!」
ギライバー「そうだ。隆一郎、スカルダーこそがお前の親父だ!
        だがその頃の記憶も自我も一切無い。お前を殺すのみの存在なのだ!」
そしてビルが破壊されてゆく。。
隆一郎「・・・・行くしかない!」
フラッシュラッシュで変身し、ウルトラマンイースリングへ!

巨大化してジャンプした際に、いきなりオニドリルにとび蹴りをかます!
さらにギライバーにも回し蹴りを連発!
だがそこにスカルダーが剣を突き出してくる!
バク転でギリギリ避けたが、父親だと思うと攻撃できないイースリング。
何振り構わず剣で襲ってくるスカルダー。
それを避け続けていると、ギライバーから波動を食らい、そのままビルにぶっ倒れてしまうイースリング。
そこを狙って金棒で殴ってくるオニドリル。
とにかくピンチで手足が出ない。

ギライバー「ハハハ、苦しめ!そして死ぬのだイースリング!
        正義や平和といった嘘っぱちはいらないのさ!ハハハ」
そしてオニドリルに後ろから捕まり、ギライバーの波動で身動きを奪われ、
そこを狙って剣を構えるスカルダー・・・。
イースリング「やめてくれ!父さん!父さーん!!」
もうだめだと思ったそのとき、突如その中央に光が現れ、全員を惑わせる。
ギライバー「う!なんだこれは・・・」
さらにイースリングはその光で手を離してしまったオニドリルから逃れてギリギリで剣を避け、
スカルダーは過ってオニドリルに突き刺してしまった!
直後にオニドリルは爆死した・・・。

その光は・・・イースリングを包む。
「あなたは・・・?」
光「私は・・・ウルトラの戦士。」
「ウルトラの・・戦士?」
光「そうだ。遠い星からやってきた。」
「僕の味方なのか?」
光「私も昔、地球を守っていたことがあるのだ」
「なんだって・・・?!」
光「今は君一人で守っているようで感動している。
   そして君は苦しい経験や悲しみが連続している・・。
   自分は人間であったがこの姿にされたや、
   友や母親とはお別れとなり、父親までも生物と。
   だがいいか?
   どんなにつらくともこれは君の運命だと思うのだ。
   こうならざぬえなかったと。
   ならば今君にできることは、愛する地球を守ることだ!
   さぁ、今日だけ君に力を貸す。
   共に戦おう!」
「・・・・・はい!!」
長く悩んだがうなづくイースリング。

そして光からは莫大な光線が発せられ、スカルダーを襲うがスカルダーは盾で防御する。
だが威力が強かったのか吹っ飛ばされてしまい、そのままスカルダーは逃げ去ってしまう。
最後に残ったのはギライバー!
イースリングは波動を力づくで跳ね返し、とび蹴りやパンチをかます!
さらにグレーティングソードで再び後ろの怪物の顔を切りつけ破壊!
「うわああああああああああ」と苦しんでうづくまるギライバー。
イースリング「いいか。人々は共に幸せに暮らすべきなんだ!
         お前等の勝手でそんな未来を崩されてたまるか。
         最後だ!ギライバー!」
ギライバー「うわっまってくれー!」

そんなギライバーにイースリングはエモーション光線を。
光はスカルダーに放ったのと同じ光線を、それぞれ同時に放ち、ギライバーに炸裂させた。
「くっ・・・覚えておれ・・・サターンズは必ず全宇宙を征服してやる!」
そう最後に言い残し、大爆発と共にギライバーは消滅した・・・・。

イースリング「・・・・・・倒した。・・ありがとう、ウルトラの戦士さん!」
振り返るが、既に光はいなかった。

隆一郎の姿に戻りバイクを飛ばす隆一郎。
(父さん。本当にあなたは自我を無くしたのか。。
 そんなはずはない!きっと・・きっと・・・)

ウルトラの戦士という光に出会い、一筋の希望を新たに見つけた隆一郎。
明日も明後日もその戦いは続く!

つづく

次回予告
第31話「一挙襲来!超大量サターンズ!」未成サブサタン(No.043-No.097)

この手しかないと、サターンズは未完成である生物達を一挙に放出した。
全55体の敵は果たして倒せるのか・・・。