第1話「2つの奇跡」 火炎怪獣ファルコ登場
地球に飛来したウルトラマンミラクルと、
RED隊員の宮野奇跡の二人は奇跡的に出会う。
そしてジャーク星人が送りだした最初の怪獣、
火炎怪獣ファルコと戦う。
地球上では3分を越えると姿が分離し、二度と変身できなくなる。
火炎に苦戦するも、スパイラル光線で撃破。
そして変身に使用する、ミラクルパズルを受け取り、
(ベルトの両脇にあり、二つを繋げて変身)
地球の平和のために戦う事を決心する
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第2話「大停電!汚名返上の電線作戦だ!」 電気怪獣フラッシュパーク登場
ある日、大停電が起きた。
どんなものも消え、街は真っ暗に。
電線を使わないため、停電の心配がないREDは、
警察の仕事だと、この災害を見過ごす。
するといきなり、電気怪獣フラシュパークが出現!
すぐさまREDは出動するが、倒せぬまま負けてしまい撤退。
翌日この事件を予想できずに見過ごしたREDは民間から
たくさんの苦情や批判を受ける。
汚名返上とばかりに作戦を立てる。
偽の電線を作り、再び現れたフラシュパークをおびきよせ、
その電線で体を巻き付け捕獲するという作戦だ。
しかし完成前に怪獣出現!
宮野はここで変身!
大量の電気にバテバテのウルトラマンだが、
3分前ギリギリで偽電線が完成!
まんまと巻き付かれ身動きを封じられたフラシュパークは、
ウルトラカッターで切り落とされ、倒された。
そして街に明りが戻った!
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第3話「ゲームから生まれたロボット」 二次元ロボ バッチラー、ノリウ星人登場

ある日、誕生日を迎える一人の少年が、ゲーム会社に務める
父親に「世界にひとつしかない、僕だけのゲームを作って!」と、お願いする。
優し父親はロボットを育てるミニゲーム機を3ヶ月かけて作ってあげた。
少年は喜んで、強く頑丈なロボットを育てあげる。
しかし、ジャーク星人が送り込んだノリウ星人がそれに目をつけロボットに
乗り移ってしまった。
翌日の朝に巨大ロボットとなり地球の破壊を始める。
子供はREDに事態を伝える。
そして宮野はウルトラマンに変身。立ち向かうが頑丈な体には歯が立たない。
その時少年はそのゲーム機本体の眠るボタンを入力する。
すると、実際にロボットは眠りについた!
ノリウは急いでロボットから出てきて直接ウルトラマンに立ち向かうが、
スパイラル光線に破れた。そしてウルトラマンによりロボットはゲーム機の中に戻った。
後にこのゲームは大量生産され、バッチラーという名で社会現象となるほど
流行り、RED内でもブレイクとなった。
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第4話「俺ごと食え!」 食欲怪獣ゴックンダ 食欲昆虫登場

いきなり高度な食欲に目覚め、自分の星の食事と生き物を、
食い付くしてしまった一匹の怪獣。食べるものを失った為、地球にやってきた。
森や海を飲食し、地球を食べ尽くすつもりである。
REDは爆弾を食べさせようとするが、怪獣にバレてしまい、基地に爆弾を投げられそうになる。
井上隊長はなんとか戦闘機で奪い返すが爆発寸前!
隊長は自ら爆弾ごと食べられる事を決意する。
焦る隊員達。と、宮野奇跡はウルトラマンに変身する。
隊長を救出し、爆弾を空の彼方へ投げる。
この怪獣の食欲の原因は何か変な物を食べたせいだと感じたウルトラマンは、
ミクロ化して怪獣の体内へ。そこには変な虫が!
その食欲昆虫をスパークビームで溶かし、怪獣を別の星に帰してあげた。
この怪獣はジャーク星人とは無関係。
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第5話「目の前に映る慌景」 幻覚怪獣マジャーネン登場

挽地隊員と水島隊員はパトロール中に、怪しげな影を見つける。
車から降り、その影を追うが全く見つからず。
仕方なく再び車に乗るとフロントガラスの目の前に謎の女性が!
その女性が突然手を広げ強烈な光が目に入りこんだ!
苦しむ挽地隊員と水島隊員が目を開けると、目の前には木が全て枯れ、
川が全て消え、たくさんの骸骨が転がる慌景が!
ビックリする二人は通信機で本部と連絡しようとするが、通信機が骸骨になっていた!
これにもビックリした二人は立ち止まってしまう。
本部は帰りが遅い二人を心配し、宮野と橋本がパトロール先に向かう。
そこで挽地隊員と水島隊員を見つけるが、かなり脅えている。
そして挽地「化け物〜!撃つぞ!」と、レーザーガンを向けてきた!
宮野は「俺だよ!宮野と橋本さんだよ!どうしちまったんだよ!」と聞くと、
挽地はガンをおろし、「見ろよ!急に森がめちゃくちゃに!」と、
ことの一部始終を伝えるが、宮野と橋本から見たら何もおかしな点がない。
どうやらあの光を浴びたため、挽地と水島から見た全ての光景が荒れてしまったようだ・・・

たいへんな事態に宮野も何もできず。
すると先ほどの謎の女が現れた!
宮野「あんたの目的を教えろ!」
女「我はジャーク星人が派遣した怪獣だ。
優雅に過ごす人間に地獄をみせるために、この作戦をたてた。
そして貴様もな!」
と、宮野と橋本まで目をやられてしまい、そして女は怪獣へと化けた。
隊員はレーザーガンで撃ち倒そうとするが、レーザーが火の付いた枝に見えてしまい、
とても撃ちづらい。本部は怪獣に気づき、レッドボーグで出動。
ジャマーネンに集中攻撃するが、目から発する赤い光線で二機全滅!
そこで隊員は全員地上で作戦をたてる。
隊長は目をやられた四人から話を聞き、援護をする。
「それは枝だ!枝だと思って持て!」と、レーザーガンを渡すと、不思議な事に
今度は逆にレーザーガンに見えるではないか!
これによりやっと攻撃ができる。
そして隊員が分担したところで宮野は変身!
しかし目自体はまだ直っておらず、怪獣の姿が見えず、攻撃を食らってしまう。
しかし隊長の作戦のように、怪獣だと思うから幻覚で見えないので合って、
何もないと考えて目の前を見ると、やはり怪獣がハッキリと見えた!
これで赤い光線を避け、発した光も吸収し逆にジャマーネンにはねかえす!
そこで立ち止まったジャマーネンにスパイラル光線を放ち、見事撃破。
そして全員の目が元に戻り、再び平和が戻った。
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第6話「世界の時計が狂った時」 時計怪獣ノッパー登場

ある夫婦がお店に売っていた、フリコの古時計を懐かしいとばかりに、
購入し、そのまま車で持ち帰った。
家に置き、揺れるフリコの音を聞きながら夕飯の一時を過ごす。
翌日、フリコの先っちょの丸い部分が不気味に赤く光る。。
その時、大きな公園の真ん中に設置された大時計の針がクルクルと、異常に回転し始めた。
さらには人々の腕時計や、街中の目覚まし時計、電波時計すら狂い、今が何時なのか、
完全に誰もわからなくなってしまった。
これにより、学生や会社員の遅刻が多発しただけでなく、時差ぼけにより、人々は頭痛を起こしたり、
強烈な睡魔に襲われたり、電車も完全に止まってしまった。
この大混乱にREDはレッドソウル(地上車)で早速パトロール。
橋本隊員は事態をいろいろ聞くも、「知らないよ!それより今何時さ?!
彼女とデートの約束があるんだ!」や「学校に遅れちゃう!いや、もしかしたら間に合うかも?!
うわー時間がわからないよー」と混乱はとまらない。

そんな中、古時計は刻々と赤く光、やっと起きた夫婦が異変に気づく。
外に出てみると、たくさんの人が走り回っている。
「なんだ?!どうしたんだ!」と聞くと、「時間を教えてくれえ!」と100人ほどから同時に問われる。
早速、古時計を確認すると、なんと古時計だけは普通に動いており、「今は朝の9時20分だよ」
と、言うと、全員がほっとし元の風景へと戻った・・・(その直後電車も動き、街の時計も直った。)
しかしまだ古時計は赤く光、ついにどんどんでっかくなり、巨大怪獣へと変貌してしまった!
これは間違いなく、ジャーク星人が送り出した宇宙人がのり移ったのであろう。

早速REDはレッドボーグで総攻撃を開始する。
しかし正面から攻撃しても大きく動くフリコにより跳ね返されてしまう。
さらにはフリコから赤い光線を発する。
そしてノッパーは再び同じように世界中の時計を狂わせ、攻撃中の小野隊員や水島隊員まで
時差ぼけで寝てしまい、その間に攻撃を食らってしまう!
小野隊員と同席していた宮野はその場で変身!

早速、エメラルドショット光線を出すも動くフリコで防がれてしまう。
試しにスパイラル光線を出すもやはり無理であった。
体当たりで正面から行くも、フリコで押し倒されてしまう。
また時計の円盤部分からは強烈な矢を吹き飛ばす!!
間一髪で避けたウルトラマンは、そのまま走って立ち向かうも、
走っている最中に赤い光線を発射され、真ん中に命中してしまう。
すると倒れこんでしまい、さらには矢をカラータイマーに投げられてしまい、故障!
自分が後何分持つのかがわからなくなってしまい、気が動転してしまう。
なかなか反撃できず、ただノッパーの蹴りや体当たりを食らうだけになってしまう!
そんな大ピンチの時、あの夫婦がウルトラマンに伝えた。
「ウルトラマン!!集中して。あの怪獣の時計だけはちゃんと動いてるの。
あなたが現れたのは9時55分!今は9時57分20秒よ!あと40秒よ。ウルトラマンがんばってー!」
この言葉にウルトラマンは目を覚ました。
そして大ジャンプでノッパーの後ろに回りこみ、そのまま抱えて立ったまま自分ごと、
時計とは逆の方向に大回転!
そのまま立ち止まり、ノッパーを大空に投げると、勢いあまってクルクルと高速で回転したまま飛んでゆき、
そのまま故障していき大爆発!
これでやっと世界に時間が戻った。
やっぱり時間は大切なのだ!
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第7話「空から降る蜘蛛の糸」合成怪獣スパイシャー登場。

とある日、大量の蜘蛛が市民プールに発生した。
遊泳していた子供や大人たちはビックリして大騒ぎ。
すると蜘蛛はプール会場の中でも最も大きなシャワーに小さい隙間から入っていった。
謎の事態にその日は市民全員を帰らせ、一人残ったその日の管理人の雨宮庄司氏は、
プールの清掃を始める。
そんなとき、バレないように黒い謎の男が侵入し、その問題のシャワーに乗り移ってしまった。
そして、何も知らない管理人は、その大きなシャワーの蛇口を恐る恐るひねると、
水ではなく蜘蛛の糸が噴出!そのまま蜘蛛の糸にまきつかれて、雨宮氏は失神してしまう。
この事態に警察だけでなく、REDも出動する。
なかなか硬い糸であり、レーザー光線でやっと切り落とす。
しかしその男性は死んでいた!
まさしく怪獣の仕業だと思ったRED達だが、まさかシャワーが原因だとはわからず、
その日の調査はそのまま終了した。
その夜、そのシャワーは着々と赤く光ってゆき・・・

赤く光っていたシャワーは、繋がれていた壁と離れそのまま大空へ浮いてゆく。
すると見る見るうちに大きくなり、ドラゴンのような怪獣が生まれた!
シャワーの形をしており、さきほどのように大空から蜘蛛の糸を撒き散らす!
サラリーマン、親子、出前業者達全員が蜘蛛の糸に巻かれてしまう。
朝は太陽光吸収のために空に浮かんでいるRED基地だが、夜はもちろん地上。
そのため、基地全体も糸で巻かれてしまう。
挽地隊員、橋本隊員だけがレッドボーグで出動するが、やはり糸で巻かれてしまい、
長い糸をつたって、振り回されてしまう。
また細い怪獣のため攻撃も当てづらい。
宮野と水島隊員と小野隊員は、地上で被害者を助け出す。
しかし今回の事件での死者は、過去最大の7人を出してしまった。
これに起こったREDは、一人一機の合計5機出動となる。
まずは挽地隊員と橋本隊員を救出!
そしてブレックレーザーやSロケットで集中攻撃!
好調な攻撃が続くが、橋本隊員が完全に捕まってしまい、下手に攻撃ができない状態に!
このピンチに、宮野はボーグ内で変身。
少しづつ近づき、糸を吐いてきたところを、前に回りこんで避け、橋本隊員を救出!
そのまま一対一で戦う。
しかし蜘蛛の糸を避けつづけるため、なかなか攻撃に出れず。
また、細い体で体当たりをしてくる。
さらには体に直接巻きついてきて、身動きをなくされる。
しかしここは橋本隊員が慎重に狙いを定め、スパイシャーの体にレーザーを発射!
命中し、ウルトラマンから離れたスパイシャーに向かって、ウルトラマンは自ら出した
光から剣を創り、スパイシャーに投げつける。
見事、ミラクルブレイドはスパイシャーを真っ二つに切り落とし、危機を救った。

数日後、亡くなった被害者の墓参りをするRED.
水島「はぁ・・。俺たち人を助けられないなんて。」
宮地「・・・。悲しんでても駄目です。それじゃみんな喜びません。
これからもREDとして、そしてウルトラマンと共に世界を救いましょう!それが僕たちの役目です。
ウルトラマンもそう思っているはずです。いや、そうに違いない。」
水島「まるでお前がウルトラマンみたいだぜ。・・そうだよな。亡くなった人も、恐れるみんなも、
うるちラマンだって、そう思っているよな。よし、俺たちの手で地球を救おうぜ!」
RED全員「おぉー!」
と、地球の平和を必ず守ることを決意した。
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第8話「びっくり!衛くんが100点取った!」万能-生物組換-円盤TSO(ティーソー)登場

ある勉強嫌いの小学6年生、衛くんは、テスト前日だというのにもかかわらず、
全く勉強をせずゲームばかりしていた。
両親は「こら!明日テストがあるというのに、何をしてるんだ!
いいな?万が一また80点を超えなければ、家を出てってもらう。いいな?」
と、叱るものの衛くんは全くやる気なし。
しかしながら少し不安げな顔つきであった。

そしてテストの日が来てしまった。
だが、衛くんは「ふん、別にこんな家いたくないもん」と開き直って登校する。
歩いて4分、人気の少ない緑が目立つ池の近くを歩いていると、
なんと空中に円盤が現れたではないか。
衛くんは「わぁ!宇宙人だー!!早くREDに報告しなくちゃ」と焦るが、
円盤が発した光につられて、吸い込まれてしまった。

・・・気づくと、そこは学校の校門前。
そして朝のチャイムが鳴り出した。
「・・・幻想でも見たのかな?」と戸惑うも、チャイムの音に気づき、
走って衛くんは教室に向かう。
しかしもう出席確認が始まっており、いじめっ子三人組からは、
「テストが怖いのかよ、まもるー。ハハハ、どうせまた10点だろうな」や、
先生からは「衛くん、テストが嫌だからって気をゆるめないように!
そしてそのベルトも緩めないでくれたまえ。」と言われた衛は、
自分のジーパンを見ると、ベルトとチャックが緩んでおり、
パンツが丸見えであった。(クラスメイトはみんな爆笑)

恥ずかしさと怒りがたまる衛だが、「どうせテストなんて無理だし」と、
テスト時間中やはり寝てしまった。
しかし、始まってまだ5分しかたっていないのに「なんだか眠くないぞ?」と、
眠気が吹き飛んで、起きるハメになってしまった。
「しょうがねーや。わかるとこだけヤルか。」と、軽い気持ちでやり始めると、
覚えてもいない数式をあっという間に解いてしまった。
そして終了のチャイムが鳴ると同時に、全ての問題が解けたのだ!

自分でも驚きを隠せない衛は、呆然とし何も喋らぬまま下校。
何もしらないいじめっ子のタケシ、ツトム、シロウの3人は、
何も喋らない衛を見て、「どうせまた何も書けなかったんだろうな」
「親に怒られるのが怖くて呆然としてるんだよ」「ハハハ!」と、
更に更に馬鹿にする。

帰宅した衛に、親は「どうだった?ちゃんとできた?」と問うも、
衛はやはりまだ驚いており何も言い返せなかった。
そして去り際に母親は「もう、80点以上じゃなきゃ本当に追い出すからね」
と、衛に言った。

その翌日、朝の時間にまたもや衛は遅刻。
またもクラスメイトから馬鹿にされるが、黙って席につく。
するとなんといきなりテスト返し!
クラスはざわざわしはじめ、
「私、すごくやばいよ・・・」「俺絶対90点だ!また1位だぜ」「まあ50くらいかな〜?」
など、様々な意見が飛び交う中、着々と順番に返される。
そしてあのいじめっ子3人は3人とも同じ60点であった。
衛を馬鹿にするかのように見せびらかす。
そして、先生の口から・・・「えぇ〜・・・先生もビックリして、その時は目が飛び出たかと
思ったのだが、なんと今回のテストで100点がいる。」と発表。
みんなはクラス一のイケメンの白馬正(ハクバ-タダシ)だと思い、本人も、
「もちろん僕だね」とその気である。
しかし、先生が発表したその人物は、「・・・な・・なんと・・・衛!お前だ!」
これには、本人そしてクラス中が大騒ぎ!
休み時間となり、6年生全員が大騒ぎ。
みんな、「お前カンニングしたんだろ?」「うわーセコイ!」と疑われるが、
衛はある事を思い出し、それを報告した。
「違うんだよ!俺、円盤に乗ったんだ。連れ去られたんだ!
そして気がついたら校門の前でー・・・。それでテストがスラスラ書けたんだよ!」
と、言うと一瞬静まりかえるも学年全員が爆笑。
さらに嘘つき呼ばわりされてしまう。

そして体育の時間、運動も全然駄目な衛なのだがなんと跳び箱6段を軽々クリア。
さらにはバスケでは物凄い距離からのシュート!
これにもみんなは驚き、あげくのはてには「こいつ宇宙人が化けた偽衛だー!」などと大騒ぎ。
悲しくなった衛は、学校を飛び出して走り去ってしまう。
するとREDの挽地隊員と宮野とバッタリ遭遇する。

以前から何回か面会があったため、REDは衛とは親しい。
挽地「いやー。衛くん。昨日テストがあったみたいだけどどうだった?
っというより、今日は学校は?」と問うと、衛は急に泣き出し、宮野に抱きついた。
宮野は、「い、いったいどうしたんだい?いきなり泣き出しちゃって。
衛くん、正直に言ってごらん。お兄さんためになるから。」
と励ますと、衛はこれまでの事を全て語った。
REDは一切疑わず、本部に円盤調査の要求を出し、本部からは小野隊員と橋本隊員が
ただちにレッドボーグで調査開始。

宮野は、「僕は衛くんは疑わない。
絶対に信じているよ。そして絶対にその円盤は倒してあげるよ!」と言った。
帰り道、衛はあのいじめっ子と遭遇してしまう。
喧嘩が異常に弱い衛だったが、今回は自信が湧いてきたのか、正面から
かかって行き、3人を一発で追い返してしまった!
また、偶然にもそこへ事をしった両親が駆けつけてきて、
「この馬鹿息子!カンニングするなんて!もう二度とうちに帰ってこないで」といわれてしまう。
身の回りの大切なものから次々に嫌われていく衛は発狂しまじめてしまい、
自分のもつこの力で、人間を殺そうとまで考え始めてしまった。

これが円盤の目的である。 もちろんジャーク星人の送り出した円盤である。
子供相手ではウルトラマンも手が出ない。 そうしているうちに子供が地球を破壊する。
巧妙な作戦の成功が近づき、ついに円盤が姿を現した!
REDは、レーザー光線で立ち向かうも、2機ともやられてしまった。
そして衛は超能力で車や自転車などを宙に浮かばせて、下に叩き落し、
破壊活動をついに始めてしまった。

それを見た宮野は必死に衛くんを止める。
そして衛くんの心の奥底で「やめて!もどりたい!みんなと・・・ママとパパと暮らしたい!」
と、悲しみを訴え始めた。
すると衛は破壊活動をやめ、またも涙を零す。
宮野は「大丈夫だ。君は必ずいつもの君に戻れる!絶対にだ。
だから君はここから早く逃げるんだ。」と、衛くんを逃がした。

そして宮野はミラクルパズル二つを一つに合わせて変身。
ウルトラマンミラクルは円盤に対して空中戦で挑むことに。
初めての空中戦にはあまりなれず、円盤が1回に100発もの弾を
飛ばす強力な攻撃を受けて大苦戦。
しかしミラクル(宮野)は、衛くんの涙を戦闘中でも決して忘れない。
全ての弾を避け、円盤は弾切れとなり今度はレーザー光線を発射したが、
それを跳ね返して、円盤に命中させる!
そして最後は怒りの、スパイラル光線で円盤を爆破させた。

そして衛くんはいつもの衛くんに戻り、友達や両親の邪悪な気持ちを全てかき消された。
そして衛くんは「僕将来REDに入りたい!・・・でも勉強も運動ももう駄目だし。。なれるかな?」
と、宮野に問う。
そして宮野は笑顔で、
「うん。大丈夫!衛くんなら絶対になれるよ!10年後を期待しているよ」と言うと、
衛くんも喜んで、再び宮野に飛び込んだ。
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第9話「ジョーカーよりも怖いカード!」 怪獣王キンガー、怪獣女王クイール登場

未だに人気の衰えぬ、”トランプ”
そのトランプの中でも「ジョーカー」は特に印象の強いカードである。
そんなとき、”絶対負けないトランプ屋”というお店が、裏路地で建てられていた。
ある少年が、そのお店を発見する。
中にはいると、テーブルが中央に置いておりその両脇に椅子が2つ用意されている。
すると置くのほうから黒い帽子とマントに身を包んだ男がまたもややってきた。

少年は「絶対に負けないてどういうことだい?」と言うと、男は
「ふふふ。僕はね、トランプで負けた事がないんだよ。いや、絶対に負けないんだよ。」
と、自慢げに言った。
それを聞いた少年は「ふ〜ん。でもね、僕だってトランプは負けないよ!勝負しようよ!」
と、勝負を申し込んだ。
そして男は「本当にいいのかな?・・・じゃあもし僕が負けたら、君に黄金のトランプをあげよう。
でも、もし負けたら罰ゲームが用意されているらかね」と、不気味言った。

二人は席につき、奥の部屋から今度は赤い帽子とマントで身を包んだ女が、
トランプを持ち出しやってきた。
そして今回のゲームは”ババ抜き”。
お互いちゃくちゃくとカードを減らしていく。
そして少年は残り一枚!男は残り二枚!
少年はクローバーのキング。
確立は2分の1で、十分に勝ちにいけるのだが・・・・なんとババを引いてしまった。
必死にシャッフルして、男に選ばせるが・・・・男はキングを引き、少年は負けてしまった。

すると罰ゲームが決行された。
そして少年が真っ白のトランプに吸い込まれてしまった。。。

翌日、警察により行方不明となった少年の大捜査が始まる。
すると一人の警察が例の店を見つける。
疑問を感じた警察は立ち寄ると、昨日のように男と女が現れた。
帰ろうとするが、ドアが開かないため、トランプをするハメに。
今度は神権衰弱。
最初のターンで警察は1ペアを獲得し、余裕にゲームを進めようとするが、
黒い男は1ターン目でいきなり全部を当ててしまった!
警察は「なんだお前?!これは手品用のトランプだろ!反則だぞ!」と黒い男に猛抗議。
しかしまたもや昨日の少年と同じように、黒い男は白いカードに警察を閉じ込めてしまった。

他の警察達は大騒ぎ。
2人もの行方不明者が現れたため、もしかしたら宇宙人の仕業ではと考えた。
そのためREDにも協力を要求する。
REDはそれぞれ分裂して操作を開始する。
すると女性隊員の小野隊員は、あのトランプ屋を発見。
そのお店に恐る恐る入ることにする。そのとき通信機を落としてしまったが、気づかずに入店。
また、これまでの繰り返しである。
小野隊員は「あなたたちは?!もしかしてあなたたちがみんなを?」とゆうと、
黒い男は「ふふ。そうさ。彼らを返してほしければ、俺とトランプで戦うのだ」と要求。
小野隊員はそれに応じる。
宇宙人の男と女はまた卑怯な手で勝ちにいこうとするが、小野隊員がゲームを提案!
「私がシャッフルしたトランプを裏のまま山積みにして、交互にカードを引いていきましょう。
それでジョーカーを引いたほうの負けよ。」とゲームを提案!
これには黒い男も戸惑うも、自分の運を信じ応じることにした。

お互い次々引いていき、緊張の勝負は続く。
10分後、ついに残りは二枚!そしてこのターンは小野隊員。。
もう運を天に任すしかない。
震えながらカードを引くと、それはキングであった!
ほっとして、勝利の確定した小野隊員はみんなを返すよう要求。
しかし、男は何故か不気味に笑った。
小野隊員は「何がおかしいのよ?」と言うと、男はすぐさま最後の1枚を引いた。
それはクイーンのカードであった!
そして男は「ジョーカーはこっそり抜いていた。ハハハ、そして思いしるだろう。
ジョーカーより怖いこの二枚のカードの恐ろしさをな」というと、男と女はそれぞれ
キングとクイーンのカードに乗り移って巨大化!
建物が崩れはじめ、小野隊員はつぶされそうになるが他のRED隊員が、
崩れ始める店の前にRED通信機があるのを発見!
すぐさま店の中に入り、気絶した小野隊員を救出。
そしてすぐさまレッドボーグで出動!

王冠をかぶり、剣を持ったキンガー。
王冠をかぶり、矢を持ったクイール。
二体に激しく攻撃をするが、剣や矢の攻撃に苦戦。
その頃、小野隊員の手当てをしていた宮野は、店が崩れた際に
ひらひらの飛んできた、少年と警察の閉じ込められたカードをキャッチ。
そして二人を助け出すために、変身!

挟み撃ちされたり、剣できられたり、矢を刺されるなど、手足が出ずに大ピンチ。
しかし隊長の乗ったボーグがうまくサポート!
そしてクイールが矢を飛ばしたときに、ミラクルはその場でジャンプし、
キンガーの後ろに回りこむ。
見事に矢はキンガーに誤爆し、後ろからキンガーを押すと、キンガーは倒れていく。
その際にキンガーは手を広げてしまい、今度は剣がクイールに誤爆!
そのまま二体は激しく苦しみ倒れこんだ。
そして二体にまとめてスパイラル光線!また、ウルトラマンミラクルは地球を守った。
そして警察と少年もトランプから救出された。

まだまだ現れるであろう、ジャーク星人の怪獣。
それに立ち向かうべくREDはこれからも戦い続ける。

その頃、ジャーク星人は宇宙の彼方から、怪獣墓場を観察していた。
そしてとある2つの墓場から、物凄いオーラが発しられており、
そこへジャーク星人は光線を当てた。
すると二つの赤い魂がその墓から宙へ飛んでゆく。。。これは果たして・・・。
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第10話「光れ!三人のウルトラマン!」
鋼鉄人ガメタル、怪獣人プレッシャー2代目、侵略星人ガルタン大王2代目、ウルトラマンレオ、ウルトラマン80登場

突如、ある怪獣が現れた。  それは、ずっと昔にウルトラマンレオとウルトラマンキングによって倒されたはずの
怪獣人プレッシャーであった!そうこれは、ジャーク星人の力で復活した怪獣である。
REDはもちろんプレッシャーの存在を知っており、魔法攻撃に気をつけながら出動する。
しかし、全攻撃がプレッシャーの杖から放たれるバリアで防がれてしまう。

そしてプレッシャーは「おい!レオ!キング!復讐をしにきた。しかし今はここにいないようだな。
だがウルトラマンミラクルとやらがいるようじゃないか。ならばそいつを先に殺してやる!」と、根強いかすれた声で叫んだ。
すると今度はなんと、80に倒されたはずのガルタン大王までもが復活し、やって来てしまった。
「エイティー!!」と叫びながら、鋭い剣でズバズバとビルや、車などを切りきざんでゆく。
プレッシャーは魔法で車やビルを宙にうかして、いっきに地面に叩き落とすなど、街をめちゃくちゃにする。

宮野は心の中で、「レオさんと80さんに復讐しにきただと?
そうはさせるか!街がめちゃくちゃだ。俺が譲り受けたこの使命を果たしてやる!」といい、ボーグ内で変身。
ついに現れた、ウルトラマンミラクルに対しプレッシャーとガルタン大王は、真っ先に立ち向かう。
ミラクルは剣を突き刺されそうになるが全て避け、プレッシャーの杖からだす無数の針も巧くよけてゆく。

この調子なら勝てる!・・・そうREDも確信した。
しかし!

空から謎の黒い玉が降りてきたではないか。
その正体は、なんとジャーク星人が更に送り込んだ怪獣の、鋼鉄人ガメタルであった!
1対3という無謀な対決。
ミラクルはガメタルにキックやパンチをお見舞いするが、全く聞いていない。
さらには強烈なパンチを食らって吹っ飛び、ビルに激突してしまう。
今度はガルタン大王が剣を地面に突き刺し、その衝撃で大量の炎が地面から湧き出て、ミラクルに直撃!
しまいにはプレッシャーの魔法により、レオと同じように小さくされてしまい、今度は硬いバレーボールの中に閉じ込められてしまう。

ついにウルトラマンミラクルは完全に負けてしまうのか?!

と、その時!再び空から今度は赤い光が2つ降りてきたではないか。
REDは「また怪獣か?!」と驚くが、それはなんとウルトラの星からミラクルを助けるべくやってきた、
ウルトラマンレオとウルトラマン80であった! 地球人、REDも大喜び。
そしてレオはそのバレーボールをガメタルに投げつける!
すると爆発が起き、その衝撃でミラクルは巨大な姿で復活をとげた。
そしてガメタルの鋼もほとんどが剥がれ落ちたではないか。
3人はそれぞれ見合ってうなずき、一斉にそれぞれのライバルに立ち向かう。
(ここで80とレオの、反撃シーンが当時の映像も加えて流される)

そして昔と同じように、プレッシャーはレオのウルトラマントを突き刺されて固まり、
ガルタン大王は80のダブルアローにより剣を折られてしまい、
残ったガメタルもミラクルのドロップキックで全ての鋼を失ってしまった。
このチャンスに最後は、レオはレオビーム、80はサクシウム光線、ミラクルはスパイラル光線を一斉に繰り出し、
ガメタルとプレッシャーとガルタン大王を完全に撃破した。

そしてミラクルはレオと80と握手をし、三人は大空へ旅立った。
(もちろん宮野とミラクルの戦いはまだ続く)
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