第21話「-夏の怪談シリーズ-キリンの首を狙う奴」首長妖怪ネックロング登場

遥か昔、地球では恐竜の次に妖怪が住んでいたと言われている。
そんな妖怪らは、その中で唯一人間と同じ善意のあったと言われている妖怪によって封印された。
またその善意のあった妖怪も、自らを封印した。

そして現在。人間や動物、虫など多種類の生き物が生息する世界となった。
人間達はそんな動物が大好きである。
そんなある日、一組の親子が動物園に遊びに来る。
少年の名は優太。6歳の男の子であり、動物が大好きである。
と、なんとその親子は来場1000万人目というキリ番を取り、くす玉やクラッカーなどで
盛大に迎えられるではないか!
お母さんも驚き、子供も大喜び。記念に非売品であるドでかいキリンのぬいぐるみを
プレゼントされた。
そんな子供の様子をジックリと見る一人の女性が影に立っていた・・・。

夕方、レストランで食事を済ましたその親子は帰宅。
しかしお母さんは「あ、みりんを買い忘れちゃったわ。ごめんね、ユーちゃん。
私コンビ二に行ってくるからそのキリンさんで遊んで待っててくれる?」
というと、優太くんは「うん。僕、キリンさんと待ってるー」と承諾し、お母さんも
「あら、優太くん良い子ね!特別にお菓子買ってきてあげるわ」と言って買出しに行った。

その直後、いきなりドアをノックする音が。
優太くんは「ママ??」と言って、ドアの元へ急ぐ。
「ママなの?」と問うと、「そうよ。ママよ。」との返事が。
「でもママはコンビニに行ったはずだよ?」とさらに聞くと、
「ねぇ、ユーちゃん。お願いだから開けてちょうだい。」と少し厳しく言うと、
優太くんはドアを開けてしまう。
そして現れたのは、白い着物を着た謎の女性だった。
「ママじゃない!おばさん誰?!」と焦る。
するとその女性は「ねえ〜。私じつはね昔長〜い首を持っていたの。
でも封印されてしまった時に徐々に縮んでいってね。人間よりも短くなっちゃったな。
だから人間の首がほしいの。たくさんほしいの。特にボクの首は綺麗な首をしているわ。
ねえ・・・・」と直後に図太い怖い声で「ちょうだい!」と脅すかのように手を伸ばしたではないか!
あまりの恐怖に泣き出す優太くんは、とっさに「キリンさんの・・・動物園のキリンさんの首はすごく長いよ!」
と、言ってしまう。
黙った女性はそのまま消えていってしまった。
そこに母親が帰ってきて、「あら?ドアが開いてる!ユーちゃん大丈夫?」と言うと、優太くんは
「ママー!」と叫び抱きついた。

子供から事情を聞いて母親は、REDに通報する。
REDの橋本と水野隊員は、「怪奇現象なんて馬鹿らしいぜ。霊媒師に頼んでくれっての!」と、
ちょっと震えながらグチを言い合う。

家につくと、優太くんは、「レッドさん。キリンさんが・・・危ないの。僕のせいで、大好きなキリンさんが危ないの・・・」
と、泣きながら話した。
水野は「どんな女性だったんだい?もしかして首が長いとか?ハハハ、そんなわけないか。」
と笑いながら聞くと、「首がほしいっていってたよ・・・。それで突然消えちゃった。」と言うと、あまりの恐怖にか、
二人は顔が真っ青になるも、「ハハ、ありがとう!ここはREDに任せてくれ!」と言い残し、素早く車に乗って基地へ戻った。

翌日の朝から橋本と水野と、付き合わされた宮野の三人で動物園のキリンの目の前で見張りが始まる。
宮野「橋本さんと水野さん、なんで僕まで?」と聞くと、「いや〜まぁ、二人いるより三人居たほうがいいかなって〜」
と、ごまかすように説明した。
宮野は「はは〜ん。さては怖んですね?」と既に二人の真相を見抜いていた。
そんなやりとりが続くが、その女性はいっこうに現れない。
すると、いきなり一体のキリンが大暴れ!走り回ったり、餌をこぼしまくるなど、たいへんな騒ぎとなる。
なんとか落ち着かせようとするRED。しかし一向に止まる気配がないため、他のキリンなどの動物を非難させる。
するといきなりキリンが光って、巨大化!
黄色い挑発に真っ白い顔と白い牙を出した巨大妖怪が誕生してしまった!
さらには首をものすごい勢いで伸ばし、その首で近くにあった建物の破壊を始める。

本部にいた、小野隊員と挽地隊員が出動する。
通常の花火状のロケットで攻撃をはじめるが、首を伸ばしてアタックされ、小野隊員のレッドボーグは墜落。
なんとか脱出し、下に居た橋本と水野が受け止める。
その間に宮野は動物園の奥へ走り、変身!

ウルトラマンミラクルとなって、妖怪の首をおさえるが、振り倒されてしまう。
腹を蹴って、背負い投げで倒し、倒れたところで妖怪の上に乗り、チョップを繰り出すが、仰向けの状態で
首を伸ばしてきた妖怪にまたも反撃されてしまう。
なんとか首を脇で固めて振り回すが、さらに伸びるばかり。
さらには体にまきついてきて、丁度顔が肩の所へきたことで、強烈な牙でかまれてしまう。
カラータイマーもなり苦戦するが、額からブルー光線を妖怪の腹に発射し、なんとか引き離す。
そして弱めのスパイラル光線で爆破し、見事に倒した。
そのまま乗り移られたキリンは元に戻った。

平和が戻り、再び動物園は営業を再開。
するとそこにはまたあの親子がおり、優太くんは餌をキリンに直接あげ、笑顔を見せる微笑ましい
場面を見て、宮野も笑顔を見せた。
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第22話「-夏の怪談シリーズ-笑顔のお面をプレゼント」 顔無妖怪ノットフェイス登場

と、ある公園で珍しく紙芝居のおじさんが来たではないか。
今の時代、紙芝居を見たことがない子達も多く、衛くんら8人の子供が集まる。
そのおじさんはマスクとサングラスをかけておるが、見た目はやさいそうなおじさんで、
「さぁ〜て、みんなこれから紙芝居が始まるよー!楽しい楽しい紙芝居だよ〜」
と、子供達を期待させる。
しかし、その内容は「妖怪物語」などという、ちょっと不気味なものであった。

「ある日、一人の妖怪は交通事故にあってしまった。
顔面からぶつかったその妖怪は、ボロボロになった顔を手術された。
しかしいくらどうやっても直らないという理由だけで、目や鼻や口。
全てをとられてしまった・・・・。
哀れなお話だ。今まで付き合っていた友達や、実の親までもが怖がって逃げてゆく。
君達にもこの苦しみ・・・わかるかな?わかるよな?だったら顔をおくれ・・・」
と、こもった声で話していると急にサングラスとマスクに手をかけた。
そしてズバッと取り外すと、目も鼻も口も無いのっぺらぼうだったではないか!!

子供達は驚いて一斉に逃げ出す。
のっぺらぼうは「待ってくれぇ。顔をくれぇ。顔をくれぇ!!!」とずっと追いかけてくる。
するとそこにたまたまREDの橋本と宮野がパトロールしており、のっぺらぼうにガンを
構えて、「うわっ!!・・・お前は何者だ?!」と問うと、その妖怪は「顔をくれ!!」
と手を差し伸べる。
緊迫した空気が流れる中、橋本はガンを発砲して攻撃を開始。
だがその直後に、妖怪は消えてしまった。

REDは再び起きた怪奇現象に対して会議を行い、討論を開始する。
まずは「顔をくれ」。まさにのっぺらぼうである事は確かである。
そして紙芝居を行っていたことが衛くんからの発現で判明。
そのときの絵は真っ白な顔から涙がこぼれていたようだ。

橋本は、「絶対悪い奴ですよ!今すぐ見つけて倒しましょうよ」というが、ここで井上隊長はストップをかける。
井上「なぜわざわざ紙芝居でこの状況を説明したのか・・・。橋本わかるか?」
橋本「そんなの子供達を集めて襲うために決まっている!」
井上「いや違う。もし本当に狙うのなら一人きりになった時や、夜道の学生を
    狙うはずだ。だがたくさんの子供達に訴えかけた。
    それは・・・たくさんいれば誰かは助けてくれると思ったからだ。
    奴は助けを求めているはずだ。」
宮野「じゃあ、その目もない顔から涙が流れていたのは・・・」
井上「うん。現実に今の顔では泣くこともできない。声もこもった声だけで、
    感情を表現できない。だから絵に頼ったのだ。
    だから奴に顔をあげればいいんだ!」
橋本「顔をあげるって・・・そんなことできるわけないじゃないですか」
井上「そこが問題なんだ・・・」
と、そこへさきほどの子供達が現れた。
そしてみんなが「僕たちにまかせて!みんなでおじさんに合った顔を作ってあげればいいんだよ!」
と、提案する。
そしてREDは早速、人の顔の形をしたお面を製作する。
目の形などは絵がうまい衛らが担当。

その頃、そののっぺらぼうは次々に6人一緒に話す主婦や、一緒に飲む4人のサラリーマンの横にいきなり居座り、
のっぺらぼう「親父〜、顔を頼む。」
親父「はいよ〜!・・・え?顔?・・・ぎゃあああ!!!の、のっぺらぼうだー!!!」などとみんなが驚いて逃げてしまう。

その悲しさから怒りが込みあがり、巨大妖怪へと変貌してしまった。
REDは猛スピードで作業を進める。
そして妖怪は街の破壊を始めようとする。
ここで宮野は「トイレ行ってきます」と言って逃げこみ、外でウルトラマンに変身する。
暴走しようとする妖怪に両手を押さえつけて、「待った!おちつけ!」のジェスチャー。
しかし「ヴオオオ」と、暗い声を出して泣き叫んだ。
すると、出るはずの無い涙が零れ落ちてきたではないか。
その時、やっとお面が完成!
井上隊長が基地屋上からウルトラマンに投げ渡し、それをキャッチしたウルトラマンがお面を光らせて、
妖怪に発射する。
その光は妖怪の顔全体に乗り移り、なんともやさしいイメージの顔が生まれたではないか!
すると妖怪は何度もお辞儀をして消えていった。

後日、子供達がまた公園で遊んでいる。
そこには本物の紙芝居のおじさんがやってきて、みんなに楽しいお話をきかせた。
その後ろでは宮野と橋本も一緒に見て笑っていた。
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第23話「-夏の怪談シリーズ-お地蔵さんが大激怒!」地蔵妖怪ブローンズ、平和妖怪テケテ登場

真夜中に森の周辺へ、謎の光が墜落した。
それと同時に、もう1つ謎の光が東京の街へと落ちていった。

REDの基地でパトロールに行く予定の橋本が自動ドアの前に立つ。
そしてドアが横へ開いた瞬間、目の前に一頭身しかない、変な化け物が出現!
あまりの恐怖に声も出ずに橋本は後ろにそのまま倒れこんでしまい、気絶してしまった。
場面が切り替わり、基地の会議室でテケテに隊員達が問う。
井上「お前は何者だ?悪い奴じゃなさそうだが・・・」
テケテ「私は平和妖怪テケテです。ここ最近出没してきた妖怪らをこれまで長い間
     封印してきたのは僕です。」
挽地「あ!そういえばろっくろっ首やのっぺらぼうが出てきてなー。」
テケテ「はい。ネックロングとノットフェイスという名の妖怪です。
     彼らは人類が生まれる遥か前に、この地球に住んでいたのです。」
宮野「妖怪が住んでいた?!」
テケテ「はい。人間と同じように暮らしておりました。
     しかし時がたつにつれ、人類が誕生しようとしていたのです。
     そして唯一、人間と同じ心を持っていた僕は自分ごとやつらを封印したのです。」
宮野「な、なんで妖怪が生きていては駄目なんだい?
    君はなぜ人と同じ心を?」
テケテ「はい。元々凶暴で妖怪以外の生き物を殺害してきた妖怪らは人間も殺す。
     そして全宇宙に住む者達を殺すからです。
     それでなぜ、僕だけ人間と同じ心を持つか。それは地球よりも1000億光年離れた
     星に地球よりも早く人類が誕生しており、僕はその中の一人だったからです。
     そして僕らの星はその妖怪に襲われた。
     するとたった一匹だけ・・・善意を持った妖怪がいたのです。そんな妖怪と合体した僕は、
     人と同じ心を持つ妖怪となったからです。そして恐竜が消えた地球で幸せに暮らしていました。
     だけど僕はやはり平和が好き。これから生まれる新人類を同じ目にあわせたくない。
     だから最大限の力を利用して、全妖怪を封印したのです。
     ですがさらに長い時がたつにつれ、封印の力が弱まってゆき、封印された妖怪らは
     復活してしまったのです。」
井上「なるほど。。。」
小野「地球に人類が生まれる前に人類があっただなんて。」
宮野「じゃあそのたくさんの妖怪らはやはり人類を狙っていると?」

テケテ「狙っています。だけど復活した妖怪はほんの少数です。
     そしてもう僕には封印する力がありません。
     だけれどこれまでREDのみなさんや、ウルトラマンが解決してきてくれてます。
     こうやって倒しつづければ、必ず平和はまた戻ります。」
井上「でもこのまえのノットフェイスだったっけ?・・は、悪い奴じゃなさそうだったが。」
テケテ「彼はたまたま封印された長い期間により、善意となったのでしょう。
     と、いうより封印される前は目だけはちゃんとあったので、途中で無くしてしまったため、
     助けを求めたのでしょう。
     だけれど残りは全員は人を襲うはずです。」
水島「こりゃまた人類が危ないな・・・。いや人類に限らず全生物が!」
田辺「よし!ならば我々にまかせてくれ!必ず悪い奴ら全員をこらしてめてやる。」
テケテ「ありがとうございます」
これにより謎が明らかとなった。    

その頃、休憩室にいた橋本は、「俺なにしてんだろ・・・」と言って、本部の通信室へ。
そこで妖怪図鑑とやらが置いてあり、ページは地蔵の妖怪のデータ部分だった。
「眠りを妨げられると怒って巨大化。こうとなると、なかなか眠りにつかない。
 また彼の目から出す光線は、どんなものでも永遠の眠り(死ではない)につかせてしまう。
 跳ね返せばなんとかなるのかな・・・。」
と、書かれており、やはり妖怪が今だに怖い橋本は怖くなって、パトロールへ出かけていった。

その日の午後、とある中学校の教師が「みんな、つまりお地蔵様はとてもお偉い方だ。
どこかであったら、必ずとは言わないがお参りするように。そうすれば必ず良い事がある。
だが悪いことをしてはいけないぞ。必ずバチが当たるからな。」ここでチャイムが鳴り、全員が帰宅。
その帰りに、中学生のとある3人組が話しをしており、
「何がお地蔵様だ。ただの石っころじゃねえか」
「本当だよな〜。あっははは」
「あ、おい!あれ見ろよ!例の地蔵だぜー!」
「あ、ホントだ。ラッキー!ボコボコにしてやろうぜ」といって、その地蔵を蹴ったり叩いたり、
しまにはそこで、立ちしょんべんまでしてしまう・・・・
すると、地蔵はいきなり真っ赤に光、徐々に大きくなってゆき、巨大化してしまった!!
中学生は驚いて腰を抜かしてしまう。
丁度そこを通りかかった橋本は中学生を救出し、本部へ連絡。
REDは水島と小野と井上が空。宮野とテケテが地上で出動。
田辺は作戦指導を行う。

攻撃を開始すると、更に赤くなる妖怪。
宮野は橋本と合流して作戦会議。
するとテケテは「待ってくれ!彼は眠りを妨げられて怒っているだけなのだ。
また寝かせてあげればいいのだ。攻撃は中止してほしいのだ!」と説明したため、
全体で攻撃中止。
その時、テケテを見た橋本はまた気絶。。。
なんて臆病なやつなんだ。と、宮野、心で思う。
地蔵作戦その1として、学校や公園のスピーカーから子守唄を流す作戦に出た。
しかし・・・やはり作戦失敗。
地蔵作戦その2では、レッドボーグの下から大きな5円玉を吊るして左右に揺らす。
じっくりそれを見る地蔵だったが、手に持っている棒で糸を切られて、作戦失敗。
地蔵作戦その3では、眠り粉を撒き散らすが、息をふきかけてきて、粉は風に乗って
遠くへ飛んでいってしまった。

あまりの怒りになかなか寝てくれないのだ・・・。
と、テケテが「宮野さん・・・いや、ウルトラマンミラクル。」
宮野「!!なぜそれを?」
テケテ「あなたと妖怪の戦い、見ていました。ここは変身するしかありません。
     いくら僕でも奴の眠らせ方はわかりません。だけどここは変身するしかないです。
     橋本隊員もそこでまだ寝てますし、今です!さあ!」というと、
宮野は「なんとかなるかもしれないよね・・。よし!」と少し不安ながら変身する。

またジェスチャーでウルトラマンは「待ってくれ。お願いだからまた眠りについてくれ!」と頭を
なんども下げてお願いするが、まだ地蔵は真っ赤である。
中学生も「ごめんなさい!」と土下座するが、地蔵はゆるしてくれない。
するといきなり目から謎の光線を発射!
うまくよけるウルトラマン。だが避けた時に光線が当たった無人の土地には何もおこらない。
謎の光線である・・・
時間がこくこくと過ぎてゆく。
地蔵の光線を避けただけでずっと立ち止まる2人。静かな町並にカラータイマーの音のみが鳴り響く。

すると橋本が目を覚ます!
テケテは力を振り絞り、普通のおっさんに変身する。
そして「REDさんよー。奴の倒し方。。。わかるかい?」と問う。
橋本は、「え・・・?あなたは?奴の倒し方って何のことでしょうか?」
と、上を見上げると、ウルトラマンと地蔵が対戦してるではないか。
これで橋本は「ハッ!!」と何かを思い出したようで、ウルトラマンに報告する。
「ウルトラマンー!奴を眠らせればいいんでしょ?!なら奴が目から発射する光線を跳ね返せばいいんだ!
永眠光線なんだ。奴をそれで眠らせるんだ!」とアドバイス。あの図鑑が役にたったようだ。
するとおっさんは山奥へ入ってゆき、テケテの姿に戻った。
その手にはあの時の図鑑が。
そうか、テケテは橋本の妖怪嫌いを克服させるために、タイミングをはかって用意していたのだろう。
さすがはテケテである。

橋本の言葉を聞き、うなづいたウルトラマンは地蔵をずっとにらみ、構える。
・・・カラータイマーの音が加速する。
すると地蔵は目から永眠光線を発射!
素早くウルトラマンは巨大鏡を取り出し、反射する。
そのまま跳ね返った永眠光線が地蔵に直撃し、地蔵はそのまま小さくなり元の灰色へ戻った。
そしてウルトラマンはその地蔵に向けて小さなレーザーフラフープを発射し、輪っかに包まれた地蔵は
消滅していった。

RED隊員達が次々に基地へ帰ってくる。
みんな「いやー良かったな」と安心している。
そしてそこへ橋本が帰ってきた。
そして橋本は「あ、あの・・・みなさんに聞きたいのですが、さきほど2回遭遇した妖怪は・・・
なんなんでしょうか?」と恐る恐る聞く。
すると、宮野は橋本の後ろの方を指差し、「あぁ、テケテの事ですか?」と答える。
橋本は「え?!」と驚き、後ろを振り返ると、例のテケテが笑顔で「どうもー。」とあいさつ。
・・・・だがやっぱりそのまま倒れて気絶してしまった。
そしてテケテと隊員みんなが「駄目だ〜こりゃ〜」と笑いながら言った。
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第24話「-夏の怪談シリーズ-1分間の時空を超えて」不死妖怪ビゾーン、平和妖怪テケテ登場

ある日、REDのパソコンに一通のメールが来た。
その内容には「挽地光多隊員を今日の深夜4時44分に焼き殺す」
と、書かれていた。。。
唖然とする隊員達。
一般人からREDへは100%メールを出すことはできない。
そのためいたずらメールでもなさそうである。
さらに送り主は不明。そしてメールを送られたのは1分前である。

ここでテケテは「これは・・・ビゾーンの仕業だとおもいます。」
挽地「ビゾーン?!なんじゃそいつは」
テケテ「ええ長くなりますが、説明します。
     前にも言いましたとうり、妖怪達は最初の人類を破滅しようと襲撃しました。
     そのときビゾーンは反抗する人間達によって炎をかけられ、皮膚を失ってしまったのです。
     そしてその全人類を全滅させた後に、前にも話しましたとうり、妖怪らは僕に封印されるまで
     地球に住んでいた。
     そして僕が新人類のためにこれから妖怪達を封印しようとした。
     だが封印し終える1分前に奴は死んでしまった。」
水島「君が封印する前に死んでしまった?!」
テケテ「はい。死んでしまった。」
挽地「それで、死んだそのビゾーンとかいうやつは封印したのか?」
テケテ「いえ、奴は1分前の世界に移住する妖怪となってしまったので、それは無理でした。」
挽地「なんだかこんがらってきた!一分前の世界に住んでいるって?!」
・・・ようするに、テケテが人類を守るために妖怪達を封印し始めた。
  だが、封印作業が始まる1分前、ビゾーンは力を使い尽きてしまった。
  だが不死妖怪だけあり、その後目を覚ましてしまった。
  そのままビゾーンは時空空間を超え、現実世界の一分前の世界へと行ったのである。
  そしてビゾーンは今も1分前の世界で生きている。
テケテ「なので、今もこの時間の一分前に生きているのです」
挽地「でも、一分前に怪獣・宇宙人発見装置は反応しなかったぞ?誰にも発見報告も無いし・・」
テケテ「えぇ。今から一分前の時はそのまた一分前にビゾーンはいたのです。
     要するに我々が今いるのは現実世界。その現実世界の1分前の時空世界
     に奴はいるのです。」
挽地「じゃぁ奴と直接対面して倒すことはできないのか?」
テケテ「はい。一分前の世界から一分後の世界の挽地隊員に対して、念力で燃やし殺そうと
     しているのです。」
挽地「じゃぁ俺はいったいどうすればいいんだ!」とひざをついて、苦悩する挽地隊員・・・。  

時間はこくこくと過ぎてゆき、4時43分になってしまった!
そして宮野はテケテに「挽地隊員を連れて、1分前の世界へワープすることはできるかい?」
テケテ「。。。できますけども、1分前の世界で1分を経過すると、二度と戻れなくなりますよ?」
宮野「いや、力をくれ!頼む!一分前の世界に行って奴を倒す!」
そういって、変身!
そして手のひらに挽地隊員をのせて、テケテが出した丸いワープホールへくぐってゆく。

そして一分前の時空世界へ到着!その瞬間、現実世界では44分となってしまったが、
挽地隊員を連れて43分の世界へ来たため、燃やされずにすんだ!
するとそこにはビゾーンがいるではないか!
挽地隊員を守る事はできたが、1分以内に奴を倒して、現実世界に戻らなければならない。
早速、ウルトラマンとビゾーンは格闘戦を行う。
最初は優勢なウルトラマンだが、後ろに回りこまれ首を絞められてしまう。
時間がもう足りない!!
だが挽地はあきらめず、ファイヤーガンでビゾーンを地上から攻撃!
その攻撃でビゾーンが手を離して距離を置いたところで、ウルトラマンがスラッシャーカッターで、
ビゾーンをバラバラにして、その破片をスパイラル光線で焼き尽くした。
時間ぎりぎりで倒すことに成功。
急いでそのまま挽地を乗せ、縮んでゆくワープホールを猛スピードでくぐり、現時世界へと戻った。

挽地「ウルトラマン・・・そしてテケテ本当にありがとう!」
他の隊員もみな、喜んで祝福した。
そして宮野もテケテもその場へ走ってきて、同じく祝福した。
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第25話「-夏の怪談シリーズ-自分の壁をぶち壊せ!(前編)」壁岩妖怪ウォルロック、平和妖怪テケテ登場

衛の通う、桜谷小学校は来週ついに運動会が開催される!
クラスでは競技決めが行われており、たくさんの生徒が興奮して騒いでいる。
なにせ小学6年生にとっては最後の運動会だからである。
しかし、その中で唯一うつむいて座ったまま、黙り込んでいる少年がいる。
そう、衛である。
その時、先生が「ええ〜っと・・・じゃあ、衛!お前は残った障害物競走の最後を走ってくれ」
と、無理やり決められてしまった。
驚く衛。だが声が出ない。
この小学校の運動会は毎年、障害物競走がオオトリであり、得点も大量に加算される、重要な競技である。

その帰り道、一人で帰る衛。
そのまま野原の上に寝っ転がり、「あ〜嫌だなー!なんで俺が障害物競走なんだよ!」叫ぶ。
なぜ嫌なのか。それは過去の運動会のことである。

小学1年のとき、はりきって挑んだ障害物競走。
だが最後の壁超えこと、跳び箱で失敗してしまい、せっかく1位をリードしつづけたクラスのがんばりを
台無しにし、4位ビリでゴール。
結局優勝を逃してしまった。
さらに小学4年頃、もう1度障害物競走に挑むが、跳び箱で怪我をしてしまい、それ以来衛は運動会と
障害物競走と跳び箱が嫌いなのである。
「絶対に行くものか!・・・でも、行かないとみんなにまた何か言われそうだ。」嘆くばかりの衛。

すると隣にいきなりREDの宮野が寝っ転がる。
衛「あっ、宮野さん!」
宮野「やぁ、衛くん。そういえば君の小学校はもう時期、運動会だね。どうだい?どの競技にになったの。」
こんな時に限って、NGな話題を出してしまう宮野。
衛「・・・・。僕、絶対ヤダ!運動会なんてヤダ!どうせ失敗してみんなに笑われるんだ。恥さらしになるだけだ!」
と、腕で涙をぬぐって走って帰っていってしまった。
「衛くん!!ちょっと、どうしたんだい?!」と、手のひらを突き出す宮野。
「運動会が嫌・・・?衛くん・・・。」そうつぶやき、立ち止まる宮野。

その頃、衛は帰り際に、謎の建物を発見する。
ネズミ色で塗られた固い壁でできたマンションである。
「こんなマンションあったっけ?」。
疑問に思った衛は中へと入っていく。
するとマンションの入り口が自動的に頑丈な壁で閉ざされてしまう。
驚いて、入り口を叩くが全く開きそうにない。
仕方なく、階段を登ってゆくが窓にまで壁でしきられてしまった。
閉ざされた衛。大声を出して助けを求めるが、防音状態で外に声は響かない。
すると廊下の奥から、一枚の壁が徐々に近づいてくるではないか。
びっくりして反対方向へ走って逃げる。
階段を降りて、さらに長い廊下を奥へ進み、入り口の前までくるが、その壁はなんとまだ迫ってくる!
入り口を叩いて助けを求める衛。
すると、いきなり入り口に大きな穴ができた!そこをくぎり、間一髪で外へ脱出した衛。
そこには、宮野と橋本がドリルをもって立っていたではないか!
宮野「向かい側のおばさんが、少年が入っていったと行ったから穴をあけたんだが、
    やっぱりここにいたんだね!本当心配したよー」
橋本「どうしたんだい?運動会で嫌なことでもあったのかい?宮野から聞いたんだけど」
そう質問すると、衛は「それよりも大変なんだ!この建物に絶対妖怪がいるよ!」と焦る衛。
「なんだって?!」驚く宮野と橋本。
ためしにレーザーガンで入り口の壁を攻撃すると、いきなり青く滲み巨大化!!
ぬり壁のような巨大な妖怪が現れたではないか。

モニターでそれを見たテケテは「奴は頑丈な奴です。レッドボーグは無意味です!」
そう説得するが、小野、挽地、水島は出動してしまう。
早速攻撃を開始するが、本当にダメージがない。
他にも煙や炎を発射するも、やはりダメージがない。
そしてウォルロックの体当たりにより、3機全滅!
橋本は衛を連れて非難し、そのすきに宮野は変身する。

ウルトラマンミラクルとして体当たりやチョップをかますが、固いために逆にこっちがいたいではないか。
さらには重くて持ち上がらず、仕方なくスパイラル光線を出すが、爆発や変化すらない。
そのまま掴みかかるが、逆に押し倒され、潰されてしまう。
身動きが取れないミラクル。 そのまま意識がうすくなってゆく・・・
やっとどいたウォルロックだが、さらに体当たりまでしてきた!
カラータイマーがなり、あまりの力の差にウルトラマンは空へと旅立ってしまった。
それと同時に、ウォルロックもどこかへ消えていってしまった・・・。

ウルトラマンがはじめて自ら負けを認めた。
REDも驚き、テケテは黙りこむ。
衛は地上から「ウルトラマーン!!」と叫ぶ。
数時間後、夕陽の沈む海を前に宮野は心の中で、
「奴とは差がある・・・。いくらジャーク星人を倒したとしてもここは引き下がるしかない。
 だが絶対に次は倒してやる。絶対に・・・。」そう誓い、夕陽が沈むまで宮野は海を眺めた・・・。

続く
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第26話「-夏の怪談シリーズ-自分の壁をぶち壊せ!(後編)」壁岩妖怪ウォルロック、平和妖怪テケテ登場

(前回のあらすじ)
運動会で重要な役を託されてしまった衛。
本人は全く自信がつかない。そして謎の建物に入ってゆくと、
それは妖怪の化けた建物であった!
その妖怪と戦うウルトラマンが、自ら負けを認めて戦いを
やめてしまった・・・・。
果たしてウルトラマンと衛の運命はいかに?!

と、ある部屋でテケテが宮野に、「宮野さん。奴は頭上まで持ち上げられて、
そのまま地面に叩き落されると、必ず消えてなくなるのです。
しかし、奴は異常な重さをもっております。
だから・・・トレーニングをするのです!僕の予想では3日間奴は現れません。
さあ!今からトレーニングを始めましょう!」そういうと、宮野も深くうなづいた。

REDは例のマンションの調査に出かけるが、全く見つからない。
そのころ宮野は、井上隊長に3日の休みをもらっており、
とある公園で、車で運んできた大きな石を使っており、
それでトレーニングしている。
3種類の石が用意されてろい、まずはその中でも一番小さい石でトレーニング。
持ち上げようと踏ん張るも、全く持ち上がらない。
汗が腕をつたって石へとしみこんでゆく。
そこに、衛が通りかかったではないか。

衛「宮野さーん!何してるんですか?!」
宮野「ん?あっ!衛くんじゃないかー。
   僕は今、トレーニング中なんだ。」
衛「トレーニング?へぇ〜宮野さん、頑張り屋なんだね」
宮野「ふふ。まぁこのままじゃ成長しないからね。
    あ!そうだ、衛くん。この前運動会が嫌だっていったよね?
    君は本当にそのままでいるつもりかい?
    『嫌だ』といって、そのままでいても何も変わらない。
    君も一緒にトレーニングしよう!跳び箱が嫌なんだろ?
    すぐそこに倉庫がある。そこの跳び箱で練習するんだ。」
そういうと、衛もうなづき、1段から練習を開始する。

そして夕方になり、練習を終わった。
宮野は1つめの石をなんとか、頭上まで持ち上がれるようになり、
衛くんは4段まで飛べるようになったではないか!

翌日も朝の6時からトレーニングが始まる。
汗が土を濡らす。と、そこへ衛くんのお姉さんである、真佐子が水を持ってきて
やってきたではないか!
衛は「あっ!お姉ちゃんだー!」と驚き、
宮野は「衛くんのお姉ちゃんかい?この美人な方は?」とちょっと見惚れている。
真佐子「始めまして。いつも衛がお世話になってます。コレ、差出です。」
と言って、水を二人に渡す。「ありがとう!」笑顔で宮野が言い、水を口にする。

さらにトレーニングは続く。
宮野は2個目の石はへその辺りまでは持ち上げられるが、頭上は遥かに難しい状態だ。
衛は5段の跳び箱がむずかしく、飛び越えられない。
運動会では6段もあるのだが、果たして平気なのだろうか・・・。
・・・そして夕方。
真佐子「宮野さん、せっかくですしうちに寄ってご飯でも一緒になされませんか?」
宮野「いえ、僕はこのまま家に帰りますんで」そういう宮野だが、お腹の虫が鳴いてしまう。

場面が切り替わると、やはり宮野は衛くん宅で三人で夕飯を食べていた。
宮野「いや〜、こんなおいしいもの食べたことがないですよ。
    今日は本当にありがとうございました!」と感謝をする。
そして楽しい一時はすぐに過ぎ、3日目のトレーニングが始まる。

RED一同は、一旦捜査をやめてカレーライスを食べている。
この日は金曜日である。


トレーニング最終日、この日は衛の小学校の運動会当日。
だが、衛は「僕の番は最後だけだし、その時間になったら途中ではいるよ!
        だからそれまでトレーニングさせて!宮野さん!」そう願うと、
宮野も承諾。
そしてお昼になりついに2つ目の石も持ち上がる宮野!
そして 衛くんも5段目を飛び終えた!
宮野「さぁ!衛くん。もう時間のはずだ。今すぐ行って跳び箱を飛ぶんだ!
    一位にならなくてもいい!自分の目的を果たすんだ!それが今君が
    すべきことなんだ!さぁ行くんだ!」そう言うと、力付いた衛は走って
    学校へ向かった、

そしてREDはついに例のマンションを発見した。
中に入ると、やはり閉じ込められてしまう。
テケテは宮野を公園から呼び、急いで宮野はビルを攻撃。
宮野はその場で変身し、光となってマンションの中に入ってゆき、みんなを救出。
そのまま巨大化し、そのマンションへブルー光線!
その衝撃で再びウォルロックが現れたではないか!

2つ目の石を持ち上げるだけで終わってしまった宮野ことウルトラマン。
果たして・・・
そして、衛くんはクラスメイトから「遅いじゃんか!」と言われながら入場し、
丁度、最終競技である障害物競走のラストレースであった。
意を決して、ピストルの音と共に走り出す。
縄跳びやネット潜りなどは楽々進め、ここまでは難なく一位。
また、ウルトラマンは持ち上げようと必死だが、体当たりで何度も転がされてしまう。
カラータイマーが鳴り、意を決して両手をウォルロックに付けて、力を込める!
衛も、ついに跳び箱の目の前にたどり着き、意を決して走り出す!
ウルトラマンと衛の様子が2秒ごとにスライドされてゆく。
衛が踏み台を使い、飛ぶ!
ウルトラマンが力を入れると、ウォルロックが少し浮いた!
さらに衛は跳び箱を飛び越えた!!またウルトラマンは少しかがんだ状態で、
ウォルロックを持ち上げた!
最後に、衛は綺麗に着地に成功!
ウルトラマンはそのままキッチリと立ち上がり、完璧に持ち上げた!
そのまま叩き落すと、大爆発が起き、そのまま消えていった・・・
また、衛はそのまま一着でゴール!
クラスは優勝し、みんなに胴上げされた。

REDとテケテは大喜び。

 宮野が公園のベンチに座っていると、向こうから笑顔で衛くんがやってきた!
衛「宮野さーん!僕、僕飛べたよ!それで優勝したよー!」笑顔で喜ぶ衛。
宮野「おぉ、そうかー!ついに飛べれるようになったかー!やったね、衛くん。」
共に喜ぶ宮野。
二人の目的は、見事に達成されたのであった。
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第27話「-夏の怪談シリーズ-気をつけろ!そいつは殺人鬼だ!」殺人妖怪ザッシキ、平和妖怪テケテ登場

とある旅館にて、一人の女性がぐっすりと睡眠をとっていた。
すると、その周りを一人の少女が笑いながら走り回っているではないか。
その騒ぎに目を覚ますその女性だが、金縛りにあってしまい動けないではないか。
あまりの怖さに、目をつむったままじっとしていると、そのうちにまた深い眠りへと入っていった。

翌朝、目を覚ました女性は、丁度その日の朝が帰宅日だったため、怖がってすぐさま旅館を出て行く。
すると前方からやってきた男性に声をかけられる。
その男性は内ポケットから名刺を出しだす。
「突然すみません。私、株式会社ビッグモデルの関係者の山本重則と申します。
 いや〜、あなたの美しさに一瞬で惚れ込んでしまいました!
 ぜひ、我が社のアイドルとしてデビューして頂けないでしょうか?」
と、なんとその女性の夢であったアイドルのスカウトであったのだ!
後にその女性は見事デビューを果たした。

また、次の日同じ金縛りにあった男性は帰り際にあった、おみくじ屋で海外旅行に当選したではないか!
またまた次の日には、とあるサラリーマンがいきなり社長に昇格!
次々に起こる幸運により、「これは座敷わらし様のおかげだ!」と、ニュースなどで大きく取り上げられる
ほどの大人気旅館となり、その部屋の予約は来年の10月まで埋まうほどとなった。
そして、運よく来週の日曜日〜月曜日は、水島隊員の日ではないか!
水島「いや〜、こういうのを俺は待ってたんだよ!俺にどんな幸運が舞い降りるんだろう」
期待に胸を膨らませる水島。
井上「ま、何があっても社長の座はしばらく譲らんぞ」と、笑いを取る隊長。
 しかし挽地隊員は、「でも、なんでいきなり座敷わらしなんかが現れたんですかね?」と、疑問に思うが、
「座敷わらしだって気まぐれさ!」と、何にも疑問に思わず喜ぶ水島隊員であった。

と、とある日に一人のアイドルがTV番組収録中にいきなり倒れてしまった。
スタッフ達も大騒ぎし医者に見てもらった所、あまりの仕事の多さに過労死してしまったとのこと・・・。
また、とある海外の海でいきなりビッグウェーブが巻き起こり、それに飲まれて一人の男性が死亡。
さらに、とある億万長者が強盗に襲われ死亡。
そしてなんとその死んだ人間達はみな、あの旅館で座敷わらしに出会った者であった。
だが、これらは他の中継やニュースに埋もれて全く報道されなかった。

宮野とテケテもお互い、今回の旅館について怪しんでおり、水島の後を追うことにした。
 そして日曜日。休業を得た水島がマイカーで北海道へと出発した。
30分遅れで、隊長らの許可を得た宮野とテケテはレッドソウルで追うことに。
最初は温泉や豪華な飯、おみやげの買い物などを楽しむ水島。
それをだんごを食べながらのんきに追い続ける宮野。
宮野「まず水島隊員が寝るまで見続けなければなりませんね」と、だんごを口にいれながら、
聞き取りづらい声で喋る宮野。
しゃべるときは、口に物をいれるものではないぞ、宮野!

そしてついに夜がやってきた。 冷たい風と満月が地球を囲む。
レッドソウルで仮眠を取った宮野は、ついに眠りに入った水島を除く。
すると、なんと少女が現れたではないか!!
テケテ「あ、あれが座敷わらしのようですね!」
宮野「・・・でもやっぱり、悪い感じはしないけどな〜」と、感じる宮野。
・・・しかし、その座敷わらしの手には鋭いカマが握られていた!
驚いた宮野とテケテは急いで部屋に入る。
そしてレッドガンで座敷わらしを撃つ!
その時の一瞬の爆発とともに、容姿が変わり、体全体を布で覆い、顔も目の光しか見えない
という、不気味な妖怪”ザッシキ”へと変貌した!
それに気づいた水島。「なんだこいつらは?!あ、宮野とテケテじゃないか!」
宮野「さぁ、早く逃げましょう!」そういって逃げる三人。
すると、ザッシキは外へ出て巨大化して大暴れ。
レッドソウル内の通信機で、「こちら宮野。例の旅館にて妖怪出現。すぐさま出動お願いします」
それを受けたREDはレッドボーグで出動する。

テケテ「今までは人々に幸福を与えて、その後に殺したのでしょう。
     そして今日からは素手でそのまま殺そうと考えていたのでしょう。
     水島隊員、本当に危ないところでしたね・・・。
     どちらにしても殺される運命ではありましたけども」
水島「いやー。宮野とテケテがいなければ俺は死んでるところだった!本当にありがとう!」
そういい、宮野と共に地上から攻撃開始。
レッドソウルに装備されたロケットで攻撃をする。
また通報から10分後、レッドボーグが到着し攻撃を開始する。
宮野「・・・さっきから気になってたんですが、そんなパジャマ姿じゃ動きづらいと思うので、
    旅館で着替えてきて、みんなを避難させてください!」と言い、水島は了解する。
そして宮野はウルトラマンへ変身する。

カマを構えながら、宙を浮いた状態で猛スピードで近づいてくるザッシキ。
カマを何度も振って、ミラクルを切り殺そうとする。
バク転やジャンプでよけるミラクルだが、背中に切り傷を負ってしまう。
そのまま仰向きで倒れこんでしまい、倒れたミラクルの顔にカマを突き刺そうとするザッシキ。
右、左、右、右と反射神経を駆使して避け続る。
そのピンチをREDは救出すべく、ザッシキに対してロケットを大量発射!

そのままミラクルと距離をおいて苦しむザッシキを、両手から炎を出す技”ハンド・バン・ファイヤー”で
燃やし尽くし、最後に残った丸い魂に向かって地面に落ちていたカマを拾ってなげつける!
そのまま魂はカマもろとも爆発と共に消滅した。

一件落着がついたRED全員は、今夜はこの旅館に泊まることにした。
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第28話「-夏の怪談シリーズ-全ての妖怪を消し去れ!」宇宙妖怪アパリティオン、変身妖怪チェージ、平和妖怪テケテ登場

テケテはREDに告げた。
「ついに、妖怪は残りわずか。そして、それら全てを消し去らなければいけません。みなさん、がんばってください!」
この言葉に全員がうなづく。

そんなある日、宮野は休日だったため散歩にでかける。
すると向こうのほうから、自分と似ている・・・いや、全く同じ顔・体系の男が現れたではないか。
宮野「お前は誰だ?!」と驚くと、その偽宮野はいきなりバタフライナイフを取り出して、宮野に突き刺そうと、振りかざす。
REDとして訓練を受けているため、かわして背負い投げで撃退すると、向こう側へと逃げていってしまった。
驚いた宮野。助かったものの、通信機が壊れてしまった。
宮野「いったい、あいつは何者なんだ?」

その頃、井上隊長がトイレへ入ってゆく。
するとそこにはあの偽宮野も後から入ってきた!
井上「ん?おぉ、宮野!どうしたんだ?今日は休みじゃないのか。」と問うと、
宮野「テケテはどこだ?」と言う。
井上「ん?テケテは本部にいるが・・・」
と答えると、黙って宮野は本部へ走る。
井上「なんだ・・・あいつ?」

そして本部についた宮野は、いきなりバタフライナイフをテケテに向ける!
他の隊員はみんな驚き、橋本「どうしたんだよ?!宮野!そいつはテケテだぜ。。」と言う。
テケテも驚き、逃げるが宮野はナイフで切ろうとする。
止めにはいろうとした橋本までも切りつき、橋本は腕から大量出血。
さらには、外から通信を受けるためのコードまで切ってしまい、基地はどんどんボロボロに!
そこに、井上がやってきて驚愕し、宮野に背負い投げ!
そのまま、また逃げていってしまった。
全員が沈黙となる・・・。
そして翌日、(本物の)宮野が入室。
するといきなりみんなに睨まれ、井上「宮野!昨日はよくもあんな事をしてくれたな。お前はクビだ!
二度と来るな!」と言われてしまう。
何がなんだかわからない宮野。
しかし、みんなに脅され帰ざるをえなくなってしまった。

すると、巨大な妖怪のアパリティオンが現れた!
出動するREDだが、アパリティオンへの攻撃や突撃はすべて、通り抜けてしまう。
”見える透明の体”を持っているのだろうか。
どうしようもない。
それを見て悔やむ宮野は、変身しようとする。すると後ろから、いきなりあの偽宮野が首をしめてきたではないか!
そのまま縄で腕を縛り、近くの崖から宮野を落としてしまった!!
偽宮野はそれを見てニヤッと笑う。
落とされた本物の宮野・・・しかし!再び空高くから光が現れ、それが宮野を包みウルトラマンミラクルへと変身させた。
腕を上げて構えるウルトラマン。 これはおそらく、再びハイパワーマンが与えた力なのだろうか。
そしてまずミラクルは、レーザー光線で地上にいる偽宮野を焼きつく!そのまま巨大な宇宙人のような体をした妖怪チェージとなった!
この光景を見ていた隊員やテケテは偽者だったと理解する。(ウルトラマンが本物の宮野を助けたと思っている)
そして宮野に反省の通信を入れようとするが、繋がらなく「わ・・・悪いことをしてしまった・・・」と嘆く。

ミラクルはこの妖怪を倒すことのみに神経を集中させ、立ち向かうがアパリティオンはどうしても触れる事ができない・・・
また後ろからチェージが蹴りをいれたりと、ミラクルを追い込む。
カラータイマーがなるミラクル。 だが力を込めてチェージを持ち上げて上空へ投げ飛ばす。
そして降って来た所を額からのバッド光線で爆発させた!
ついに、残るは強力なアパリティオンのみ。 と、そこにテケテがやってきたではないか!
テケテは「全ての妖怪を倒さなければならない。それは僕も含まれているのです!
僕を光につつみ、爆弾として奴に投げつけてください。そうすれば同士討ちとなって、妖怪は全滅するのです。」
この言葉が響き渡る。
ミラクルも、REDも呆然とする。
優しい妖怪なのになぜ? この言葉がよぎる。
テケテ「早くしてください!僕も妖怪なのです。妖怪はいてはいけないのです。」そう語るテケテ。
ミラクルはそっとうなづき、ミラクルを赤い光球に包み、アパリティオンに投げつける。
そのまま巨大な風が巻き起こり、腕で風を防いでいる間に妖怪らを消えていた・・・・

全員が悲しい顔で空を眺めている。
そこに宮野がやってきた!
RED隊員「宮野!」と、一斉に声を出す。
井上「お前を疑って悪かった・・・。だがもうウルトラマンのおかげで妖怪は消えた。・・・テケテもだが。」
宮野「僕も見てました。でも、コレが最善を尽くしたことになるのならば、悲しがることは駄目です!
これからも地球の平和のためにがんばりましょう!」そういって、全員が「エイ、エイ、オー!」と腕を挙げた。
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第29話「わんぱく野球だ!ウルトラホームラン!」 わんぱく怪獣ボルベス登場

衛くんや、クラスメイトの平田くん、松野くんなどがみんなで野球をしている。
子供らしい光景である。
そんなところに、謎の少年が・・・。
「ねぇ。僕も入れてよ」
そう言って、空き地に入っていく少年。
衛「君は誰だい?ここらへんでは見かけないけど・・・」
少年「僕の名前は、野原球太。最近、引っ越してきたんだ」
衛「そうなんだ!」
みんな「よろしくね!」
名前には誰もつっこまずに、野球が始まる。

そして最初の一球! 松野のピッチングは凄まじいと、クラス内でも評判である。
しかし、その球を軽々打ち返してホームランを打ってしまう野原・・・。
みんなも唖然としている。
さらにピッチングも松野を超える速さである。
野原「んー・・・。このまんまじゃ1アウトすら出ないから、もう交代でいいよ」
と、あまり憎い感じではなく、普通に言う野原。
そして2打席目、今度もまたもホームランを打ち、今度は雷親父の窓を割ってしまった!
みんなが「やべー!」と焦る。
すると野原は「へぇ〜。窓を割るっていけないことなんだ。」
といって、近所にある様々な建物の窓を、ボールを投げて割っていってしまう。
驚いて止めようとする衛たちだが、周りからたくさんの主婦や親父が文句を言いに来た。
衛「信じてください!僕じゃないんです!あ、あそこにいる野原くんなんです」
といって、指を向けるが、既に逃げていた・・・

衛らは「ちぇっ。なんだよあいつ」などとグチを言いながらうつむいて帰宅。
するとREDの宮野と挽地と橋本に遭遇。
宮野「いやーみんな!野球かい?そういえば僕もプロを目指してたな〜」
挽地「俺はすんげえ上手かったぜ」
橋本「どうだい?俺達とやらないかい?」
勤務中ながら、童心にもどって野球をする三人。
しかし、全く当たらない(子供相手に手加減なのか不明である)
そこに再び、野原が「僕も入れてよ」といってきた!
しかし衛たちは「あー!さっきの!お前なんか入れるものかい!」と断固否定。
宮野「ちょっと衛くん。いいじゃないか。彼をいれてあげても」
衛「あいつは俺達をひどい目にあわせたんだ」と睨みつける。
それに対して怒った野原はなんと、巨大化しヘルメットを被って大きなバットとグローブを
手にした怪獣となったではないか!

RED出動!
攻撃を開始するが、バットで打ち返されてしまう・・・。
さらにはグローブから謎の赤い球体を投げ、それが爆発!どうやら爆弾のようだ。
乗っていた水野は脱出。
宮野らはみんなを非難させる。
そして3手に分かれて攻撃。  遠くまで離れた宮野だが、それを見たボルベスは赤い爆弾を
地上にいる宮野に向けて投げたではないか!
宮野はすぐさま地面に落ちていたバットを拾って打ち返し、そのままバットを上空に投げて、
ミラクルパズルをあわせて変身!
そしてジャンプして、落ちてくるバットを手に取り巨大化!
同時にバットを巨大化だ。
そしてボルベスの爆弾を次々に打ち返す。
どこからか、観客の声や応援団の楽器音が響き渡る。
まずは第1球、ミラクルは空振り。 さらに2球も空振り。そして3球目も失敗し、バッターアウト!
バットとグローブを渡しあうボルベスとミラクル。

その光景を見ていたREDや子供達は「ミラクルー!守れよー!」と応援をはじめる。
そして3球守る! 時間がないからか、ミラクルは人差し指を突き出し、「あと1回だけ」のジェスチャー。
うなづくボルベス。
そして2球は失敗するが、3球目がカキーン!っと空高くへホームラン。
喜ぶREDや子供達。  そして最終回の裏。
緊迫する空気・・・。カラータイマーが鳴り始める。
第1球!は、ストライク。 さらに第2球!は、ヒットを打たれてしまう!(このときビルを破壊してしまう)
そして第3球・・・ストライク!
ここでホームランを打たれたら、ミラクルの負けである。
そしてみんなが「あと一球!」と応援する。
それを勇気にし、ミラクルがラスト1球を投げる!
そしてストライク!!
これにより1VS0でミラクルの勝利。
最後はボルベスと握手をし、ボルベスはそのまま消えていった。
おそらく野球で有名な地球人と野球がしたかったのだろう。
そのままウルトラマンも空へと旅立った。

数分後、再びREDと子供達が野球を始める。
宮野がボールを投げる! それを糸も簡単に打ち返し、ホームランを出して跳んで喜ぶ衛であった。
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第30話「同情するから金をくれ」泥棒怪獣ドルマネー登場

地球でもなければ、M78星雲でもない謎の星が映し出される。
そこでは謎の怪獣がハイハイしながら何かを探している。
すると目の前にピカッと光るものを発見。
手を広げて喜び、急いでそこまでハイハイして手に取るが、
ビールの栓であった・・・・。
そのままポイッと後ろに投げ捨てると、壁にぶつかって、跳ね返り
自分の頭にぶつけてしまう。
そんな災難な怪獣は、お金が大好きだが使い果たしてしまい、
それに加え借金を抱え、ヤクザに追われる毎日を過ごす、
ドルマネーという怪獣であった。
するとチラシを発見する。
「”地球へ修学旅行!ビルも人もお金もたくさんに星です”」
という、怪獣魔界学校の修学旅行のチラシを見つけた。
このお金もたくさんの文字に、目を光らせて早速出発することに。
そして空を飛ぼうとジャンプするが・・・飛ぶ能力を持っていなかった。
すると遠くで、その学校の旅行用のUFOを発見する。
まだ誰も乗っていなかったため、忍び込みそのまま地球へ旅立ってしまった。

その頃、地球では宮野が衛君宅でまたもお姉さんの作った料理をご馳走していた。
宮野「いや〜、本当に真佐子さんの料理はおいしいな〜。
    この料理が毎日食べれる衛くんが羨ましいよ」」
真佐子「フフ、そんなご冗談を」と喜ぶ。
すると、「あ、醤油を買うの忘れてたわ」と真佐子がいい、コンビ二へ行く。
宮野と衛はそのまま食事を続ける。

そしてコンビ二から帰ってくる途中、真佐子は一人の老人と出会う。
老人「お姉さんやぁ、何か悩みはあるかね〜」とたずねてきた。
真佐子「悩み・・・ですか?う〜ん、最近太ったことかしら?」とクスッと笑いながら答える。
老人「ほぉ、それはそれはたいへんで。これからもがんばってくださいな」と励ますと、
真佐子もお礼をいい、帰ろうとする。すると老人は、「おいおい、待ってくださいな」
と、引き止める。
真佐子「なんでしょうか?」
老人「せっかく同情してあげたのに、お金をくれないのかい?」
真佐子「え?!」
老人「さぁ、同情料として1万円頂きますよ。」と手を差し出す。
しかし真佐子は「ふざけないでよ!」と強烈なビンタをかまして、帰ってしまった。

老人「ただでもらうのは駄目だとわかってて、こうして同情してお金をもらおうとしてるのに、
    地球人はなんだか冷たいのぉ・・・」と、嘆く。
やはり老人はドルマネーであった。
$のマークがついた服や杖、財布を手にして同じように同情料を街行く人たちにせがむが、
何度も何度もビンタをくらってしまい、$マークよりも手形が目立つ事となってしまう。

そして帰ってきた真佐子は、宮野に
「さっき変な老人がいたの。同情したから金をくれとか言うのよー。困っちゃうわよ。」と愚痴る。
宮野「ハハハ、世の中いろんな人がいるものだよ。」心の中で(俺もだしね)と返事をする。

そしてRED本部に戻る宮野。
井上「宮野、今日は急遽お前一人でパトロールしてくれ」と言われ、内心嫌々ながら早速出動。
パトロール中、宮野は「何で俺だけなんだよ〜」と嘆く。
すると老人にでくわし、
老人「あんた悩みはないかね?」とたずねてきた。例の老人である・・・しかし、宮野はまだ知らず。
宮野「悩みですか?えぇ、まさに今ありますよ!何で僕一人なんですかね!」と強く答える。
老人「それはそれは、本当に残念で・・・。それえは頑張ってくださいな!」と言って、
手を差し出す。 それを見て笑顔で宮野は握手をする。
老人「違ーう!」と手を引き離す老人。
老人「お金!お金!同情料5万円だ!」と叫ぶ。なぜか値上がりしている。
宮野「5、5万円?!おじいさん何をいっているんですか!同情料って・・」と、真佐子のあの言葉を
思い出す宮野。
宮野「あなたこうやっていろんな人にねだってたんでしょう?」と問うと、老人は逃げようとする。
それを宮野は捕まえて、「ちょっと交番まで行きましょう」と引き連れようとする。
すると老人は激しく抵抗し、そのまま巨大怪獣のドルマネーへと変貌した!
宮野「怪獣!!」そして通信機を取り出し、
「こちら宮野。XX区、OO地区にて怪獣出現!至急出動お願いします」と報告。
そのまま小野、橋本、挽地、水野が出動。
田辺は「レッドボーグに装置した新兵器のロケットで総攻撃だ!」と指示。

マネー、マネーっと叫びながら、$マークの大きな財布を持ってREDの攻撃に耐えるドルマネー。
そのまま、銀行や国会議事堂、宝石店などをたくさん見つけて建物ごと盗もうとする。
このピンチに、宮野は変身する。

ウルトラマンミラクルは、ドルマネーを押さえつけて、後ろに倒して議事堂を守る。
そしてヘッドロックをかけてから、前へと回し倒し上にのっかってチョップ連発!
だがドルマネーの持つ財布でビンタをされ、その中からドルマネーは$型のこん棒のような物を
取り出して、ミラクルを襲う。
バク転でうまく避けて、ミラクルはパワーを駆使して、大きな丸い光ったメダルを創りだして
ドルマネーにみせつける。そのまま少しづつ近づくドルマネー。それに応じて少しづつ後退するミラクル。
そしてドルマネーが目の前に来た瞬間に、メダルを針に変形させて突き刺す!
お腹に針が突き刺さり、苦しむドルマネーにスパイラル光線を放ちそのまま撃破した。
その爆発で街中にお札がヒラヒラと舞う。
(以前の鏡を出したり、今回のメダルを出す能力はおそらく19話でハイパワーマンから得た力であろう)

そして・・・またまた料理を食べる宮野。
真佐子「この肉じゃが、田舎にいるお母さんが教えてくれたの。でも、まだうまく作れないわ・・・」
宮野「そうかそうか。それは残念だな〜。これからも頑張ってくれよ!じゃぁ、1万円!」と、手を差し伸べて、
真佐子「も〜う、ふざけないでよ!」とお互いふざけあった。
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