第31話「家族の笑顔」 怒苦奇人ストレス星人登場

ある夜、一軒の家族が仲良く笑いながら食事をとっている。
子供も元気で、夫婦共に仲が良い。
ある日までは・・・

RED基地内では、ハンバーガーを食している。
橋本「あ〜、こうも仕事が多いとストレスが溜まる一方だよな〜。」
挽地「去年の冬にいきなり怪獣が現れたもんな。
    それからもう半年たつんだな。まだ怪獣は現れるのかな」
宮野「過去にもたくさんのウルトラマンが来ましたからね。
    ミラクルが戦い終えても、またすぐ怪獣が現れそうですよね」
小野「そうわよね。だから私達もがんばらなくちゃ!」
宮野「ですよね。ストレスが溜まったらスマイルです!スマイル!」

それからまた夜、例の家族の夫がうつむきながら帰ってきた。
主婦は「どうしたのよ?そんな暗い顔して・・・」
夫「うん。。。実は・・・会社クビになったんだ。」と小さな声で言った。
驚いた主婦は「どうしてよ?!あなた!」と何度もつめよるが、夫は黙ったまま。
さらにはスーツに名刺、シャツにキスマークと、キャバクラに寄った事もばれる。
焦る夫だが、主婦は「もう離婚よ!」と決意してしまう。
そのまま子供を連れてどこかへ行ってしまった。

何もかもがうまくいかない夫は頭を抱え、物を投げ飛ばす。
ストレスが最高潮に膨れ上がる。
すると空から謎の光が降って来た。そのまま巨大な宇宙人が誕生したではないか!
そしてテレパシーで「お前はそれでいいのだ!ストレスを溜めるんだ!ストレスが
私のパワーの源だ」と、いってビルの破壊活動を始める。
怪獣探知機が反応し、REDはすぐさま出動。
攻撃を開始し、ストレス星人は強烈な攻撃を浴び続ける。
だが手に握り締めた、特殊な形をした短剣で橋本隊員と水野隊員のレッドボーグを破壊!
その頃、あの夫は上からバラバラ落ちてくる、壊れたビルの破片などにぶつかるなど、
怪我を負いさらにストレスがたまってゆく。
脱出した橋本と水野が救助しようとするが、「触るな!」と激しく怒る。

そしてストレス星人は、ストレスを極限にあげるために出て行ってしまった夫の家族を
手にもった袋に閉じ込めて、拉致してしまった!
「助けてー!あなたー!」と叫ぶ主婦。「パパー!」と叫ぶ子供達。
夫は更に怒り、素手で怪獣に立ち向かおうとするが、ストレス星人の小指を叩くぐらいしかできない。
それをみた宮野は、ボーグ内で変身する。
家族を傷つけぬように慎重に立ち向かう。
1度は短剣を腹に刺されてしまうが、体に力をためて腕をX字にかまえてエクス光線!
これで袋を持った左手を切り捨てて、そのまま袋は海へと落ちる。
夫は海へ飛び込み、家族全員の救出に成功する。
夫「お、おまえらー!心配させやがって!」と涙と共に、家族全員が笑顔で抱き合う。
これにより夫のストレスは全て吹き飛び、喜びへと変わった。
こうしてパワーを失ったストレス星人は、顔を腕で隠すと、パッと姿を消した。
逃げていってしまったのだろうか・・・。
そのままミラクルは空へと飛び立った。

その頃例の家族はみんなで海外旅行へと出かけていく。
宮野はパトロール中でたまたま空港を通りかかったため、その家族を見て笑顔をみせる。
同伴していた橋本が、「どうした?」というと、宮野は「いえ、やっぱ笑顔っていいな〜と思って」
と言って、パトロールを続けた。
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第32話「アタリは妖精?ハズレは悪魔!」妖精ヒット精 悪魔アウト魔登場

宇宙彼方で、白い光と黒い光が争っている。
その2つの光は天の彼方からきた細い光線に包まれ、地球の日本のどこかへと
飛ばされてしまった・・・・。

そんな日本では、子供達が「おばちゃーん」と駄菓子屋に戯れている。
珍しい光景である。
そんなある日、昨日までなかったガチャポンを見つける。
ガチャポンとは、お金を入れて、レバーを回して中に入っているフィギュアなどを
おみくじのようにランダムに当てる商品である。
昨日までは「ウルトラマン」と「RED攻撃グッズ」しかなかったのに、この日は
「天使と悪魔」というものがあった・・・・。
優しい天使を助けよう!悪い悪魔は当てちゃ駄目!と書いており、おばちゃん自身
「なんじゃろね〜これは・・・」とこのガチャポンについて全くわからないため、無料で
子供達に遊ばせて上げた。

天使と悪魔じゃなかったら、空のケース。
何度も何度も繰り返し、ついに!天使を助け出すことに成功したではないか!
すると中から妖精ほどの大きさの天使が出てきて、
「この度は助けて頂きありがとうございます。このご恩一生忘れませんわ。
そしてこの中にいる悪魔は絶対に出してはいけません。いいですね」
といって、子供達に1000円を渡して帰っていった。
喜ぶ子供達。

数分後、別の子供がやってきた。
「新しいガチャポンだー!」と大騒ぎし、お小遣いの100円を入れてレバーを回してしまう。
そして・・・悪魔が当たってしまう(むしろ、ハズレであるが。)
悪魔は「へへ〜ん!ぼっちゃんよ、ありがとな!」といっていきなり巨大化!
「ヒットー。出て来いー」と暴れだす。
REDはすぐさま出動する。
すると巨大な天使と悪魔が戦い合っているではないか。
田辺は基地から「わかるよな。天使を援護するんだ!」と指令を出す。
なんとか悪魔を攻撃するREDだが、悪魔の目から発射する、クレイザー光線で、
宮野と挽地の乗った2機が同時に墜落!
その瞬間に宮野は変身。そして脱出に失敗しかけた挽地を救出する。

天使は手の平をつきだして、
「ここは私だけに戦わせてください。あいつは私の両親を殺したのです。許せないのです!」
といって、一人で戦うが悪魔がいきなり出してきた槍を突き刺されてしまい、倒れこんでしまった。
それを見たウルトラマンは、怒りを力に変えて悪魔ことアウト魔に突撃する!
槍なんてミラクルの反射神経には叶わず、全てを避けて、ジャンプ!
そのままウルトラキックでアウト魔の首をぶった切って、撃破した。

そのまま天使を抱きかかえて、空高くへと飛び立った。
ヒット精が今も幸せに暮らしているらしい。
今回二人がガチャポンになった理由は、この二人の喧嘩を見て怒った神様のいたずらだったようだ。
今度は、RED隊員全員のフィギュアのガチャポンが入荷された。
喜ぶ隊員達だったが・・・どう見ても似ていない。
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第33話「危険なたまねぎ?!」大玉怪獣ジャンボール登場

今日は宮野が私服で大きなカバンを持って、RED隊員にあいさつをしている。
宮野「では、3日ばかり休ませて頂きます。」
井上「ああ、お前にはいつもお世話になってるからな。」
橋本「ちょっと、隊長〜、僕らだって頑張ってるじゃないですかー」
井上「ハハハ、わかったわかった。来月あたりにはやるよ」
どうやら、井上隊長が宮野に特別休暇を与えたそうで、
宮野はそれで故郷の青森県へと帰ることにしたようだ。
小野「りんごのお土産まってるわよ」
宮野「うん。OK!」といい、そのまま電車に乗って行った。

その青森県では、町中のみんなが騒いでいる。
20代の男性がもうみな都会へ行ってしまい、ここに居ないため、
相当嬉しいのであろう。
そして宮野の両親、宮野光恵と宮野正もご飯をつくったり、
お風呂をわかしたりと、大いに喜んでいる。
そんな時、一人の農業のおじさんが畑に埋まっている
珍しく大きなたまねぎを発見する。
それはボーリングの球ほどの大きさであり、綺麗な色である。
喜んでそれを持って、宮野宅へ走るおじさん。
これを使って、おいしいものを作ろうと考えているそうだ。
そして宮野宅へ着くが・・・、両親はもう駅へ行ってしまったようだ。
仕方なく、「う〜ん・・・お湯でゆでとけばいいのかな?」と、
思い大きな鍋に水を入れて、火で沸かし、そこへたまねぎを入れて
帰っていってしまった。

駅では宮野両親が、宮野を待ちわびている。
そして昼12時15分に、宮野奇跡が到着!
すぐさま抱きつく両親。照れる宮野奇跡。
宮野奇跡「ただいま!おふくろ、そしておやじ!」と満面の笑みである。
そのままうちへ帰ると、光恵が例のたまねぎを見つける。
「なんだね、コレは・・・。気持ち悪い!」といって包丁で切ろうとした
その直後、いきなりたまねぎが真っ赤に光出す!
驚いた光恵は尻餅をついてしまう。
「どうしたんだい?!」と焦って駆け出す奇跡。
「なんだこのたまねぎは?!」と言って、バッグから取り出したガンで
たまねぎを攻撃すると、窓から外へと転がって行き、そのまま巨大怪獣に!

足あたりに付いている長い根で町の破壊をはじめ、さらには宮野の両親を
捕まえてしまう。
村人はみんなで根を切ろうとするが怪我を負ってしまう。

コレを見て激怒した宮野は、REDには通報せず、ウルトラマンに変身する。
遠くの位置から、スラッシャー光線で根を全て切り落とし、宮野の両親は
ミラクルが目から発射したヘルプボールに包まれて、静かに着地した。
するとジャンボールはコロコロと転がって、ミラクルを投げ倒し、踏み潰してしまう。
カラータイマーが鳴り始めるが、さらに転がったところを光恵がさきほどの
包丁を投げて、見事目に命中させた!
それで苦しみ、立ち止まったジャンボールの体の皮を剥いて、脳天にチョップ一撃!
そのまま半分に割れて、爆発した。
たまねぎのせいなのか、両親が無事だったからなのかはわからないが、
ミラクルの目からは2粒ほど涙が流れていた。
そして空へと旅立つ。

このたまねぎは、宇宙彼方にある怪獣の種がたまたま落ちたものだと思われる。
しかしどの星からはわからない。
そして宮野両親は必死に奇跡を探す。
すると後ろから「お〜い!」の声とともに、宮野奇跡が笑顔で戻ってきた。
その晩、一緒にご飯を食べる宮野一家。
家族というものは、深い絆で結ばれた最高の人間だ。
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第34話「命はひとつで十分だ!」四面怪獣フォース登場

衛のクラスに転校生がやってきた。
さらにはその学年の他の3つのクラスにもそれぞれやってきて、
計4人が新しく転校してきたではないか。
衛「よろしく!俺、衛。なーんとあのREDの大親友なんだぜ」
と、初日から仲良くなる。
転校生「よろしく。僕の名前は、四郎!」といった。
1組には一郎、2組には二郎、3組には三郎、4組には四郎、
さらには4つ子でソックリということで、一躍人気者となる。

衛は家にかえるやいなや、四郎を自分の家へと招待する。
真佐子も「いらっしゃい!どうぞ、ごゆっくり」と歓迎する。
ジュースを飲みながらゲームをする二人。
すると四郎がミスをして、残機を0にしてしまう。
衛「ドンマイ!ゲームなんだし、いくらでも生き返れるよ」と言う。
すると四郎は「ねぇ、衛くん。現実世界でもゲームのように、
何回でも生き帰れる身体がほしくないかい」とたずねる。
衛「う〜ん・・。死ぬのは怖いけど、僕はこれでいいかも」
というと、「ふ〜ん・・。残念だなぁ」とこっそりいう四郎。
衛は少し不思議がるが、もう夕方ということでさよならする。

REDは訓練を行っていた。
汗をダラダラ流しながら、必死に鍛えるRED隊員達。
「命がいくつあっても足らないよ!」と嘆く橋本。
そこには三郎がやってきたではないか。
三郎「REDさんですよね?命、いくつもあっても足りない
    といいますが、たくさんあると幸せですよ!」といきなり話しかける。
田辺「こらこら、ボウヤ。俺達は訓練中なんだ。悪いが・・・
    早くおうちにおかえり」と注意。
すうrと黙って帰ってゆく。

そんな次の日の学校で、衛は「やっぱり俺、命たくさんほしいかも!」
と笑いながら四郎に話すと、「本当に?!本当なの?」と、
しつこく聞き返してくる。
衛「う・・うん。殺されても死んでもいくつでもあるんでしょ?」
四郎「そうか。じゃあ一緒についてきて」と衛を連れてどこかへ行く。
怪しげな笑みを浮かべながら・・・
また、REDの橋本がパトロール中に、一郎と二郎と三郎が、
「おじさん、こっちきてー!」と手を引っ張ってどこじゃへ連れてゆく。
橋本「な、なんだ君達は?!あ!君は昨日の!」と驚きながらも
連れられてゆく・・・。

そして衛と橋本は同じ倉庫で連れられる。
橋本「衛くんじゃないか?!」
衛「橋本さん!僕、急につれられて・・・」という。
四郎「ふふ。君達は命がたくさん、ほしいんだろ?
    なら僕らと一体となるのだ。
    僕ら一郎から四郎までは、魂をひとつにあわせて、
    一人の生き物へとなったんだ。今は分離してるけど、
    普段は4人1つで行動してるんだ。死んでも生き返る
    この喜び。そしてもし、今死ぬとしたら順番的には一郎が
    死ぬけど、まだ二郎三郎四郎が残る。最高だろ?!」と自慢げにいう。
一郎は少しうつむく。

衛「命をたくさん手に入れるというのはこういうことだったんだね?!
   そんなに絶対に嫌だ!自分が他人と合体して、共に行動するなんて・・。
   しかも、一郎くんが死ぬ・・・それはどうなんだい?!」
四郎「だから、一郎が死のうがどうでもいい。二郎から四郎が生き残る。
    そしてまた次々に生き物を合体していくんだ」
衛「じゃあ四郎くん!君は自分が死んで、五郎だか誰だかに引き継がれるのは
  抵抗ないのかい?」
四郎「僕が本体だから、僕は一生一番だよ?」と衝撃的なことを言ってきた。
衛「命はひとつで十分だ!」と強く叫ぶ!
すると一郎と四郎は合体して、フォースという名の等身大宇宙人になった!
橋本はレーザーガンで攻撃し、衛を援護する。
そしてREDに援護を求める。

そのままフォースは巨大宇宙人となって、街を破壊し始める。
REDは総攻撃をはじめるが、どこから狙ってもレーザー光線で破壊されてしまう!
脱出した宮野は、衛と橋本の元へと走るが、崩れたビルの部品にぶつかり気絶している。
そのすきに、ウルトラマンミラクルへと変身する。

顔が四角形になっており、四面に顔がある。
どこから向かっても、目から放たれるレーザー光線で攻撃されてしまうのだ。
なんとか対面して戦おうと蹴りやパンチを入れる。
だが、レーザー光線が大量放たれ、側転で右側によけても、そこは宇宙人の顔!
モロに光線を浴びてしまう。
だが力づくでスパイラル光線!らせん状に動くこの光線が一面の顔にクリーンヒット。
そのまま大爆発が起きる。
倒した・・・と、思ったが、まだ三面生きているではないか!
しかし状況を素早く対処したミラクルは、ブルー光線で二面目も破壊!
腕をX字に組んで放つ、バスタービームで三面目も破壊。
残るは一面・・・。
焦るフォースはレーザー光線を何度も放つが、全てを避けてウルトラキック!
これにより完全にフォースを破壊した。

宮野は「僕も人間だった。だが今は生き返りが可能な体を手にした・・・。
      だが人間の心は忘れない!」と独り言で誓い、「宮野さーん」
の掛け声と共に、衛と真佐子の元へと笑って走り出した。
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第35話「飛ばせ!忍者外国人!」忍者怪人シノビ登場

大きなリュックサック、手裏剣の形をしたネックレス、
「忍」と書かれたTシャツを身につつみ、アメリカから
一人の男、ジョン・ボークスがやってきた。
彼は「忍者が見たい」その一心でやってきた。
浅草をブラブラ歩く彼は、カタゴトで街行く人達に、
「ニンジャハドコデスカ?」と聞きまわる。
しかし、おばさんやおじさんは大笑いし、
「ハハハ!今の時代そんなのいねーよ〜。
ハハハ」と馬鹿にされてしまう。
「オ〜マイガッド」と頭を抱えるジョン。

そんな彼が一人で森を歩いていると、人影が。。
「ニンジャ?!」と叫び、後を追うジョン。
しかし、それは挽地と水野であった・・・。
「ハァ・・・」ため息を出すジョン。
挽地「ん?どうしたんですか?」
水野「道に迷いましたか?」と聞くと、
「ニンジャニアイタイデス」と言ってきたジョンに、
挽地「忍者かぁ〜・・」
水野「そうだ!」といって水野はどこかへ連れてゆく。
そこは今好評開催中の舞台「忍者屋敷外伝」であった!
感激して言葉も出ない外国人。
公演が終わり、興奮が止まらないジョン。
水野らは大いに喜んだ。
だが、通信機にメールがきていた・・・。
「2時基地へ集合。遅れたら罰だ」との文字が。
恐る恐る時計を見ると、「2時40分・・・」
顔が真っ青になった二人は、パンフレットをジョンにあげて
急いで車で基地へ向かった。

ウキウキ気分で宿泊先のホテルへ向かうジョン。
すると目の前に、なんと忍者が現れた!
ジョン「OH!リアルニンジャ?!」
忍者「YES。私は忍者のシノビだ。私はこの日本の島全体を
    奪いに来た。」
というが、ジョンはここまでの日本語を把握してないため混乱する。
そしてジョンは会話などどーでもよく、忍者に近づこうとする。
するとシノビは「待て!どうやらお前は忍者が好きみたいだな。
          それならお前も忍者にならないか?」といって、
忍者の着衣を渡す。
ジョンはこれを着ようとするが、罰で山を走ってる最中の挽地と水野
がたまたまそこを目撃し、「おぉ、さっきの外人さん!どうした?」と聞く。
すると向こうにいた忍者が「うっ!REDめ!」と急に睨みつける。
水野「なんだあんたは?」というと、忍者は水野と挽地を巨大ネットで
閉じ込めてしまう。
驚いて逃げるジョン。
そのまま忍者は巨大化して、忍者怪人シノビへと変貌した。
からまるネットに閉じ込められながら、本部へ連絡する二人。

本部からは宮野と小野が向かう。
ウルトラマンに似た体系で、体が軽く、すばやく動き回る。
そのためレッドボーグとはいえ、攻撃しづらい。
地上では橋本が二人を救出する。
そこには転んで怪我したジョンがいたため、ジョンも救出する。
「ニンジャハワルイヤツデスカ?」と聞いてきたため、
橋本は「確かに悪い奴だが・・・良い忍者もいるさ!そう、君こそそうだ」
と答える。

小野隊員のレッドボーグは手裏剣攻撃で墜落し、そのまま脱出。
宮野も墜落しそうになったため、機内で変身する。
ミラクルとちゃんと対面せずに、素早い体当たりや、飛び蹴り、
手裏剣爆弾などで連続攻撃。
だがミラクルも、ドロップキック、ダブルアームスープレックス、
ブルー光線などで対等に攻撃する。
しかし、忍者のもつ長い巨大針付きのロープで首をしめられ、カラータイマーが
鳴り始めてしまう!
それを見たジョンは、「ULTRAMAN!!」と叫び、ネックレスの手裏剣を高く投げる。
すると、奇跡が起きたのか、その手裏剣が光ってシノビの元へと高速移動し始める!
そのままブシュッとキラキラ光り、シノビの腹を突き通す。
そして炎上して、シノビは爆発した。

帰宅することになったジョン。
ほんの短い間ながらも、彼と”友達”になった挽地と水野と橋本は、忍者のコスプレで
劇を見せてあげるも、グダグダの大失敗におわってしまった。
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第36話「貯金豚はチョキン蟹!」蟹豚怪獣チョッキンガ登場

親のすねを噛じっては、物を買ってもらう高校生がいた。
高校はちゃんと行ってる。 だが働くことが嫌いである。
お手伝いすらしない。
名前は小倉隆助(おぐら・りゅうすけ)。17歳。
そんな彼はもう親から「何も買わないからね!学費も高いんだから」
と言われてしまい、うつむきながら歩いていた。
すると、足に何かが当たる。
それを拾うと、手が蟹のハサミになっている豚の貯金箱であった。
「貯金か〜・・・。したことね〜な〜」と言う隆助はそれを持ち帰ることに。
そして「金貯めるか!」と決心して、まずは家にあるいらない本などを
売りさばくことにした。
20冊もの漫画を売り、心の中では「こりゃ4000円ぐらいかな〜」と思って
いたが、現実はそう甘くなかった。
「800円ね」
その声に目を真ん丸くして驚く隆助。
だが反論することもできず、しぶしぶ800円を貰う。
帰りのコンビ二で、お菓子を買おうとするが、「おっと、貯金するんだった!」
とギリギリで思い出し、蟹豚の貯金箱に入れる。
チャリンと800円が落ちる音と共に、蟹豚の目が赤く光る。。

後日、そんな隆助はバイトを始めることにした!
そしてREDに申し込むという行動に出た。
面接が始まる。
井上「え?君・・・高校生なの?」
隆助「はい!一生懸命頑張ります」
井上「だが、REDはどの部に所属しようとも、20歳以上じゃなきゃいけないんだ」
といわれてしまい、落とされてしまう。
そんな彼を見た宮野は、
「いったいどうしたんだい?」と問う。
隆助「お金がほしいんです。たくさんためて、豚と蟹の変な貯金箱を満タンにして、
    何かを買おうと思いまして」と言う。
宮野「うん、それはいいことだ!僕も初めて働いてもらったお金で、好きなものを買った
    時はすっごく感動したよ!君も頑張るんだ」と励ました。

そしてバイトを始めた隆助は、1ヵ月後に始めての給料である5万円を手に入れた。
喜びながらそれを小銭に両外して、蟹豚の貯金箱へ入れる。
もうこれ以上入らない満タン状態となってしまう。
すると突然、貯金箱が暴れだした!
そしてドアを突き破って、外へと行ってしまった。
「僕の金ー!」と叫びながら追いかける隆助。
するとその貯金箱は突然巨大化して、豚と蟹の融合怪獣、チョッキンガに変貌!
どうやら遠い星から落ちてきた、怪獣貯金箱のようで、お金をエネルギーとしているようだ。

衛と真佐子宅にいた宮野は二人を非難させる。
そして豚蟹怪獣を見た瞬間、隆助の発言を思い出す。
”豚と蟹の変な貯金箱”の一言を。
隆助は怪獣の下で「お金返せ!俺の働いたお金を返せ!」とつめよる。
そのころREDは出動して、攻撃を開始する。
チョッキンガは反撃とばかりに、ハサミで挟もうとしたり、細長い固定された口の中から
丸いメダルをたくさん投げ飛ばす。
走って隆助の元へとついた宮野は、この事態について聞き、
「君の働いた結晶は僕が働いて取り戻すよ!」といって逃げさせる。
そしてその場で変身!

豚のように四速歩行で突進してきたり、蟹のようにハサミで手や首を挟まれてしまう。
REDの田辺は、本部から「美味しい料理作戦決行だ!」といい、橋本と水野はそれぞれの
レッドボーグから大量のお湯と炎をチョッキンガにぶっかける。
おしそうな匂いが漂い、チョッキンガは弱ってゆく。
そしてミラクルはキックの連発でハサミを切り落とし、ただの豚怪獣となったチョッキンガの
口の中に、ハイパワーで出現させたメダル状の爆弾を入れ込み、爆発させた。
そのまま小さい貯金箱となって、隆助の元へと戻った。

宮野「よかったね!隆助君。」
隆助「うん。これで欲しいものが買えるぞ〜」
宮野「そうだ。いったい何を買うんだい?」
隆助「うん!今まで迷惑をかけたお母さんに、お礼として洋服を買うんだ!」
それを聞いた宮野は笑顔で
「お母さん、きっと喜ぶぞ!その感謝の気持ちも死ぬまでずーと、
心の中に貯めておくんだぞ!」と助言した。
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第37話「あきれた!怪獣爆弾作戦の罠」侵略怪獣チート星人登場

今日、衛の通う小学校では二人一組で協力して、運動をする体育の授業があった。
二人三脚や跳び箱、マット運動など様々である。
そして衛くんは、太田くんと組むことになった。
他のみんながうまくいく中、衛と太田くんだけはなかなかうまくできない。
しまいには、片方が足をおさえて練習する逆立ちで、衛が手を離してしまい、
太田くんが倒れてしまう。
その瞬間、授業が終わり、太田くんは怒って衛を張り手で押して教室へ先へ戻ってしまう。
衛も、「なんだよ、そんなに怒ることないじゃんか!」と陰口を言う。
それっきり、仲の良かった二人は話さなくなってしまった。
さらには帰り道、たまたま同じ道に居合わせた二人はわざと足を速くして、リードしようとする。
それを繰り返した後に、
太田「なんだよ!何が言いたいんだよ?」
衛「さっきのことは誤るよ。でもそんな怒ることないじゃないか。」
太田「うるさい!衛のせいで俺は失敗したんだからな。」
と口喧嘩を始めてしまう。

そこへ「お〜い、どうしたんだい?」と笑顔で宮野と橋本が通りかかる。
衛「あ、宮野さんと橋本さん!」
宮野「こらこら。喧嘩はほどほどにな。」
太田「衛が悪いんです!」
衛「なんで僕のせいなんだよぉ!」などと、バンバン喧嘩を続ける二人。
橋本「こりゃ、いいことじゃないか!宮野。喧嘩するほど仲が良い。そうだろ?」
宮野「そうですけど・・・」といって、しぶしぶレッドソウルに乗ってパトロールを続ける。
そして宮野と太田はそのまま分かれて帰ろうとした・・・その時!
とある地上で黒い煙が大量発生し、そこから謎の怪獣が現れた!!

「ギャッハッハッ!俺様はチート星人だー。人間どもよ!よく聞け!」
と大きな声で喋りだす。
衛と太田や、宮野と橋本も何ごとかと、怪獣を見上げる。
チート星人「ギャッハッ。今、日本中にこの俺様が持っている爆弾を設置した!
        この爆弾の作動すると、日本列島が全滅する威力を持っている。
        もしも爆発させてほしくなかったら、人間どもよ!俺様の指示に従うのだ!」
と高笑いを始めた。
宮野も「なんだって?!」と驚く。
RED本部は、基地のスピーカーから「お前の目的はなんだ?」と問う。
チート星人「地球がほしいのだ!ギャッハッハッ。いいな!まず、俺様の指示だが・・・
        俺様への攻撃を固く禁止する。少しでもしたら爆弾を爆発させるぞ!本当だからな!」
と、攻撃ができない状態にしてしまう。
そしてビルの破壊なども始めてしまう。
REDはずーと悩みつづける。
チート星人「次に、おいしいものをたらふくよこせ!人間どもよ!冷蔵庫ごとよこせ!」
と指示をだし、魚屋や肉屋、一般人達も冷蔵庫にある食べ物をすべてあげることに。。
そして次はなんと「そこの坊主二人!お前らは協力して、この箱の爆弾を箱ぶんだ。
            いいな?さっき言った爆弾と同じやつだ!落としたら爆発するぞ!
            気をつけろよ!絶対に落とすなよ!いいな?いいな?」
とすっごくしつこく言う。
そしてその坊主とは、衛と太田であった!
どうやら、この怪獣の乗ってきたUFOに積めということらしい。
嫌々ながら、従う喧嘩したばかりの二人。
衛「おい・・絶対に落とすなよ!死ぬからな」
太田「わかってるよ!」と大汗をかきながら慎重に運ぶ二人。
心配そうに見る宮野。
しかし、太田が階段に足をひっかけてしまい、箱を地面に落としてしまった!!
衛、太田、RED、また怪獣までもが「あーーっっ!」と叫び、目をふさいで、頭をおさえる。
・・・・しかし、何も起きない。。
驚いた宮野は走って二人のもとへと走り、箱の中身を開ける。
するとその爆弾はただのボール。

そう、あの怪獣は嘘をついて脅していただけであった。
宮野「あ、あ、・・・あきれた・・・」と本気であきれる宮野。
そして二人を橋本に非難させ、ウルトラマンミラクルへ変身する。
チート星人は「ばれちまったか!」といって、逃げるように攻撃するが、実際はただの弱い怪獣。
巴投げや持ち上げてから地面に投げ落とすなどで、ミラクルが猛攻撃して、
最後はスパイラル光線で撃破した。

そして太田は、「俺も転んで失敗しちゃってごめんよ。本当にごめんよ!」と衛に謝る。
衛「へへ。もう大丈夫だよ!全然気にしてないさ!これからも協力し合おうぜ!」」といって仲直りする二人。
宮野と橋本も笑顔で見守り、公園へ遊びに行く二人を見送った。
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第38話「卑怯者よ!ぼくらは逃げない!」逃亡怪獣コワード登場

とっても弱く、学校の相撲大会などでは一度も勝ったことがない少年がいた。
名は、伊戸快持(いと-かいじ)。小学4年生である。
そんな彼は、次の相撲大会で一番デカく強いと言われている、杉山昇と戦うことに・・。
伊戸「僕なんか・・勝てるわけない。。絶対に負ける!」とへっぴり腰なのだ。
仲の良い6年の衛や太田になぐさめられるも、勇気は出ない。
一方、杉山は傲慢な態度で、
「へっへ〜。伊戸が相手かよ。ウルトラマン対蟻みたいなもんだぜ。あいつはすぐ逃げるだろうな」
と、仲間達と馬鹿にしている。

熱血教師の、春山先生は伊戸に強い意志を持たせるために特訓を支持する。
春山「今日の放課後、体育館にくるんだ!いいな!」と強く言い、逆らえずに伊戸は了解する。
しかしその特訓は想像を絶するほど厳しいものであった。
腕立て100回、腹筋100回、背筋100回、トラック50周。
これを見て、つらくなった衛は他の先生を呼ぶが、先生達は「いいことじゃないか」と否定する。
焦る衛は直接、春山に訴えるが、
春山「なに〜?人間な、弱い奴は負けて強い奴は勝つ!そういうものなんだ。それで伊戸は弱い。
    これじゃあ勝てないだろ?だから強くなるんだよ!」と反論する。

そこへ学校見学に宮野と小野がやってきた。
衛が「宮野さ〜ん!伊戸くんを助けてあげて!」と泣きながら要求する。
その光景を見た宮野は、春山に訴える。
春山「ありゃりゃ、これはこれはREDのみなさん。おつかれさまです。
    いえ、これは体罰なんかではありません!弱い伊戸を強くするんです!
    強くなければ勝てないのですから!」と同じことをいうと、
宮野「弱いと勝てないですって?!それは違います!あなたは間違っています。
    弱いから負ける。強いから勝つ。そんなもの、言葉にまどわされているだけです。
    僕らだって弱いです。怪獣と人間ですから。でも勝てるときだってあるはずです!
    人間1人と怪獣1体の戦いでも勝てるはずなんです!
    だって、強い・弱いなんて関係ないからです。負けると思っていたら負けるのです。
    でも勝とうと思えば、勝てるときだってある!」
春山「でも、伊戸とクラス1の相撲少年ですよ?勝てるわけないでしょう」
これに切れた宮野は、背負い投げで春山を叩きつけてしまった。
我に返った宮野は、すぐさま病院へ送る・・・。

ムスッと怒ったままの春山。
誤る宮野だが、「これだけは認めてください。弱いから負けるのではなく、弱いから勝とうとするので!」
と強く発言。
その頃、伊戸は外で座り込んでいた。
すると一匹の巨大な蟻が横を通る。
伊戸「お前はどうなんだい?毎日働いているけど、人に簡単につぶされてしまう・・・」と独り言。
するとそこへ杉山がやってきて、蟻をつまむ!だがありは必死に抵抗。
杉山「蟻は弱いもんな〜」と馬鹿にする。
すると杉山の指を噛んできたため、「痛っ!」と、投げ離す。
するとそのまま蟻は巨大怪獣へと変貌した!!
みんなが避難する。

宮野はすぐさま病院を飛び出し変身!
そして戦いを始める。だが蟻はびくって、すぐさま逃げてしまった!!
ウルトラマンの戦いはわずか10秒で終わってしまった。
その夜もあらわれるが、REDが出動した瞬間に逃げる。
現れては、街を破壊して、敵がきたら逃げる。
その行為を繰り返し、街の破壊を幾度となく続けてゆく・・・・。

そしてまたも現れてきた。
杉山は「やっぱり蟻は弱いんだ!」と言い、
伊戸は「おい蟻!!逃げるなよ!卑怯者!そりゃあ僕だって逃げようとはしたさ。
      でもお前みたいに、もう”どうせ負ける”なんて思わない!僕は立ち向かう!」と言いかける。
これに反応した蟻は二人を襲い掛かる。
逃げる二人。
そして宮野は、学校にあった土俵のうえで変身する。
どうせ蟻は弱くて、負けるか逃げるかだろう・・と、子供たちは思っていた。
だが、少しづつ地球に出現することで、蟻はコワードという名の2足歩行の巨大怪獣へと変貌。
口からだす糸でミラクルを巻きつけ、手の針で突き刺し続ける。
REDも、糸で巻かれて完全に動けなくなってしまった。
カラータイマーが鳴り、大ピンチ!
そのまま食べようとするコワード。だがミラクルは力をこめて糸をひきちぎった!
解放されたミラクルは、ウルトラカッターでコワードの足をバラバラにして、スパイラル光線で止めを刺した。

相撲大会当日、試合の結果は・・・伊戸くんの負けであった。
だが一生懸命頑張った伊戸くんを宮野は満面の笑みで褒めてあげた。
そして「蟻だって強い。ミラクルをあそこまで追い詰めたしね。でも”負けない気力”はミラクルのほうが上だったみたいだね」
と、改めて負けない気持ちの大切さを教えた。
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第39話「ついに来た!奇跡の王様!」罪悪怪人ジゴク星人、ハイパワーマン登場

物を盗んだり、人に危害を加えることは立派な犯罪であり、
警察というものが取り調べてゆく。
それが普通となった今の時代だが、いまだに犯罪は絶えない。
そしてこのあと、大惨事が起きるとは誰も予想しえなかったであろう・・・。

とある、中学生三人がゲーム屋で万引きをしている!
それをたまたま発見した衛は、怯えながら「い、いけないんだぞ!万引きは!」
と、いうが「子供は家でおとなしく、【ウルトラマンミラクル】でも見てな」と馬鹿にしてくる。
そこへ店長が「コラーッ!」と、箒を持って追いかけていった。
衛「なんて嫌な奴なんだ!」とグチる。
するとそこへ、一人の警察官が現れた。
警察官「やぁ、ボウヤ。どうやら万引きがあったみたいだね。」
衛「そうなんです!早く、あの中学生を捕まえてください。」というと、
警察官「ハハハ、万引き程度じゃ捕まえるわけないだろう。
     それよりももっとひどい事をしている奴がいるんだ。
     そいつを捕まえなければならないんだよねー」といって去っていった。
不思議がる衛・・・。

その頃、あの中学生はいまだに逃げていた。
そこへレッドソウルに乗る宮野と挽地がたまたま通りかかる。
店長「REDさーん!そいつらをとっ捕まえてくれ!」
宮野「この中学生の彼らをですか?」といって、従う宮野。
「ごめんなさい!もうしませんから」と謝る中学生達。
店長「いーや、駄目だ。警察へ突き出してやる」
宮野「まあ、まあ、彼らにも反省していますし、今日だけは許してあげましょうよ」
店長「なに?!あんたは犯罪者の味方かい?REDさんもひどいもんだねー」
挽地「ん〜・・・、でももうしないって言っていますし。ね?ね?」とお願いするRED.
店長「わ、わかったわい。・・・でもなんでそこまで援護するんだい?」
宮野「一人、一人に希望があるんです。この子たちも、ちゃんと公正するはずです!」
子供を信じる宮野の目は正義に溢れていた。

その後、基地の実験室で、新しいロケットを開発中の宮野。
宮野「これで、怪獣を倒してやりたいな〜」とつぶやく。
するとその後ろで、いきなり謎の男が!
それは衛も会った警察官であった!
警察官「ふふ。宮野くん。君はこれ以上、罪を増やす気かね?」といきなり話し出す。
宮野「罪?僕が何をしたっていうんですか?」
警察官「お前は重罪だ!世界一の犯罪者だ!自覚していないのか?
      ならお前を地獄へ突き落とす!それが、冤罪で殺された私の使命だ!」
というと、いきなり外へ飛び出し巨大な宇宙人、ジゴク星人へと変身した!!

REDは総出動で攻撃を開始する。
ジゴク星人「ほら。やはりそうだ!REDも犯罪者だ!」といって、目から発射する、
ヘルビームで次々に墜落してゆく。
基地にいた宮野は窓から飛び降りて、そのまま変身。
ジゴク星人「ついに来たな、犯罪者めが!」
ミラクル「犯罪者とは、いったいどういうことなんだ?!」
ジゴク星人「え〜い!まだ気づかないのか?お前は、たくさんの怪獣と宇宙人を
        殺した殺人犯だ!」と突き詰める。
たしかにウルトラマンは、数々の怪獣らを撃破してきた。
だがそれは地球侵略をたくらむ怪獣らである。
だがジゴク星人は許せないらしい。
ジゴク星人「奇跡の国・・・貴様の故郷は犯罪者の国に違いない。
        国もろとも破滅してやる!殺してもいないのに、疑われて殺された
        私の身にもなるんだな!」といった。

どうやらジゴク星人は昔に冤罪をかけられてしまっい、そのあと、様々な仲間から裏切られ、
故郷であるE-R3星から死刑判決で殺害されてしまった宇宙人のようだ。
その冤罪をかけたのは誰なのかは、まだ謎。
今こうして生きているのは、地獄から抜け出したからのようだ。
それを知ったウルトラマンは「ならそいつを必ず倒す!復讐してやる」と言うが、
拒否をして、怒るジゴク星人。
罪ある者を倒してきたウルトラマン。罪なき者なのに殺されたジゴク星人。
結論的にどちらも悪くないのだが、ジゴク星人の気持ちはわからなくもない。。
その直後、ミラクルはジゴク星人の力で上から降りてきた、トゲだらけの固い檻に捕らえられてしまった。

そのまま長いサーベルを持ち出し、ウルトラマンミラクルを死刑にしようとしているではないか!
逃げたくても逃げられないミラクル。
援護するREDの攻撃は、全く効いていない。
ミラクルが死刑判決・・・。そんな馬鹿な・・・。
子供らが目をつむって助けを求める。

そのときであった。
空の一部に太陽よりもピカッと光る塊がおりてきた。
その塊の爆発とともに、奇跡の国の王様として知られていながら、その姿は地球で現さなかった、
神の力の持ち主、ハイパワーマンがついに姿を現した!
額から出す、ゴッド・スパイラル・ビームで檻を完全に消しさり、ミラクルのカラータイマーにもパワーを与えた。
そのままハイパワーマンは「さぁ、行け!」と指示を出し、ミラクルは1VS1で戦いに挑む。
そしてボロボロに追い込み、最後はハイパワーマンのミラクルシャワーによって、ジゴク星人は遥か遠くの
幸せの国へとワープしていった。

握手するミラクルとハイパワーマン。
帰り際にハイパワーマンは、「奇跡の国に危機がせまっているかもしれない。そのときは助けを求む!」
と言い残していった。
果たして、この言葉の意味は・・・。

ミラクルは宮野の姿に戻り、衛と真佐子のもとへ走ってゆく。
宮野「いや〜お腹ペコペコだよ〜。真佐子さん、いつものお願いね」
とすっかり馴染んでいる宮野であった。
ウルトラマンはたしかに怪獣をたくさん倒している。だがそれは、怪獣たちとの争いが無くなるのを祈ってのことだ。
みんなも、ウルトラマンをこれからもよろしくね。
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第40話「愛に泣く、怪獣の涙を知れ」 求愛怪獣ラブラーン、希望怪獣マレノーゾ、剣豪怪獣ツルギロン登場

美しい姿をした、一人の女性が歩いている。
彼女の名は、百合美咲(ゆり-みさき)。
百合「どこ・・・?どこなの・・・?ここにはいないの?」と、言い続けている。
彼女は実は怪獣である。
ホワイト・ロードという星に住んでいた、メスの怪獣である。
そこでは、マレノーゾという怪獣と幸せに暮らしていたものの。
マレノーゾは、とある理由で交際を認められずに、
離れ離れにされてしまっという怪獣だ。
その後、何年もかけてマレノーゾを探し求めており、現在に至る。

そこへレッドソウルが通りかかる。
手をあげる美咲。
運転している宮野が車を止め、乗車させる。
宮野「美しい方ですね〜。どこへ行きたいんですか?」
美咲「・・・。彼を探してほしいの。」
宮野「彼?あぁ、彼氏を探してるんですね!どこですか?
    渋谷?池袋?新宿?」と何度も聞くものの、美咲の答えは
「わからない。」であった。
悩んだ宮野はRED基地へと連れてゆくことに。

そして、基地で座って黙り込む美咲。
井上「う〜ん、宮野。彼女には失礼だが・・・こういうのは警察の仕事なんじゃないか?」
宮野「すみません。でも、どうしても見捨てられなくて・・・」
井上「そうか。わかった。」と言っていると、いきなり怪獣探知機が大きく反応する。
今まさに、そこにいるのだから当たり前だが、隊員達は何も知らないため戸惑う。
そのため、美咲は全てを話した。

橋本「そうか〜。日本でいう、頑固親父が嫁にいくのを拒否するみたいなことなのかな・・・・。
    それで完全に離れ離れにされてしまうとは・・・なんともかわいそうだ。」
水野「隊長、なんとかしてあげられませんかね〜?」
井上「しかし、その彼氏の怪獣を探すなんて、とてもじゃないが無理だな。。」
田辺「でも、地球にいる可能性もあるかもしれん。まずは探してがえようじゃないか。」
このため、レッドソウルで美咲を乗せて探すことにした。
小野隊員も同席している。
そして長い事探し、真夜中となるが、結局見つからなかった。
宮野「はぁ〜・・・。この8時間はなんだったんだろう。」
小野「しょうがないわよ。」
そう言って、気をゆるめたそのとき!!
誰かをひいてしまったではないか!
大きな汗をかいて、ソウルを飛びでて、ひかれた男性のもとへと走る宮野と小野。

だが、その男性は無事であった。
宮野「本当に無事なんですね?!・・・・ふは〜、よかった〜!」と安心する宮野。
すると、その男性の顔を見た美咲は驚いて飛び出す。
それに気づいた男性は逃げようとするが、腕を掴まれて止められてしまう。
美咲「待って!何年も何年も探したのよ!」と涙を流す美咲。
どうやらこの男性こそが、例の彼氏怪獣のようだ。
地球上での名前は、希望大地(きぼう-だいち)。
二人の恋を引き裂かれて以来、数年宇宙を漂流し続け、この地球に来たという。
宮野も、ついつい拍手。
小野は、「とうとう見つかったのね!素敵!」と目を輝かせる。
美咲「さぁ、帰りましょう!」と言うものの、希望は拒否する。
希望「駄目だ。もう我々は離れてなければならない。」
美咲&小野「なんでよ?!」
希望「そういうもんだからさ。」
と、曖昧な回答ばかりをしている。

泣いて怒る美咲は、「じゃあこれだけでも持っていて!あなたは私を愛していない
             のかもしれない。でも愛しているのなら、これを持ち続けていて」
と言って、希望にハート型のネックレスを渡す。そしてそのまま走り去ってしまった!
小野「あなた、それでも彼氏ですか?!」
希望「・・・・。」黙ったままの希望。

すると突然、巨大な剣の手をした怪獣が地球に襲来!
宮野と小野は、地上から攻撃開始。
REDも出動する。希望も警戒する。
その頃、美咲は泣きながら、路地を走り続けていた。
何年も求めていたものにフラレてしまったからだ。

そして怪獣であるツルギロンは、どぎつい声で、「マレノーゾ!お前を殺す!今すぐ巨大化しろ」
と呼びかけてきた。
うなづき、希望は怪獣の姿へとなった。
宮野「おーい、希望さーん!これはいったいどういうことなんですか?!」と聞くが、
何も言わずに、希望=マレノーゾはツルギロンに立ち向かう。
ビルの屋上へ昇っていた美咲は、初めてそんな光景を見て、何事かと再び元の場所へと急ぐ。
だが、ツルギロンの剣でボロボロにされたマレノーゾは・・・・殺されてしまった。
目をおさえる小野隊員。握りこぶしをつくって怒りに震える宮野。
そこへ美咲来るが・・・泣きくづれてしまった。
そのまま美咲も本来の姿である求愛怪獣ラブラーンへと変わる。
横たわるマレノーゾを揺さぶるが、反応は当然ない。
そして手には、死んだにもかかわらず、ネックレスが強く握られていた。
そう。マレノーゾは、ラブラーンが自分といたら殺されてしまうという警戒心から、愛しているにも
かかわらず、フッたのだった。
ラブラーンは再び大粒の涙を流す。
その涙の雫は、海の津波のように大きく流れ、宮野や小野を流してしまう。
その涙の海の中で宮野は変身!
小野隊員を救出して、地上へと飛び立った。

ツルギロンの剣さばきに苦戦するも、ラブラーンの涙の海を手の平ですくって、
ウルトラ水流のように、ツルギロンの剣へ噴射する。
しだいに剣は錆びてゆき、ボロボロに。
そのままウルトラチョップでいっきに両腕を斬り裁き、最後はスパイラル光線であっという間に撃破した。

再び平和が戻ったが、ラブラーンの愛は戻らなかった。
しかし、ラブラーンはREDや宮野、小野にたくさんおじぎをして、空へと消えていった。
小野「私にも、愛する人がいるから、すごく気持ちが伝わったわ。」
井上「ん〜?それは誰かな?」
小野「いえ、なんでもないです!」と顔を真っ赤にする小野隊員。
みんなで愉快に笑うREDであった.
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