第一話「光を手に入れた戦士」 光翼怪獣「ヴァンヴァリアル」登場
地球に向けて進む、一体の巨大怪獣が地球防衛組織EARの超長距離レーダーにかかった
赤山隊長はただちに石野、道城、和崎の3人に出動を命令
大気圏で迎撃を試みるが、ヴァンヴァリアルの翼から放たれる光のシャワーを浴びて、道城のタイフーンが被弾
コントロールを失った道城機は戦闘空域外まで飛ばされ、行方不明になってしまう
石野は怪獣の弱点が羽の付け根と見抜き、攻撃して後一歩まで追い詰めるが、取り逃がしてしまった
一方道城は彼を助けに来た和崎の目の前で突然発生した時空の歪みに吸い込まれてしまう
全員が呆然とするが、我に返った赤山の言葉で、和崎と石野は撤退する
基地に戻ると、和崎はすぐさま再出動及び、道城の救出を赤山に進言したが、赤山はそれを拒否
怪獣が今だどこかに潜んでいると言うのに、戦力を分ける事はできない
赤山の冷たい台詞に、和崎は激怒し、ハリケーンを強奪して道城捜索に向かおうとするが、津上によって阻止され、拘束される
暴れる和崎に、石野は赤山が断腸の思いでその台詞を言っている事と、EAR隊員としての使命を述べ、和崎を赤山に謝らせた
落ち着いた後、激しく落ち込む和崎
その頃、道城は……

気が付くと、道城は宇宙空間に浮かんでいた
EARタイフーンの中ではなく、生きて宇宙空間に浮かんでいるのである
視線の端には、地球ではない、青い星、そして、目の前には

道城は無意識の内に、その光に手を伸ばし、気が付いた
自分の腕が異形の形に変貌している事に
驚く道城の頭に、柔らかな声が聞こえてきた
「君はプラズマ太陽の光の影響で、その姿になってしまった」
驚く道城の目の前に、ウルトラの父が現れる
「私はM78星雲、宇宙警備隊の大隊長、皆はウルトラの父と呼ぶ」
呆然とする道城に、父は説明を始めた
まず、道城が宇宙に時々起こる時空の裂け目に飲み込まれてここに来た事
プラズマ太陽の事、そのプラズマ太陽の光の事
そして、道城がプラズマ太陽の力で、ウルトラの戦士となった事
最後に、ウルトラ戦士の体は、太陽光線の届きにくい地球上では、長くその巨体を維持できない事を説明し
父は、道城に、その姿から元に戻す事はウルトラの星の科学でもできないと言って深く頭を下げて詫び
彼にウルトラの力をコントロールできるように、オーバーフラッシュチェンジャーを渡した
父は道城に、地球に戻らずに、ここで暮らす事も可能だと言うが、道城は断った
自分は地球人であり、自分の力は地球の平和のために使いたいと、言って……
道城の心に感動した父は、タイフーンを修復し、彼をウルトラの星の技術で地球へと送った

気が付くと、道城はアイアンタワーの医務室で寝ていた
道城の回復を喜ぶ隊員達に事情を尋ねると、タイフーンに乗って海の上を漂っている所を発見されたらしい
全てが夢だったのかと思う間も無く、ヴァンヴァリアルが再出現し、EARは出動する
病みあがりのため戦えない道城の分も戦うと張り切る和崎だったが翼が増えてパワーアップしたヴァンヴァリアルの前に苦戦
必死で戦うも大気圏を突破され、地上に侵入されてしまう
追ってきた和崎のハリケーンと津上のタイフーンは撃墜され、石野のストームも有効な打撃を与えられず苦戦する
赤山はすぐさま自衛隊に協力要請を出し、ガーディアンの戦闘機隊に出動を要請するが
自衛隊は内閣が出動を今だ認めず、ガーディアンはこれまでの戦いで戦力を労していた
絶体絶命のピンチに、道城はいつの間にか自らの手にオーバーフラッシュチェンジャーが握られている事に気づく
仲間を救うべく病室を抜け出しエアロスで現場に向かう道城
そして、怪獣が暴れる現場について、道城は目をつぶり、戦う覚悟を決めた後、変身する

激しい光が地面から柱のように昇り
やがて、その光の中から、ウルトラマンとなった道城が現れた

ウルトラマンの登場に沸き立つEARの隊員達

次回予告
石野「ウルトラマンを援護します!」
和崎「くそおおおおおお」
川浪「でも…もう無理は、しないでくださいね、絶対ですよ」
道城(俺は守るんだ、この力で)
赤山「ウルトラマンがいないと、この星は駄目なのか?」
川浪「いくぜええええええええええ」
            次回「巨人の力」

________________________________________________________

第2話「巨人の力」光翼怪獣「ヴァンヴァリアル」地底怪獣「ドリケザー」
ヴァンヴァリルと相対したウルトラマンオーバー
翼から放たれる光線のシャワーを見事なジャンプでかわし、オーバーヒートバスターでヴァンヴァリルを粉砕する
新しいウルトラマンの登場に、沸き立つEAR隊員達、しかし、赤山だけは浮かない顔をしていた
一方道城は、オーバーから戻る際に、異次元のような場所で、かつて地球を守っていたウルトラマンバーンに出会う
彼は道城の力の使い方を誉めると、回復したので、自分は冥王星圏で地球に迫る侵略者を叩くと言ってきた
最後に、HEET日本支部の面々がどうしているか聞かれ、道城は言葉に詰まるが、はっきりと言う
HEET日本支部の面々が全員殉職した事を…
道城の言葉に、バーンは驚愕し、共に戦った戦士達の死に涙する
それでも、仲間の分まで戦い抜くと言い、道城の前から姿を消した
アイアンタワーに戻った道城は、すぐさま再び病院に搬送される

傷ついた道城の所に、川浪が見舞いに来た
彼女は道城に無茶をしないように言うと、ウルトラマンが来た事で、自分達の仕事が今までより安全になると心の内を開ける
しかし道城は彼女の言葉に苦悩する、果たして、自分が力を使う事は、仲間を腑抜けにする事ではないのか?と
そんな折、赤山が全員を集め、今後の作戦会議を始めた
その中で、石野はウルトラマン出現後の戦い方について、と言う議題を出す
しかし、赤山はその議題を否決
ウルトラマンを真に味方だと信じてはいけないと言った
その言葉に、驚く道城
赤山は、他天体の異星人が本当に地球のために無償で働く事は考えにくい、ウルトラマンを味方、と考えずに、登場後の一切の援護、及び協力を禁止した
道城や和崎が講義しようとした時、怪獣出現の警報が鳴り響いた

地底怪獣が市街地付近に出現、市民の避難はまだ終了していない
なんとしても怪獣を食い止めねばならない
道城、和崎、石野が空から、川浪、津上が地上から怪獣を攻撃する
しかし、和崎はやられ、怪獣は侵攻を止めず、このままでは市街地に侵入してしまう
市民を守るため、川浪はエアロスからヒートガトリングを取り出すと、囮になるため、怪獣に向けて突進を始めた
川浪の危機に、道城はオーバーフラッシュチェンジャーを取り出すが、変身する事をためらう
もし、変身して、味方から攻撃されたら・・・
道城は迷った時、ドリケラーの口から発射されたマグマ弾の爆発が、川浪を包んだ
一瞬呆然とする道城、しかし、すぐに我に変えると、今度はためらわずに変身した!
ドリケラーと相対するオーバー
しかし、ドリケラーのマグマ弾攻撃と、硬い尾による同時攻撃の前に、苦戦する
尾に転ばされたオーバーに、ドリケラーがマグマ弾を吐こうとした時、石野のストームがドリケラーを攻撃し、発射を阻止する
驚く和崎や赤山達に、石野は一言
「ウルトラマンを援護します」
とだけ言い、ドリケラーにミサイル攻撃を開始した
苦しむドリケラーを、オーバーはハイスパーク光線で吹き飛ばした
戦いが終わり、エアロスに集まる隊員達
川浪の戦死を皆悔やみ、赤山が石野をとがめようとした時、横から川浪(サングラス装備)が石野を弁護しながら現れた
喜ぶ隊員達、川浪は、地面に亀裂があって、そこに飛び込んで助かったと言い、無事を喜ぶ隊員達に笑顔で
「EAR隊員が、爆発ごときで死んでたまるか」
と言う
赤山は、石野の命令無視を、川浪に免じて許すと、撤収を命令した

次回予告
道城「侵略者が地球に侵入した?」
バーン「厳重警戒をしてほしい」
津上「できる・・・」
和崎「さあ、ど〜んと来い」
川浪「ここから先は、通行止めだぜ」
赤山「各員の生還を命令する」

次回「夜の闇にうごめくもの」
________________________________________________________

第3話「夜の闇にうごめくもの」 夜行宇宙人「ケルト星人」侵略怪獣「オールデン」登場
冥王星圏、ウルトラマンバーンは今も、たった一人誰も知らない戦いを続けている
ケルト星人が地球に向かわせた侵略怪獣オールデンと宇宙空間で戦い、タイマーフラッシャーで粉砕した
しかし、その隙にケルト星人の大型円盤が地球へ向けてワープに成功してしまう
バーンはテレパシーですぐさま道城にその事を伝え、厳重警戒を呼びかけた
道城はすぐさまオペレーションルームに問い合わせ、地球に侵攻する物体を調べてもらったが、ケルト星人の円盤を発見する事はできなかった
一方、ケルト星人の円盤は夜の山中にワープアウトして、ガーディアンのレーダー網を突破していた
地上に降りケルト星人は俊敏な動きでアイアンタワーを目指す
そしてアイアンタワーの進路上にある街で、腹ごしらえとばかりに人間を襲い、捕食していった
夜道を歩く人間が何者かに襲われ、捕食されると言う事件は円盤からアイアンタワーへの進路上にある町で次々と起こり、警察を悩ませた
調査の結果、被害者の死体から地球の物では無い液体が検出され、事件はガーディアン、そして、EARにまわされた
敵の目的がアイアンタワーである事を悟った赤山は、次に事件が起こる町を導き出し、そこに道城、和崎、津上を送る
そして、手分けして調査していた津上の前に、ケルト星人達が現れた

数体のケルト星人と相対する津上
ケルト星人は闇に溶け込んで姿を隠しながら攻撃してくるが、津上は音で相手の動きを察知して攻撃を避け、ウインドブラスターで応戦して一体倒す
星人がわずかに動揺した隙を突いてさらに2体粉砕する
取り囲んで一斉攻撃をかけようとする星人だったが、駆けつけた和崎の攻撃で更に3人倒された
分が悪いと見て、屋根の上を飛び回り逃げる星人、それを追う津上と和崎
道城に連絡をとり、星人の進路に先回りさせる
そして星人の進路上ではさみ撃ちにして、3体の星人を撃ち殺すが、残りの1っ体に逃げられてしまう
星人の報復を予想した和崎は、アイアンタワーに戻ると、奇襲してくる敵を逆に迎え撃つ作戦を立て、赤山に提案する

一方逃げ延びた星人は宇宙船に戻り、残りの仲間達に連絡をとって、息絶えた
仲間を殺され、怒りに燃えた残りの星人達は、戦力を整え、翌日の夜にアイアンタワーに向かう
アイアンタワーのフェンスを跳び越し、基地の敷地内に侵入する・・・が、物陰から和崎と津上、川浪が、フェンスの向こうから退路を断つように道城と一般隊員達が現れた
奇声をあげながらEAR隊員に襲いかかるケルト星人たちだったが、ある者は川浪のガトリングガンの銃撃で、ある者は和崎の射撃で頭部を撃ちぬかれ、次々と倒されていく
自分達より弱いと思っていた地球人にやられている事が信じられないケルト星人、彼らは冥王星圏のバーンさえ突破すれば、勝てる気でいたのだ
やけくそになり、合体して巨大化するケルト星人だったが、出撃準備を整えていた石野のストームがアイアンタワーからすぐさま飛び出て、星人を叩きのめす
星人もレーザーを連射して迎え撃つが、石野のストームはそれを巧みに避けて、かすらせる事もできない
危うくなったケルト星人は円盤に思念を送り、オールデンを出現させた
アイアンタワー目指して侵攻するオールデン、その進路上には市街地がある
道城はオーバーに変身してオールデンの市街地侵入を阻止し、格闘戦の末、スペシウムブレードでオールデンを倒した
アイアンタワーを襲っていたケルト星人も石野の攻撃の前に敗れさり、侵略者は倒された

次回予告
道城「俺は・・・俺は・・・なんなんだ?」
自衛官「ウルトラマンなんざお呼びじゃねーんだよ!」
和崎「間違ってる、あんた達は・・・」
赤山「敵か、味方か・・・」
道城「俺は・・・守るんだ」
次回「信じる心」
________________________________________________________

第4話「信じる心」進化怪獣「ギガボリュー」登場
E市の地底からギガボリューが出現した
EARは直ちに出動、今回は自衛隊も出動して、ギガボリューへの攻撃を行う
しかし、EARの戦闘機の攻撃も、自衛隊の戦車による攻撃も決定打にならず、長期戦が想定された時、道城はオーバーに変身
ハイスパーク光線でギガボリューを粉砕するが、次の瞬間自衛隊戦車がオーバーに砲塔を向け、攻撃態勢を取った
確かにこれまでEARの戦闘機も、ウルトラマンを警戒していたが、ロックオンやミサイル発射体制をとったことは無い
しかし、自衛隊は明らかにオーバーに敵意をしめしている
身の危険を感じ、オーバーはすぐさま道城の姿に戻った
撤収する際、道城は自衛官が「ウルトラマンなんかお呼びじゃねーんだよ」と呟いたのを耳にする
アイアンタワーに戻った道城は、赤山から、あの自衛官達は今回の戦いに自分達のクビがかかっていたと聞かされ
自らの犯したことについて、振り返った
自衛隊とEARだけでも勝てた戦い、しかし、オーバーは参戦してしまった
と言う事は、出動して、弾薬を無駄に浪費した自衛隊やEARの面子が立たない
道城は自分の立場について、困惑する
一方、ウルトラマンに手柄を取られた自衛官達は、ウルトラマンを憎む心から、ある仮説を立てた
それは、ウルトラマンが防衛軍の信頼と威信を奪い、防衛軍が弱体化した所を叩こうとしている、侵略者ではないか、と言うものだった

その仮説は自衛隊上層部から、EARへと伝えられ、道城の耳にも届いた
道城は赤山に講義に行くが、道城より先に、和崎が赤山の元に講義に来ていた
彼はウルトラマンを否定した自衛官達に講義に行きたいと赤山に言うが、赤山は拒否する
一方、ばらばらにされたギガボリューの死骸は、その一片一片が不気味に動き始めていた

結局、道城と和崎の二人は自衛隊駐屯地に押しかけ、自衛官達を説得するが、彼らは耳を貸さない
身勝手な自衛官達に、和崎は怒りを見せる
駐屯地を出た後、なぜそんなにウルトラマンを信頼できるのか、道城が和崎に聞くと
彼は過去にウルトラマンに助けられ、彼らが侵略者なら助ける価値を見出せない自分を助けた事から、彼らを信頼しているのだと語る
そんな和崎を見て、道城は自分のやった事が正しかったと思った
長期戦になれば、非難していた市民は不安になっただろう
多くの民家が破壊されただろう
それを避けるには、早期に決着をつける必要があったのだと

そう思った時、再びギガボリューが出現したとの連絡を受け、道城達はそのままエアロスで現場へと向かった
石野達のストーム、ハリケーン、タイフーンは既に現場に到着して、攻撃を行っていたが、パワーアップしたギガボリューの前に歯が立たない
道城は和崎とわかれて、オーバーに変身して立ち向かうが
ハイスパーク光線をギガボリューは耐え、逆にオーバーを体から発射する棘で攻撃して苦しめる
火力が圧倒的に足りない
そう感じた和崎は、エアロスで駐屯地に戻り、自衛官達にウルトラマンを救ってくれと懇願する
しかし、自衛官達は敵か味方かわからないウルトラマンを救う事はできないと拒否
和崎の土下座し、涙を流して頼み込む姿に自衛官がなぜそこまでウルトラマンを信じれるかと尋ねると
和崎はそれに答える事ができなかった
ただ、和崎は、目の前で自分達のために戦ってくれている者が、例えそれが演技だったとしても、苦しんでいれば、助けずにはいられないと答えた
ギガボリューの攻撃で、地面に手を付くウルトラマンオーバー
ギガボリューはそれを容赦なく蹴りつける
道城が死を覚悟した時、彼方から自衛隊の戦車大隊が砲撃と共に現れた
赤山は石野に、怪獣を攻撃せよと命令、ウルトラマンはダメージを受けているので、万一こちらを攻撃してきても勝てると判断したからだ
EAR、及び自衛隊の徹底攻撃で、ギガボリューは木っ端微塵に吹き飛ばされた
勝利に沸く戦車の中の自衛官達とEARの面々、そして和崎
オーバーは、EARの面々に気づかれない用に、ギガボリューの死骸をウェーブ光線で消滅させ、空の彼方へ飛んでいった
飛び去るウルトラマンの背を、赤山は感慨深げに見送るのだった

次回予告
石野「できるさ、あきらめなければな」
道城「HEETも、同じ道を通ったんでしょ?」
赤山「部下を死地に向かわせるのが、私の仕事だ」
川浪「空中接触で全滅なんて、ごめんですから」
和崎「行くぜ!フォーメーション、展開!」
次回「切り札を使う時」
________________________________________________________

第5話「切り札を使う時」超硬度生命体「メタリアーム」登場
エアーの戦闘機の火力が、怪獣殲滅には決定的に足りない事に赤山は苦悩していた
なんとか敵の装甲を打ち破り敵を殲滅する武器を作らねばならない
しかし、エアーストームやハリケーンのジェネレーターではどんなにがんばっても怪獣の装甲を打ち破るだけの出力は出ない
一方、パトロール中の道城は子供達に集まられ、エアーの戦闘機は合体しないの?とか、エアーとウルトラマンどっちが強いの?とか子供らしい質問を浴びせあれ、悩まされていた
律儀に対応していた道城が本部からの連絡で我に返ると、既にパトロールの時間は終わっていた
慌ててアイアンタワーに戻った道城は、石野にこっぴどく叱られた
笑って何があったかと尋ねる赤山に、道城は子供に色々質問されて困った事を話した
すると、赤山は何かひらめき、すぐさま格納庫へ走っていった
翌日、赤山は石野、川浪、和崎の3人に、ヴィクトリーアタックフォーメーションと言う3機の戦闘機が、ぎりぎりまで近づいて発動するEARの戦闘機の新兵器を説明した
しかし、和崎は、石野はともかく、そんな高度なフライトは自分にはできないと、やる前から弱音を吐く
石野はそんな和崎に、お前にはきっとできると励まし、飛行訓練を始めた
しかし、和崎のミスで、危うく機体同士が接触して、爆発しかけてしまう
落ち込み、津上に交代を頼む和崎に、石野はお前ならできると言って、引き戻そうとする
しかし、和崎は自信が無い、自分にはできないと言ってハリケーンを降りた
そんな和崎を、最後まで石野は説得しようとするが、彼は取り合わない
一方、冥王星圏では、地球に向かう金属の塊の様な巨大怪獣に、バーンが戦いを挑んでいた
しかし、バーンのあらゆる攻撃は、まるでシファンス星人がごとく硬いその装甲の前に歯が立たず
タイマーフラッシャーさえ弾かれた
バーンはエネルギーを消耗し、道城に怪獣の接近を告げると、撤退した
バーンを倒した怪獣は悠々と地球へと向かう

落ち込む和崎に、道城はHEETもレッドフライヤーに始めて乗った時、扱いきれなかった事をいい、きっと和崎にもできる用になると彼を励ました
その言葉に、考え込む和崎
そして、遂に大気圏まで到達したメタリアームを迎え撃つべく、EARは出動するが、レーザーを弾き返す超装甲の前に、石野達はなす術がない
メタリアームは悠然と大気圏を突破し日本に上陸
津上と道城も出動して地上と空から徹底攻撃を仕掛けるも、効果なし
逆に、メタリアームの体から放たれる光線で、逆に追い詰められていく
川浪は、石野にヴィクトリーアタックフォーメーションの使用を進言
しかし、石野はこれを拒否した

自分のせいだと和崎が思った時、石野は川浪が慢心していると指摘した
川浪の腕は和崎と同程度、と言う事は、フォーメーションを展開しても失敗するのは目に見えている
その言葉に、我に帰る川浪、和崎の事を他人事だと思っていた自分を、情けなく思い、反省する
これで、本当に打つ手を失った用に思えたEARだったが、赤山の目から闘士は消えていなかった
その時、道城はオーバーに変身、メタリアームに立ち向かうが、オーバーの攻撃もメタリアームには通じず
徐々にエネルギーを消耗していく
その光景を見た和崎は、ウルトラマンを救うべく石野にヴィクトリーアタックフォーメーション展開を要請する
石野はそれに応じて、川浪も決意の篭った冗談で返答し、赤山は本来命令違反であるウルトラマン援護に目を瞑った
石野のストームを中心に、X字にフォーメーションを展開する3機の戦闘機
ハリケーンとタイフーンからエネルギーがストームに送られ、ストームの機首にエネルギーの光が貯まる
それに気づいたオーバーが、、ハイスパーク光線で怪獣の動きを封じ、そこにストームから超強力光線が浴びせられ、メタリアームの装甲を破壊した
苦しむメタリアームに、オーバーはオーバーヒートバスターでとどめをさした
全てが終わって基地に戻った隊員達は、これからも来るだろう強力な怪獣たちのために、ヴィクトリーアタックフォーメーションの飛行訓練を始めるのだった

次回予告
道城「き・・・消えた・・・」
和崎「畜生!ちくしょおおおおおおおおおおお!」
津上「このままでは危険だ」
川浪「HEETは逃げませんでした、だから全滅したんです」
道城「逃げるわけには、いかないんだ」
次回「守護者達の苦しみ」
________________________________________________________

第6話「守護者達の苦しみ」幻惑宇宙人「イリショク星人」登場
突然数百人の青い粘土の様な宇宙人が現れ、コンピューター企業のビルを完全にジャックするという事件が発生した
EARは直ちに出動して、ビルを完全に包囲するが、人質がいるため、手を出す事ができない
道城達が突入の準備を始めた時、川浪がアイアンタワーのコンピューターが宇宙人にハックされはじめた事を報告してきた
このままではアイアンタワーのコンピューターが宇宙人の手に落ち、更にアイアンタワーのコンピューターから世界中のコンピューターがハッキングされ、宇宙人の手に落ちてしまう
道城、和崎、川浪、津上はガーディアン一般隊員達数十名とビル内部に突入
生命反応を頼りに人質を探し始めるが
2階に来た所で突然霧の様なものが隊員達を襲った
道城と和崎、川浪はとっさに近くの部屋に駆け込んで難を逃れるが、部屋を出てみると、そこには一般隊員達、そして、津上の姿は無かった
仲間の消失に悔しがる和崎、道城は引き返そうとするが、退路にバリアの様な物が現れて、引き返せなくなってしまう
仕方なく進む3人の前に、捕まっていた人達が現れ、襲い掛かってきた
彼らと必死に3人は格闘するが、道城と川浪は和崎とはぐれてしまう
民間人、守る対象を撃つ事ができればと考えてしまい、川浪は自分の頭を軽く小突いた

道城達はなんとか人質達を気絶させ、窓を破壊して脱出しようとするが、窓にもバリアが張られ、脱出はできなかった
ビルを脱出するには、ビルを乗っ取っているイリショク星人を倒さなければならない
イリショク星人を探して、ビルの中を探し回る二人の前に、数十人のイリショク星人が現れ、襲い掛かってきた
ウインドブラスターの効かない、星人に追い詰められていく2人
会議室の様な広い部屋に逃げ込み、道城はウインドブラスターでコンクリートの壁を破壊して川浪を脱出させようとするが
道城を残して逃げれないと彼にも退避を呼びかける
しかし、道城は和崎や民間人を残していけないと川浪にいい、走りだそうとするが、川浪はそれを押さえつけ、HEETもそうやって全滅したんだと言って、無理矢理彼も脱出させようとする
道城は川浪を力ずくで振り払うと、イリショク星人に立ち向かっていった
ただ一人、必死にイリショク星人と戦う道城だったが、遂に追い詰められてしまう
不気味な笑いを浮かべながら道城に迫るイリショク星人
道城はオーバーフラッシュチェンジャーを取り出すが、オーバーは等身大に変身する術を知らない

絶体絶命の道城を救ったのは、一般隊員達を引き連れた川浪だった
川浪はビルの穴から逃げるのではなく、逆に外から応援を呼んで来たのだ
更に人質も和崎の活躍で救助され、ハッキングしていたコンピューターも霧に包まれた時天井に張り付いて難を逃れていた津上により破壊されていた
打つ手を失ったイリショク星人は巨大化をはじめ、ビルが倒壊を始め、道城は瓦礫に挟まれて身動きが取れなくなってしまう
それに気づいたEARの面々が彼を救助に向かうが道城は自分にかまわず逃げろと怒鳴る
それを無視して、和崎達は道城を瓦礫から助け出そうと奮闘し、何とか瓦礫を動かせそうになった時完全に巨大化したイリショク星人がそれに気づき、彼らに襲い掛かってきた
一般隊員達が攻撃を加えるがびくともしない
道城は必死に和崎達に退避を呼びかけるが、川浪は最後まであきらめられるかと叫び返す
イリショク星人が攻撃態勢に入った時、駆けつけた石野のストームがイリショク星人にミサイルを見舞った
その隙に道城を助け出し、全力でその場を離れる隊員達、どさくさにまぎれてビルの陰に隠れ、道城はオーバーに変身した
打撃技の効かないイリショク星人に苦しむも、オーバーヒートバスターでイリショク星人を焼き払った
仲間の下に戻った道城は、彼らに礼をいい、仲間達は気にするなと道城の背を叩いた
EAR隊員の友情が、イリショク星人を倒したのである
全てが終わった後、道城は仲間にラーメンをおごらされ、苦笑するのだった

次回予告
少年「一寸の虫にも、五分の魂って言うもん」
赤山「このまま繁殖していくと、日本列島はあの昆虫でいっぱいになる」
道城「あの虫を倒さなければ人間がやられるんだ」
少年「やめて、お願いだから、やめてええええええええ」
石野「攻撃開始!!」
次回「命の重さ」
__________________________________________________________

第7話「命の重さ」繁殖昆虫「ガリバガリ」登場
地球に接近する隕石を、アイアンタワーのレーダーが確認し、直ちに隊員達は出動した
火星圏でヴィクトリーアタックフォーメーションで粉砕しようとするが、隕石から生命生命反応が感知され、道城は攻撃をためらう
しかし、このまま隕石が地球に向かえば、東京は壊滅するため、やむおうえず、隕石を破壊する
アイアンタワーに戻った道城、和崎、石野に、赤山はたまには休まないと疲労でおかしくなるぞと言って、休暇を与えた
ふと、ある事に気づいた石野は自分の代わりに川浪に休暇を与えてくれと言って、シュミレーションルームに去ってき、後に残された川波は、飛び跳ねて喜んだ
早速外に繰り出そうとしている道城に、和崎は浮かない顔で、あの隕石の生物を殺して、本当に正しかったのかと聞いてきた
その言葉に、道城は生物はいつか死ぬのだから、仕方無かったのさと冷たく言い放ち、更に和崎を悩ませる
道城としても、あの攻撃はつらかったが、地球の平和のために仕方なかった事だし、後輩である和崎の前で、悩むわけにはいかない
ブルーになっていた道城は景気づけに歌を歌うと、外に繰り出していった

町に繰り出した道城は、早速公園のベンチに寝転がり、眠りにつく
日差しが気持ちいいなと思い、うとうとしていた道城は、耳障りな羽音で目が覚めた
見ると、カブトムシが、道城の耳元でぶんぶんと飛び回ってる
道城が手を振りかざして虫たちを追っぱらおうとすると、一人の少年が道城を制止し、虫達を守った
少年はこれは自分の虫だと言って、虫達を捕まえてケースに入れ、その場を走り去っていく
少年はケースの中の虫たちは本当は自分の無視ではなかったが、虫が哀れになり、助けたのである
心優しい少年はその虫たちを家も持って帰り、飼育し始めた
一方、EARは地球に到達した粉砕した隕石の破片から生きた昆虫を発見
なんとその虫は鉄を食べ、さらに単体で細胞分裂し、わずか数時間で一匹が数匹まで増えるのだ
EARは隕石の落下した場所を捜索し、既に数百匹にまで増殖した虫を焼き殺すが、何匹かの虫は逃げ延びる
町に下りた虫をEARは必死に探すが、発見できず、厳戒態勢をしいて虫を警戒した
そんな中あの少年は車道で苦しむ虫を発見し、連れ帰り、餌を与えて手当てする
EARは虫を一掃するため、対ガリガバリ用レーダーを作り、徹底的に殲滅を開始
虫を焼き殺して回る道城に、和崎はこの行動は正しい事なのかと聞いてきた
地球人の都合で彼らの住処である隕石を破壊し、あの虫の種を滅ぼす事に、和崎は抵抗を感じているのだ
そんな和崎に、道城は答える事ができず、ただ、こうしなければ、人間が滅ぶとだけ言って、作業を再開

とうとう道城達EARの面々は少年の家のガリバガリの反応を見つけ、中に入っていく
そして、少年の部屋で何百匹にも増えたガリバガリと遭遇し、そのほとんどを焼き殺した
少年は残った数匹を殺さずに何とかできないかと懇願するが、サングラスを装備した川浪が容赦なく引き金を引き、ガリバガリを全滅させる
少年は暗く沈みこみ、和崎と道城の中にも言いようの無いやりきれなさが残った
しかし、突如まだ何匹か隠れていたガリバガリが一斉に増殖を始め、巨大な一匹の虫の様な群れを作って町を食い始めた
どうやら地球の大気の中に長くいすぎたため、異常増殖する能力を得てしまったようなのだ
応戦するEARだったが、相手が怪獣の姿をした虫のため、攻撃しても大したダメージを与えられない
EAR隊員達の身につける鉄を喰らおうと襲い掛かってくるガリバガリを倒すべく、ウルトラマンオーバーに変身する道城
しかし、オーバーも格闘戦の効かない相手に苦戦し、やがて、カラータイマーが激しい点滅を開始した
下手に変身を解けば、道城は虫たちに群がられてしまう
絶体絶命のオーバーの前に、石野のストームが現れ、虫達に火炎放射を浴びせてオーバーを救った
赤山は既に石野の命令無視にはなれているため、苦笑しながら石野の給料の値下げを行う(引かれた金は無論EARの活動資金になります)
石野は一人、ウルトラマンを援護するためのフライトの特訓をしていたのだ
オーバーは石野に続いてハイスパーク光線を放ち、虫を一掃した
全てが終わり、アイアンタワーに戻った道城は、自分が倒してきた虫達の分まで、人類が生きねばならないんだと思い
振り向かずに進んでいくのだった

次回予告
石野「エースパイロットはつらいねえ〜」
川浪「なんで攻撃しなかったんですか!!」
和崎「被弾率0%守るために仲間売る気かよ!!副隊長!あんたそんな人だったのか!」
赤山「あいかわらずだな、君は」
道城「流石は、エース」
次回「ストームエース」
_________________________________________________________

第8話「ストームエース」巨大怪鳥「マグマッハ」
和崎にとって、石野は憧れの存在である
激しい対空砲火も、ミサイルも、抜群のテクニックでかわし、的確な射撃で相手にダメージを与える
彼にとって、石野はウルトラマンと同列のヒーローだった
その日も、和崎は石野に飛行訓練に付き合ってもらい、自信家の石野を喜ばせていた
石野は模擬戦をしながら相手の欠点を見つけて、やすやすと和崎の攻撃をかわし、アドバイスしていく
和崎は石野の言う事を良く聞き、確実に腕を上げていった
その頃、道城は津上と共に高速道路のパトロールを行っていた
パーキングエリアで一息入れてお茶を飲んでいると、轟音と共に突然何かが2人の真上を通過する
強風で看板が倒れ、出店の屋根が吹き飛び、周囲はパニックに陥った
道城はすぐさま本部に連絡して、津上にパーキングエリアの人達を任すと、ウインドブラスターを引き抜いてエアロスで影を追跡する
同時にエアロスの通信機に、2人がパトロールしていた場所から少し離れた山が突然山崩れを起こしたと言う連絡が入った
道城は現在自分が追っている何かがそこから出現したものだと察して、本部にその分を伝え、エアロスのスピードを上げ、飛行物体を追った

山中から出現した巨大怪鳥マグマッハは物凄いスピードで飛行して、道城のエアロスはとても追いつけず、どこかへ飛んでいってしまった
道城はそのままマグマッハが飛び去った方向へエアロスで走っていくと、マグマッハが上空を飛行したために風でめちゃくちゃに破壊された町があるではないか
救助班を要請すると、道城は町に降りて、救助活動を開始した、その頭上を、EARの3機の戦闘機が飛んでいく
石野達は道城がいる町の1キロ先の山中上空でマグマッハを発見し、ミサイル攻撃を加える
マグマッハはそれなりにダメージを受けたようで、反転して石野達に向かって熱戦を放ちながら突進してきた
熱線を避け、ミサイルを叩き込む石野達
マグマッハと正面からぶつかり合う形で光線とミサイルをぶつけ合うEARの戦闘機とマグマッハ
しかし、EARは空中戦を前提に作られたチームのため、マグマッハの攻撃を簡単に避け、マグマッハに的確なダメージを与えている
後1、2撃で撃墜と言う所で、突然、石野のストームは反転してマグマッハへの攻撃をやめた
突然の事に、和崎と川浪は驚き、危うくマグマッハの熱線を浴びそうになってしまう
飛び去るマグマッハの前に、オーバーに変身した道城が立ちふさがり、マグマッハを山中に叩き落した
地上に降りたオーバーとマグマッハは激しい格闘を展開し、マグマッハはオーバーのオーバーヒートバスターで爆発、四散した
アイアンタワーに戻った石野は、和崎と川浪になぜ攻撃しなかったのかと聞かれ、「わからないか?」と切り返され、困惑する
困惑は自分達を命の危険にさらした事への怒りに代わり、和崎は石野がマグマッハと激突する事を恐れて、安全策をとったんだと和崎は言った
「俺はあんたに憧れていたんだ、アメリカ勤務の時、一人で数百機の円盤を撃墜して嵐の様なパイロットストームエースって呼ばれたあんたに!」
和崎が叫び、石野がなぜか照れて、和崎が「軽蔑した!」と言いそうになった時
赤山と道城が作戦室に入ってきて、石野を褒め称えた
石野は計算していたのだ、あそこで怪獣を撃ち落とすと、怪獣の死骸が市街地に落ちる事を
それを聞いた和崎と川浪は石野に謝罪し、和崎は改めてストームエースを尊敬するのだった

その頃、マグマッハが過ぎ去った後の復興が進むパーキングエリアでは・・・

一人、テーブルに座ってお茶を飲む津上
津上「ところで迎えはいつになったら来るんだろうか」
その後、2時間たってやっと迎えが来たことを記しておく

次回予告
赤山「空は我々EARが守る、依存は無いはずだ」
岡島「各国支部の長官クラスが全員集まる、絶対に危険が無いように!」
石野「この6時間で、世界が変わるのか」
サーア人「もう一度言おう、地球の平和は保障された」
道城「俺は被害者じゃない、俺は、俺は皆を守るウルトラの戦士だ!!」
次回「世界平和万歳」
__________________________________________________________

第9話「世界平和万歳」宇宙人「サーア人」超戦闘ロボット「レゴム」
突如、地球と月の間に、一機の巨大な円盤が出現し、地球に向けて降下を開始した
EARは直ちに出動し、道城、和崎、石野の3人が円盤迎撃に出動すると、円盤は奇妙な光を発し、こちらに対してコンタクトの様な物を開始する
道城は円盤の光による交信を解読、円盤はなんと地球に降り立ち、補給を受けたいの言っているのだ
石野はアイアンタワーに報告し、アイアンタワーからガーディアンの長官である岡島に緊急連絡
岡島長官はその話をアメリカ支部で聞き、直ちに日本支部へ出向き、現場の石野に対応方法を指示
まず相手が何を欲しがっているのか聞くように言われ、石野は道城に交信を指示
道城が同じく光で相手に交信を送ると、相手からは自分達は鉄を求めていると返答があった
宇宙船の燃料として、鉄が1000g必要であり、わけて欲しいとの事である
岡島はBIDステーションに鉄資源をSJに乗せて発射するように命令
その間にも川浪、津上の二人がアイアンタワーから万一円盤が大気圏内に侵攻を開始した際のために、スペースジェットで出撃、警戒態勢にあたり
地上でも主要都市の市民の避難が行われた(このシーンでちらほらとREDとSGTの隊員の制服を着た人間が避難誘導隊の中に登場)

BIDステーションから送られた鉄資源は無事、円盤の元に届けられた
円盤は鉄資源を与えてもらった事に対して礼を述べると、再び消滅した
・・・話の進展を期待していたガーディアンの面々は妙に拍子抜けした気分になり、とりあえず戦闘態勢を解く
それから、数日が経過して、人々があの円盤の事を忘れかけていたある日
地底から突如怪獣(マグマ怪獣ファイラモンス)が出現し、町を破壊し始めた
EARは直ちに出動して攻撃を開始しようとするが、怪獣はEAR隊員達の前に突然出現した巨大ロボットの攻撃で、あっという間に粉砕される
驚くEAR隊員達に、ロボットは地球の人類と会談したいと言い出す
この事は現場の石野から赤山へ、赤山から岡島へ、岡島から各国首脳部へ緊急連絡される
慌てて会談の支度を始める国連をよそに、EAR隊員達はロボットの「護衛」として現場に残っていた
和崎と共に、地上からロボットを監視する道城、緊迫した雰囲気の中、道城は自分を呼ぶ声を聞き、駆け出す
声を発信元は、誰もいないビルの中には黒いワンピースを着た女性が立っていた
彼女こそ、地球から鉄資源をもらいうけたサーア人の一人である
彼女は道城がオーバーである事を見抜き、彼に自分達と地球人の外交を邪魔しないで欲しいと頼んできた
道城は、自分は宇宙警備隊の隊員でもM78星雲人でも無いことを正直に述べ、そっちしだいだと返す
すると、女性は道城を哀れみ始めた
彼女は、道城が地球人としての力の限界をはるかに超える力を得てしまったため、これから苦しい思いをいくつもするだろうと述べ、決して地球人に危害は加えないと約束する
道城は彼女に礼を述べ、お互いの世界の平和のために、これからもがんばる事を誓い合った
そして会談当日、数名の地球のものに告示したスーツを着たこれまた地球人に良く似たサーア人達が、徒歩で会談の場所へ、ロボットから向かった
地球人を無駄に警戒させないための彼らなりの配慮である、無論、彼らは非武装だ
ガーディアン一般部隊とEARが厳重な警戒を行う中
ついにサーア人と地球人の会談が始まった

会談の結果、サーア人は地球を仮保護区域にすると言い出した
地球側はこれに反発
地球は地球人の手で守る事に意義があると反論する
会談は一時中断した
だが、二度目の会談は行われず、サーア人は地球を保護区域に入れるために
地球人に自らの力の弱さを知らしめるべく、レゴムで町を破壊しないように動きながら、アイアンタワーへと向かい始めた
EAR及び防衛軍はやむおえず攻撃を開始するが、通常兵器はレゴムの攻撃の前に効果なく
防衛軍の戦闘機隊は次々とレゴムの拘束光線で拘束され、地上に下ろされて飛行不能にされていく
地上から攻撃していた道城はレゴムを止めるため、オーバーに変身しようとするが、そこにあの黒いワンピースの女性が現れ
地球の平和のためにしている事だから、変身は思いとどまってくれ、死者は絶対に出さないと懇願する
しかし道城は女性に、地球人は自立して行動すべきであり、その自立を守るためにウルトラマンがいるんだと言って、オーバーに変身する
レゴムはウルトラマンとの交戦を拒むが、オーバーがレゴムを宇宙空間に強制的に持っていこうとしたため、やむなく攻撃
和崎はオーバーが攻撃されるのを見て、サーア人を敵と判断し、石野にビクトリーアタックフォーメーション展開を要請
津上、川浪、石野の三人でビクトリーアタックフォーメーションを使い、レゴムを攻撃
レゴムは半身を破壊され、戦闘不能に陥ってしまう
地球人の強さを知ったサーア人は無条件降伏し、破壊してしまったものの賠償として大量の石油と金塊を残して、地球を去っていった

戦いが終わった後、道城はあのサーア人の言っていた言葉を思い出す
自分は果たして必要以上の力を得てしまった、被害者なのだろうか?
その疑問に苦悩する道城だったが、集まってきた仲間達を見た時、その疑問の結論がでた
自分は犠牲者ではなく、彼らの仲間、守護者なのだと
道城は仲間に、ウルトラマンの名前を提案した
超越した力を持った戦士、ウルトラマンオーバーと
仲間達は提案を受け入れ、アイアンタワーへと帰っていった

次回予告
赤山「絶対にここから後ろへは下がれない」
和崎「ビクトリーアタックが展開できない!!」
川浪「圧倒的対空砲火能力、厄介な奴ね」
津上「至近距離まで接近して、爆弾で吹き飛ばす!!」
道城(絶対に、行かせない!)
次回「死闘!絶対防衛線」
__________________________________________________________

第10話「死闘!絶対防衛線」吸引ロボット「バキュミラー」切断ロボット「ジャイロゲス」
              分身ロボット「ダブルサタン」巨大ロボット「デビルタイガー」
              対空砲ロボット「ハンターショット」宇虫人「タイタニアン」
              戦闘用サイボーグ「アイアンキング」登場
山中奥深く、古めかしいコンピューターが起動を始めた
そのコンピューターの前に、一人たたずむ黒衣の白仮面
それは、かつて地球を侵略せんと暗躍し、失敗した宇虫人「タイタニアン」の姿だった
一人、生き残ったタイタニアンは山中深く逃げ延び、今、復讐を行おうとしているのである
憎しみと、復讐心に燃える侵略者は、眼下の町を不気味に眺めるのだった
一方道城はパトロールの最中、道中でのたれている中年男性を見つけ、慌てて駆け寄る
彼は極度の脱水症状に陥っており、道城は手持ちの小銭全てを使って自販機で飲み物を買い、彼に与えた
道城が男に、なぜ道中で倒れていたのか理由を尋ねると、男はかつて自分が遣り残した事をやるために山の中入っていって迷ったのだと、笑って述べる
あきれる道城に礼を述べると、男は去っていった
道城もパトロールの続きをしようとした時、通信機が鳴り響き、数体の戦闘ロボットが市街地に出現したとの連絡が入った
すぐさま現場へ向かう道城のエアロスの前に、黒マント、タイタニアンが立ち塞がった
対決する道城だったが、タイタニアンはすばやい動きでウインドブラスターをかわし、道城の懐からオーバーフラッシュチェンジャーを奪い去った

一方町ではタイタニアンが山中で発見した設計図を元に作り上げた4体の巨大ロボットと、研究施設に残されていた最後のロボット「ハンターショット」が破壊活動を行っていた
EARは直ちに出動し、徹底攻撃を加えるが、5対3では不利な上
EARの攻撃をタイタニアンが想定して作ったハンターショットの圧倒的火力
バキュミラーの吸引による気流の異常、ジャイロゲスのカッター攻撃、デビルタイガーの火炎の一斉攻撃で和崎と川浪は撃墜され、石野も攻撃を避けるだけで手一杯と言う有様である
敵の猛攻の前に、赤山は全員に撤退を命令、5体のロボットの攻撃をかいくぐりながら、隊員達は何とかアイアンタワーに帰還するのであった

アイアンタワーになんとか帰還した隊員達
ロボット軍団を迎え撃つ方法を検討する赤山達
しかし、有効な手段は思いつかない
地上からの攻撃なら、何とかダメージを与える事もできるかも知れないが、巨大兵器に近づくのは大きな危険が伴う
その時、ロボット軍団の進路を計っていた川浪が、ロボット軍団の進路に、国立病院がある事を発見する
このままでは1時間もしないうちに、病院は破壊され、多数の死者がでてしまう
なんとか有効だを見出そうとする隊員達、一方、道城は失われたオーバーフラッシュチェンジャーの行方を案じていた
あの道具なしで変身する事はできない、それどころか、あの道具が無いと、命すら危ないかもしれない
道城は自分の体に不安を抱き、冷静さを徐々に失っていき、無茶な作戦を提案して、石野にきつく叱られてしまう
頭を抱え込む隊員達の耳に、ギターのメロディーが聞こえてきた(一発で曲名をいい当てる道城)
そして作戦室のドアが開き、EAR日本支部の戦闘参謀長、静参謀がギター片手に入ってきた
陽気に挨拶する静にあきれる隊員達、しかし、静はにやりと笑うと、敵の正確な攻撃ポイントを伝え始た
なぜ知っているのか尋ねる道城に、静は腐れ縁とだけ言うと、隊員達に出動を命令した
直ちにエアロスで出動する隊員達、後ろからガーディアンの陸戦部隊も続いてくる
病院から1キロの地点を絶対防衛線にして、ロボット達を迎え撃つ手はずを整えるEARとガーディアンの面々
準備が整い、遂に襲撃してきたロボット達に、地上からあらゆる歩兵用火器が見舞われるが
有効打は与えられず、逆にバキュミラーの吸引攻撃やダブルサタンの踏みつけ攻撃を喰らわされ、じりじりと後退させられていく

この状況を打開しようと、津上はペットボトル程の大きさの破砕手榴弾を抱えてハンターショットに向かっていく
津上はデビルタイガーの火炎攻撃をかいくぐり、ハンターショットに手榴弾を炸裂させ、更にレンズ部分を適当に何枚かウインドブラスターで破壊し、後退しようとするが
ジャイロゲスに進路をふさがれてしまう
石野達は助けようとするが、他のロボットに阻まれて思うように事が進まない
津上にジャイロゲスとハンターショットが迫り、ジャイロゲスがカッターを放とうとした時、突如として霧が発生し始めた
そして、どこからか声が聞こえてくる
「アイアン・ショオオオオオク!!」
バキュミラーのカッターを拳で叩き落し、霧の中から真紅の巨人が現れた!
「アイアンキングだ・・・」
思わず呟く石野、そして、アイアンキングが国家警備機構の開発したサイボーグであると語った
アイアンキングは津上を救出すると、5体のロボットに憤然と立ち向かっていく
が、1分もしないうちに叩きのめされ、すぐに1分がたって、消えてしまった
アイアンキングの敗北を心配しつつ、攻撃を再開する石野たち、しかし、戦況はどんどん不利になっていく
道城はエアロスから破砕手榴弾を取り出すと、津上をまねてバキュミラーに突進を仕掛ける
が、バキュミラーは逆に道城を吸引しようと吸い込み始めた
絶対絶命の道城を救ったのは、どこからか現れた、あの水を欲しがっていた中年だった

中年は近くのビルに道城と共に隠れると、あいつは吸引攻撃をしてくるのだから突進しては駄目だと注意して
「弦の字に言われなかったのか?」と尋ねてきた
道城は自分が忘れていたことに気づき、冷静さをかいでいる自分を自分を恥じた

静参謀を弦の字と呼ぶ、謎の中年、道城は、その言動から、彼がかつて静戦闘参謀長が国家警備機構に在籍していたころ、テロリスト殲滅に付き添った相棒にして、親友、霧島五郎である事を察する
道城は霧島の指示で破砕手榴弾をバキュミラーの吸引部分に投げ込み、バキュミラーの武器を破壊して、無力化した
一方石野達も対怪獣用ランチャーの一斉発射で、ダブルサタンを打ち倒していた
しかし、ジャイロゲス、デビルタイガー、ハンターショットはまだ健在の上、バキュミラーも吸引が無くても十分驚異である
そんな状況で、五郎は道城の制止を振り切ってロボット軍団に向けて走り出した
慌てる道城の前に、再びタイタニアンが現れ、五郎と道城に殴りかかってきた
「霧島五郎、いや、アイアンキング、貴様にもう邪魔はさせんぞ」
タイタニアンの言葉、驚愕する道城
とりあえず道城は五郎を連れて路地裏に逃げ込んで何とかタイタニアンをやり過ごした
道城は、「たった一分しか戦えない、あなたが戦うのは無謀だと」五郎に今この場で変身する事を止める
しかし、五郎は「1分でも、30秒でも、自分のできる精一杯の事がやりたいといい、道城を振り切って駆け出していく
そこに、再びタイタニアンが出現、道城と対決し、再びすばやい動きで襲ってきて、道城を追い詰めるが
突然空から巨大な拳がふってきて、タイタニアンを叩き潰した
五郎こと、アイアンキングである
叩き潰されたタイタニアンは白い砂になって消えていった
キングはタイタニアンを倒すと、4大ロボットに立ち向かっていく
そして道城はタイタニアンの砂の中から、オーバーフラッシュチェンジャーを発見し、すぐさまオーバーに変身
アイアンキングを押さえつけているバキュミラーを後ろからハイバスター光線で粉砕した

既に、道城に迷いはなかった
自分ができる事を、この力でできる事を、精一杯やろうという硬い決意が、五郎の言葉で作られていた
ジャイロゲスをスペシウムソード光線でロケットパンチごとたたききり、粉砕する
デビルタイガーが後ろから襲ってきたが、アイアンキングのアイアンキックで怯んだところを、オーバーに押さえつけられ、アイアンキングのアイアンスパークで破壊された
最後に残ったハンターショットも、オーバーとアイアンキングが同時に光線技を発射して、破壊した
勝利に沸くEARとガーディアンの隊員達、オーバーはアイアンキングと握手を交わすと、二人ともどこかへと飛び去っていった
戦いが終わり、後の事を工兵隊に任せ、アイアンタワーに戻った隊員達、ふと、道城は五郎の行方が気になるが、あの男なら大丈夫だと勝手に納得して、勤務に戻るのだった
ちなみに、五郎は脱水症状直前の所を山中で工兵隊に発見され、お決まりの台詞を叫んでいた
「水〜〜〜〜〜〜〜〜」

次回予告
男性「お前らは金貰って防衛軍やってるんだろが!」
津上「グダグダと過去の事を・・・」
赤山「ほうっておけ、相手にすると、のさばるだけだ」
男性「結局口だけかよ」
道城「なんでいちいちいちいち口出してくるんだ、うるさい!!」
次回「雑音か、意見か」
__________________________________________________________