現代から遠くない未来、宇宙を統治する高位の神々は、地球人類を滅亡させるため行動を起こした。神の一人ラゴウが、人間を凶暴化させる力を使い、全面戦争を起こさせたのだ。
 文明は崩壊していったが、希望はあった。高位の神々に仕える「光の一族」と呼ばれる民族がある。その中で、最強の神「龍」の意を伝える巫女 ミヤビは、龍と融合し、「ウルトラマンリュウラ」へ転化、一族を裏切り、人々を守るため、神々と戦った。
 彼女は神々の使者「ウルトラマンカルラ」に抹殺されるも、龍は謎の強大な力を持って産まれてきた、ミヤビの娘にして光の一族の異端児 カンナに引き継がれ、力を振るった。太陽を肥大化させ地球を飲み込もうとする作戦も龍により失敗、神々は一時手を引く。絶望から救い上げられた人類は自ら停戦、文明と環境の復興に尽力し始めた。
 だがカンナは何故か龍の力で遥か未来へ旅立ってしまう。光の一族は自分たちと神々の名誉のため、「カンナ捕縛」を第一に捉え世代を重ねていった。そしてカンナの妹ミウは、姉を憎悪し冥府の鬼神と契約、ウルトラマンラセツとなって未来へ飛ぶ。
 戦争から最低で七千年後、我々の時代を「旧暦」と呼ぶ未来の世界。軍人 マミヤ ヒスイは、任務の中、この時代に生きていたカンナと、それとは知らずに出会う。またカンナ自身、旧暦の記憶を封印していた。ヒスイはカンナを恐れる悪意の存在「邪仙」の攻撃で危機に陥るが、覚醒したカンナに龍を与えられたことで、新たなウルトラマンリュウラの力を得る。
 二人は軍の特別任務班「レイハ」へ入隊する。しかしそのチームも、光の一族の使者ゴジョウ ホノカがカンナを監視下に置くためカモフラージュ的に作ったものだった。だが、当のゴジョウがかつてのミヤビと同じく光の一族を裏切る。レイハは民を守るため邪仙や光の一族と戦いはじめた。この時代へ飛来したミウも当初はカンナの抹殺を企むが、戦いの中で徐々に和解していく。
 業を煮やした神々は、ミヤビの仇 ウルトラマンカルラと、旧暦最終戦争の火付け役ラゴウを協力させた両面攻撃を展開。だがそれも、リュウラ、ラセツ、レイハの絆の前に砕かれた。
 鳥神ガルーダと契約しウルトラマンカルラの力を使っていた光の一族の戦士 アサギは、最終的にリュウラの手で抹殺された。しかしガルーダは、カンナに救われた。


 優しさと強い使命感の持ち主であるガルーダは、神々の正義を信じるあまり、アサギの契約を断れなかったのだ。アサギから解放されたガルーダは、軍の若き訓練生 ロクドウ トキツグと契約、新たなカルラとなる。トキツグは自分の無力感に悩みながらも、リュウラたちに協力して戦いの場へ躍り出る。
 戦いは続き、レイハは基地を失い、リュウラの正体も判明する。だが、レイハの絆はそれでも断てない。そして、光の一族とも和解に成功した。また、邪仙がカンナ抹殺の他、休眠状態にある暴神 スサノオの復活を企てている事も判明した。
 その目論見は成功し、東京にスサノオは復活。更に、邪仙を地球に差し向けていた張本人『ム』が遂に直接攻撃を仕掛けてきた。
『ム』は完全なる虚無であり、宇宙開闢以前の「世界」そのものであった。だが、かつて自分の中に産まれた「龍」と「光」が交わる事で「道(タオ)」すなわち全宇宙が生じ、自らの存在意義を失った事を恨んでいた。
そのために龍と「光」の転生した姿=カンナを敵視し、龍の手で封じられた旧い命=邪仙を利用して彼らを殺そうとしていたのだ。
 また、神々はスサノオが地球の人間を喰らい強大化する事を恐れた。だからスサノオが蘇る前に地球の人間を絶やし、スサノオの糧を奪おうと画策していた。
 結局スサノオは蘇った。巨大な力を持ったスサノオと存在全てを吸収するムのコンビネーションにウルトラマン達は苦戦、ミウに至っては命さえ落としてしまう。
 絶望したカンナはムに吸収され消滅する運命を受け入れようとするが、ヒスイの愛に希望を取り戻し、ムを拒絶する。
 ムの持つ怨念に働きかけ、虚無と怨念を各々切り離し、その怨念へ龍と光が同調して産まれる「道(タオ)」を与え実体化させて殲滅する最終作戦が実行に移された。
 カンナはミウから引き継いだ鬼神の力で、新たなラセツへ転化。スサノオの力を焼き尽くす。
 また、最終作戦も成功。人間の浅知恵により実体化してしまったムは、三大ウルトラマンの前に消滅した。
 戦いは終わり、三神はそれぞれの奉られるべき地へ帰り、カンナはヒスイと結婚する。
「光」であるカンナは不滅。人間の体は滅びても、彼女の魂は未来永劫生き続けてゆく宿命。
 故に彼女は、人間としての生をヒスイと共に歩む事に決めた。


キャラクター篇
レイハ
ゴジョウが軍日本基地内に結成した、神や邪仙に先陣をきって対抗する為の国師(特別部隊)
鬼道機関を含め、最新鋭の武具や呪法を優先して用いる権利を持っている。割と戦果は多い方。指令房は日本基地内にある。
人間の力で神々と戦う姿は民の希望となった、らしい。

マミヤ ヒスイ(真宮 翡翠)

二十五歳男性。本編主人公その一。レイハ司馬(隊員)
天皇家を補佐する真宮家のしきたりに反発し、民を守るため軍人になった。責任感の強い屈強な青年。以前は帝都治安維持院所属。
カンナを救おうとして重傷を追うが、彼女に「龍」を託された事でウルトラマンリュウラへ転化する力を得る。
非常に生真面目で、冷徹といえるほど冷静。居丈高な物言いが特徴。皮肉屋の面もあり、自分にも他人にも厳しい性格。一人で全てを背負い込もうとするきらいがある。
身長187cm、一人称は「俺」
他人の想いに応える事を恐れていたが、最終的にはカンナの想いに応え、彼女と結婚する事になる。
龍に付き合わされて次元を越え、他のウルトラマンと共闘する事も多かった。
女性のエスコートは不得手。食べ物へのこだわりはない。

イズモ カンナ(出雲 神無)

十八歳女性。本編主人公その二。レイハ司馬(隊員)
かつて龍と交わり全宇宙を産んだ「光」の転生した姿。
イズモとは一章の八年前、出雲から東京まで歩いてきた、と本人が証言したための仮名であり、光の一族での名は天龍神無姫(アマタツノカンナヒメ)
神を無くする、が名の由来。ちなみに、旧暦において出雲大社の神威を利用せんと企んだ光の一族により出雲へ連れてこられたカンナは、その際に母から受け継いだ龍の力を行使して太陽の肥大化を阻止、そのまま七千年後へ移動した。そのため出雲から来たという結果に。
また、時間移動の動機だが、光の一族から疎まれ、妹から憎まれ、母を殺され、居場所を失ったカンナを不憫に思った龍は、彼女と強い「縁」を持つ存在を全ての時間軸から探り当てた。それが七千年後の東京にいる、ヒスイだったのだ。
悲しい目をした子供達を増やさないため、孤児院の先生からレイハへ転職。当初はこの時代を生きるために旧暦の記憶を封じていたが、龍の覚醒により徐々に真実を思い出してゆく。
身長170cm、一人称は「わたし」
卓越した運動神経と呪の技術を持つ。陰のある風貌。素直で純真だが無口で内向的。常に冷静。感情の起伏が少なく、無機質な印象。言葉の隅々に「寂しさ」が漂う。
ただ、口を開けば重度の天然。基本的に敬語だが、綺麗な敬語ではない。甘いもの大好き。あと、ヒスイくん大好き。
最終的には自らの正体を知り、ヒスイと結婚。その数百億年後も、元来の「光」の姿で地球を見守っている。
ヒスイの呼び名は
マミヤさん→ヒスイくん→ヒッくん
と転変。

ゴジョウ ホノカ(五條 火華)
三十五歳女性。レイハ大宰(隊長)
身長162cm、一人称「私」
元はカンナ確保の命を受けて軍に侵入した光の一族の使者であり、一族での名は五小角焔姫(イツオヅヌノホムラヒメ)
レイハもカンナを管理しやすくする為の土壌として結成した。だが戦いの中、ミヤビ同様光の一族へ反旗を翻し、真に民の盾としてレイハを動かすようになった。
カンナの頭をなでなでするのが好き。風雅で穏やかな印象で、浮世離れした陽気な性格。それ故に苦境に焦るという事がなく、結果的には常に冷静な判断を下せる。目的の為に手段を選ばぬ過激さも持つ。
神の機嫌をとって生きる光の一族の命に虚しさを感じ、自己破壊欲を持っていたが、その自分の弱さをも乗り越え、ムと対決。軍を勝利へ導いた。

フナト ベニヒト(岐 紅人)
三十二歳男性。レイハ小宰(副長)
身長180cm、一人称「アタシ」
現場叩き上げの、実戦のベテラン。作戦を立案し、陣頭指揮を取るのが主な仕事。
ゴジョウの宰としての器に惚れ込み、彼女の過去を全く気にせず忠誠を誓っている。
行動型の明るい兄貴分だが、オネエである。

イワカゲ ユリノ(巌影 百合乃)
二十四歳女性。レイハ司馬(隊員)
身長165cm、一人称「私」
情報収集や鬼道の分野に秀でる。そのため、鬼道機関の取り扱いに長け、戦況を一気に好転させ得る逸材。
短気でプライドが高く、当初はプロ意識からカンナと対立していたが、徐々にコンビとなっていった。また、後半は一人戦うミウを気遣うなど、人格的な成長が見られた。
ただし短気なのは変わらず、実はヒスイからも恐れられている。
日頃からイラついてらっしゃるので、特に結婚の話は禁句。

ヘキ ゼンジロウ(日置 善次郎)
二十二歳男性。レイハ司馬(隊員)
身長172cm。一人称「僕」
物理的攻撃兵器の知識が豊富で、状況に応じて様々な兵器を整備、開発する。
若さ故のナイーブな面も見せるが、基本的には素直で優しい性格の好青年。
意外に恐れを知らず、また意外に自己顕示欲が強い。後半、
「僕は偉いでしょう」
が定着した。

ワタリベ サクヤ(渡辺 咋也)
二十八歳男性。レイハ司馬(隊員)
身長178cm。一人称「オレ」
二十八章より参加した司馬。軍日本基地武陣殿長官、ワタリベ幕官の息子であるが、七光りではないという事を任務で証明した。
ヒスイとは治安維持院からの同僚。
誰からも好かれる気さくな性格で、特に子供には優しい。但しこの方向性でキャラが確定したのは四十三章あたりである。
唯一の所帯持ちで、恐妻家。
ちなみに、年齢は全員、第一章当時のものである。

関係者
クラマ ミウ(鞍馬 水羽)
十六歳女性。一人称「あたし」
カンナの妹。クラマは当初名乗っていた姓で、後半はアマタツ(天辰)ミウを名乗る。光の一族での名は天龍水映姫(アマタツノミウツシヒメ)
カンナは、神々を殺す力を持って産まれたがために光の一族の立場上殺されるべきだった。
しかし天龍の血を絶やす訳にもいかず、やむなく光の一族はミヤビにもう一人の娘を産ませた。
それがミウであり、自らが姉の代用品に過ぎないという意識からカンナを徹底的に憎悪するようになる。
鬼神と融合しウルトラマンラセツの力を得、カンナが飛んだ時代へ向かう。
そこで学舎に通いながらカンナや龍の動向を監視、時に実力行使にさえ及ぶが、地球自体を破壊しようとする神々と次第に対立、ラゴウやカルラと激突し、命を狙われる事になる。
戦いの中、徐々に姉への憎悪を解いていき、レイハに協力するようになるが、スサノオとの決戦に敗北、ラセツの力をカンナへ託し、落命。
その後、黄泉へ向かうカンナを止め、再び現世へ送り返した。
戦いの辛さや人の想い、魂の重さをカンナに伝えた、苛烈で哀しく、かつ美しく生きた少女である。

クラマノアサギノミコト(鞍馬浅黄尊)
旧暦から来た光の一族の使者で、ウルトラマンカルラへ転化。通称はアサギ。
只人を徹底して見下しており、神々の正義の名の下暴虐を繰り返す卑劣な美青年。また、ミウの学舎の友人やミヤビ、スガの仇でもある。
レイハやラセツに連敗した事でプライドを傷つけられ、軍日本基地へ直接攻撃をかけるも、最期はリュウラとなったヒスイに抹殺された。

ロクドウ トキツグ(六道 凱継)
十八歳男性。軍日本基地訓練生。
正義感の強い熱血少年。スガ教官の鬼指導に耐え、場合によっては実戦に参加する事さえあった。
自分の身代わりになってスガが死んだ事でショックを受け軍を退くが、邪仙に襲われた際ガルーダと融合、第二のウルトラマンカルラとなり、リュウラ達と共に戦う。
若さ故、戦意を喪失した事もあったが、自分の弱さを断ち切るべく捨て身の戦いを披露、その際生じた時空乱流により、一時期消息を断つ。
実はウルトラマンティガの存在する次元へ流れついており、彼との交流で心に「光」を灯して帰還。屈強なる戦士として、最終決戦にカムバックした。
普段はフユミの店で働いているが、恐らく終章の後に軍へ返り咲いた。

アマタツノミヤビヒメ(天龍雅姫)
女性。享年三十一歳。
カンナとミウの母。
光の一族にて、最強の神たる龍の意を伝える巫女。戦禍に苦しむ只人を哀れみ、二人の娘を連れて下界に降りた。そして龍と融合しリュウラへ転化、戦禍や邪仙、神々から民を救った。このリュウラがウルトラマンと呼ばれたため、カンナもヒスイのリュウラへウルトラマンの名を付ける。
カルラ=アサギに敗れ、龍をカンナに託し息絶える。だが死後もカンナを見守っており、夢という形で様々な示唆を与えた。
また、黄泉へ向かうカンナをミウと共に止めた。

黒濠(コクゴウ)老師
六十歳男性。光の一族の重鎮。
一族におけるゴジョウの上司。カンナ抹殺をゴジョウに命じ、裏切られるやクロサキ ゴウジを名乗り自ら日本基地へ乗り込んだ。
神々に卑屈に従う、光の一族の典型例だったが、レイハの結束とカンナの想いを前に方針転換。人間として神々と対立する側に回った。
最終戦で周囲の足を引っ張ってしまったため、次はもっと只人の役に立つ事を約束し、神山へ帰っていった。

ツルギヤマ(剣山)将軍
四十歳男性。軍日本基地責任者。
常にバランスを取って思考するタイプで、決断は優しい事もあれば非情な事もある。
いつも刀を仕込んだ杖をつき、キセルをふかしている。怖い。

スガ(須賀)
五十二歳男性。軍日本基地修練舎教官。
容赦の無い指導で恐れられ、若い訓練生らを厳しく温かく育てる。
トキツグを可愛がっていたが、彼を庇ってカルラに殺された。彼の心に残る消えない傷である。
終章で、黄泉へ向かうカンナをミウ、ミヤビと共に止めた。

ワタリベ幕官
五十五歳男性。
帝都治安維持院等を擁する軍日本基地武陣殿の長官で、ワタリベ サクヤの父親。
どこか気弱な印象があるが、レイハと幕府(参謀本部)のパイプ役として尽力する。
養子。

ワタリベ フユミ(冬美)
二十九歳女性。ワタリベ サクヤの妻。
東京の一角で甘味処を経営している。旦那より豪気で、幕府の高官でも間違ってれば怒鳴る。
トキツグの戦意を回復させた事もあり、邪仙にも怯まない。旦那をトーヘンボクと呼ぶ。

マミヤ ヤタ(八咫)
三十歳男性。ヒスイの兄。
天皇家を補佐する要職に就き、真宮家の伝統を守っている。
エリート意識が強く、弟とは不仲だったが、陛下を襲った邪仙との攻防の中、わだかまりを捨てる。
各国を説得し鬼道機関を解放させる役回りで、終章にも登場する予定だった。


主な神


ヒスイと融合し、リュウラへ転化させる「最古参にして最強の神」自分の素性を忘れるほど永い時間を生きている。
最古参ながら高天原での神々の集いにも殆んど参加せず、その力の大きさと得体の知れなさで他の神から恐れられた。
旧暦でミヤビの魂の輝きに興味を持ち、彼女と融合。後、カンナ、ヒスイと転変していく。
正体は「光」と同時に生まれた最古の「存在するもの」であり、光と交わり全宇宙の元祖たる「道(タオ)」を産んだ。また、あらゆる魂の始祖たる光(=カンナ)に対し、龍はあらゆる生命の始祖である。
故に、全ての存在を消滅させ、また創造する権威を持つ。
また、全ての時間や次元に移動する力も持つ。
プライドは高く、特に自分の贋作を嫌悪する。また意外に饒舌で、よくヒスイをおちょくる。一方でミヤビの死を悔やんでいる。
ムを滅ぼした後はヒスイと分離し、旧知の白虎、朱雀、玄武と共に大和の春日山へ降りた。
数百億年後も、カンナと共に地球を見守っている。

鬼神
女神であり、名はクミホ。元は九尾狐だったらしい。
地獄で罪人の処断を補佐していたが、高位の神々の命令でミウと融合、彼女にラセツの力を与える。
しかし、ラゴウを裏切ったミウに付き従ったあたり、鬼神もまた高位の神々に反感をもっていたようだ。
自己主張は少ないが一言一言が厳しい。一方でミウの母親的な面も見せる。
最終決戦ではミウから強制的に分離させられ、彼女の死を止められなかったため、償い、贖罪の為にカンナと融合。彼女を新たなラセツとした。
その後はカンナと分離、本来の仕事へ戻り、ミウの魂を導くため、冥府へ帰った。

ガルーダ
鳥神。神々の正義を遵守する純粋な性質をアサギに利用され、彼をカルラとして様々な暴虐に加担してしまった。
しかしアサギが死んだ際カンナに救われ、彼女の導きでトキツグと融合、贖罪のため神々に反抗する。
温厚でやや気が小さい。
ム消滅後はトキツグと分離、高天原でスサノオと反カンナ派の神を監視している。


破位暴神仙スサノオ
日本神話最強の神。知的で温厚な英雄神としての面と凶暴な破壊神の面を併せ持つ。
しかし徐々に破壊神の暴力性が強まり、高天原で暴虐を尽くし、追放された。
更に旧暦最終戦争が終わって暫く後、暗黒闘士を率いて高天原へ復讐を企てたため、地球へ封印されてしまった。
中国の呉岳で眠っていたが、邪仙の手で復活。
最後はカンナが転じたラセツに全ての力を焼き尽くされ、完全に無力化した状態で高天原へ帰された。
彼は、次に心を暴に支配されれば確実に亡ぼされる。

天照(アマテラス)
西王母(セイオウボ)
高天原で一、二を争う実権を持つ二人の女神。天照の弟がスサノオだった事から、彼女の発言力が弱まっていた時期がある。

白虎、朱雀、玄武
龍も含め四神獣と称される地球の神。
カンナの説得で人間への意識を改め、リュウラにコウの力を与える勾玉を造った。
最終決戦後は龍を迎え、四神獣として地球とそこに棲む命を見守っている。

高位闘神仙ラゴウ
人間を凶暴化させる力を持つ、旧暦最終戦争の黒幕。
策謀に優れる知性的な神だが戦闘能力も高く、それまで無敗を誇ったリュウラのシャイニングボムを受け付けない強靭な装甲を持つ。
一度はリュウラをも退けるが人間達の根性に圧倒され、最期はコウの力を手にしたリュウラに敗れ去った。


虚ろの者。完全なる虚無であり、宇宙開闢以前の世界そのもの。それゆえ宇宙を産んだ龍と光を憎み、邪仙を使役して復讐、自らの復権を企てる。
存在するもの全てを吸収する。また「存在しないもの」であるため、如何なる攻撃も通じない。
最期は数百億年に渡る怨念を実体化させられ、「存在するもの」になってしまった所を三大ウルトラマンに葬られた。

邪仙
かつて龍に創られ、龍により封印された「完全な命」
他生物の怨念を吸収して成長、進化する存在で、ムに使役され複数種が地球で猛威を奮った。


用語
日本帝国
作品世界の主な舞台。
帝都は東京。この時代、地球上の国家は全て専制君主制。

旧暦
作品内では、最低七千年前という古い時代を意味する言葉。
ラゴウにより最終戦争が生じ、文明の殆んどが壊滅するまでの時代。我々の時代もここに含まれる。
龍が太陽の肥大化を阻止した年を旧暦の終わり、龍に救われた人類が停戦した年を新暦の始まりと捉える。

高位の神々、低位の神々
宇宙全体の秩序を管理するのが高位の神々。
惑星に加護を与えるのが低位の神々。

光の一族
地球人ではあるが、次元断層に存在する「神山」に暮らし、高位の神々に仕える特殊な民族。
各人が高い法力や超能力を持つ。カンナやゴジョウもこの民族の出身。
いつ、我々「只人」と分岐したかは不明。

闇の一族
低位の神々に仕える民族。かつて過激派がスサノオの力を借り「暗黒闘士」へ転化、高天原へ殴り込んだ経緯がある。
その事で光の一族に滅ぼされ、現在はその子孫の有無さえ不明。

高天原
@宇宙の何処かにある、高位の神々が集う暗闇
A関東省の外れに広がる高原地帯。観光地だが謎も多い。

沙子泉(サシセン)
高天原Aの何処かに満月の夜のみ発生する泉。
この水を浴びて磨がれた刃は切れ味、剛性とも数万倍に増幅される。

道(タオ)
全宇宙を内包する箱、また全宇宙の祖。世界そのもの。かつて龍と光が交わった事で生じた。

神壁
地球の神々が与える加護の一つで、世界中の社から生じる法力で地球の周囲へ壁を形成、害意あるものの侵入を拒む。
但し、人間を含めた生物が社の奉りを怠ると、その社の力は減退。結果、壁自体が不安定になり、何処かに穴が生まれる。邪仙はその穴を狙って地球へ侵入する。

水の気
水の性質、と言い換えられる。水の気を与えられた「力」は、変幻自在にして如何なる物質をも崩壊せしめる性質を持つ。
リュウラは光の武器(光線技)に、主に水の気を与えて用いる。
ラセツは炎、カルラは雷の気を与えた光の武器を好む。


ウルトラマン
神と人間の複合体を意味する。体躯は伸縮自在、光を精製した武器や人智を越えた法力を持つが、
神の力を振るう事は人間に多大なダメージを与える。そのため、ウルトラマンの姿を維持できる時間はそう長くない。

全ウルトラマン共通の能力
霊光波弾ショットスパークル
ウルトラマンの額に共通する「第三の眼」から放射する光の衝撃波。
主に、右手人差し指と中指で第三の眼を押さえた後その二本指で敵を指差し発射するが、ポーズ無しでも撃てる。
瞬時に撃て、精密射撃にも威力を見せる。

光戟
光を精製して生み出す、光の剣の総称。形状、性質とも三者三様。

霊光閃ソードスパークル
光戟の切っ先から放つ三日月型の光刃(カッター光線)。リュウラがこれを使う事は無く、専らラセツとカルラが用いた。

万地神念動ウルトラサイキック
強い念力で標的を自らの支配下におく技。敵を捕縛する際や、氷の気などを直接放射する際に用いる
(ここで言う氷の気は、氷の祖たる未発見のエレメントであり、標的を凍結する氷の性質を極端化したものだと考えてもらえれば)

万地神筮ウルトラフィール
あらゆる場所、時間、次元を見透す超越感覚術。

霊光星盾ペンタクルフィールド
五芒星型の結界を形成する防御術。
瞬時に広範囲をカバーできる。


ウルトラマンリュウラ
龍と融合したヒスイが転化する、最強のウルトラマン。旧暦ではミヤビが転化していた。
龍の力が強すぎるため、二つの戦闘形態を使い分け、ヒスイへの負担を軽減するのが特徴。
俊敏かつ豪快な脚技を得意とする。
身長ミクロ〜約56m
体重ほぼ0〜約4万6千t
移動速度 超光速、もしくは空間転位による瞬間移動

龍水玉アクア・アイ
中心に勾玉を備えた、羽に似た転身聖具。力を望む時、虚空より召喚される。
「君が宿主、マミヤヒスイの名において命ずる。龍、明、和合すべし。出でよリュウラ」
の言霊を紡ぎ、胸へアクア・アイを装着して転化するが、場合によっては一切のプロセス抜きで転化できる。正直。

リュウラ・ジン
ヒスイから転化した際の第一形態。
比較的長時間の戦闘が可能で、スピードと防御に優れるが決定打に欠ける。
ジンとは迅、刃、仁などの意。

ジン、ゲキ、コウ共通技
龍光刃シャイニングヴァイパー
リュウラの光戟。手先から形成した光剣を鞭、もしくは蛇の様にしならせ、敵に叩きつけ斬滅する。
ソードスパークルも発射できるが、刀身自体が無制限に伸びるため、必要無かった。
基本的に繋ぎ技だが、フウガク等はこれで仕留めている。

龍光壁ドラゴンフィールド
リュウラ特有の防御術で、全身を龍型の光(龍の影と称する)で覆い、敵の攻撃を逆流或いは消滅させる技。

突撃龍光牙ドラゴンシャイニングヴァイパー
ドラゴンフィールドで出現させた龍の影へ騎乗、敵に超光速で突進し、振り抜いたシャイニングヴァイパーで両断する技。
ジンの技では最強クラス。
龍覚鱗ドラゴントリガー
カラータイマー下部の特殊な甲冑。ここに念を集中させゲキへ転じる、いわば逆鱗。

リュウラ・ゲキ
ジンから二段転身する姿。龍の力を高い水準で行使できる超攻撃形態。
スピードとパワーが爆発的に上昇するが、行使する力が余りに大きいためヒスイへの負担も大きく、ごく短時間しか転身を維持できない。ゲキに転じれば無条件に即カラータイマーが点滅してしまうほど。
そのため、持久力や防御力は格段に低下する諸刃の剣である。


ゲキ、コウ共通技
裁邪龍光弾シャイニングボム
ゲキの必殺奥義。体の正面に光を球形に集約、両の掌で撃ち出す。
直撃した敵の体は瞬間的に崩壊、その精神をも破壊される。結果、敵は霊肉の循環を断たれ、一切を残さず消滅してしまう。
シリーズ前半の決め技であった。一度の転化で計八発の使用が確認されている。

破邪龍剛脚ドラゴンカムイ
急降下して右足から放つ、超光速真空飛び膝蹴り。

リュウラ・コウ

白虎、朱雀、玄武、カンナの尽力で産み出された勾玉を吸収する事でリュウラが得た、第三の姿。
ヒスイへ負担を与える事なく龍の力をフルに行使できる、最強の形態。
ゲキが体の各所に新たな装甲を纏っている、という姿で、ジンからゲキへ転じると同時に装甲が形成される。
ジンから直接コウへ転じると言っても良い。
攻撃力、防御力共に絶対的であり、ほぼ全ての攻撃はコウへ命中すらせず消滅する。
終章ではヒスイから直接コウへ転化した。

コウ固有技
龍神総恐撃ドラゴンインパクト
コウの必殺奥義。両腕の龍玉を打合せる予備動作を要する以外はシャイニングボムと同じ発射ポーズ。
但しこちらは、両掌から光の龍が撃ち出される。
光の龍に食い破られた敵は、龍の神威の下、存在する権利を強制的に剥奪される。
結果、物理的にも何一つ残さず消滅する。
後半の決め技。

裁邪龍光舞ドラゴンスピン
敵の眼前で優美に舞う。その舞の一手一手からシャイニングボムを放ち続ける技。
ドラゴンインパクトには劣るが絶大な威力を持つ。特に、無数の敵に囲まれた際に有効。

真龍光鉄扇ドラゴンエクゼクター
右手から光の短刀を伸ばし、それを扇型に展開。敵へ投擲する。
敵へ突き刺さった扇は全方位へ拡大し、敵を斬首する。変則的ギロチン技。


ウルトラマンラセツ
鬼神と融合したミウが転化する、女性型ウルトラマン。蒼の体と緑の装甲を持つリュウラに対して、紅い体色と金の装甲。
鬼神とミウの荒い気性、技に満ちる炎の気が反映され、女性ながら残虐でパワフルな戦闘を得意とする。
最期はムとの激戦に敗北、鬼神をカンナに託して倒れた。
身長ミクロ〜約50m
体重ほぼ0〜約3万3千t
移動速度 リュウラと同等

鬼炎剣バーニングヴァジュラ
ラセツの転身聖具。肉厚の両刃剣で、ミウの姿で戦闘に用いる事もある。
虚空から召喚し
「君が宿主、クラマ ミウの名において命ずる。鬼、炎、和合すべし。出でよラセツ」
の言霊を紡ぎ転化する。
この言霊は初登場時のもので、後に名の部位が色々転変していった。

冥光剣ハデスヴァジュラ
ラセツの光戟。バーニングヴァジュラの形態を投射して形成する剣。
パワーを生かし、敵を叩き割る豪快な斬撃を繰り出す。

裁邪冥光炎ハデスフレア
ラセツの必殺奥義。全身から立ち昇る炎の気を右腕へ集約し、突き出した拳から灼熱光線を放つ。
罪人を苦しめる獄炎を用いるため、特に敵の霊体へ再起不能の負荷を与える。

破邪冥剛爪オーガプレッシャー
右手の五本指から各々光の刃を伸ばし、カギヅメの形態で敵を突き貫く大技。

ウルトラマンラセツ・リン
ミウから鬼神を継承したカンナが転化する女性型ウルトラマン。
鬼神の力とカンナ自身の力が合体したため、リュウラに匹敵する強大な力を得た。
体は紅いが、装甲は翡翠色へ変色している。
豪快な戦闘を身上としたミウに対し、カンナ=リンの戦闘は一瞬の内に敵を断つ洗練されたもの。
また、接触した敵を光に侵食、最終的には光そのものへ昇華させる力を持つ。その能力ゆえ、防御力もリュウラ・コウと同等。
身長ミクロ〜約52m
体重ほぼ0〜約3万3千t
移動速度 リュウラと同等

鬼炎剣バーニングヴァジュラ
カンナに継承された事で、刃も剣から美しいカーブを描く日本刀へ変化した。
同じく、転化後のハデスヴァジュラも刀へ変化。
「君が宿主、天龍神無姫の名において命ずる。鬼、炎、和合すべし。出でよラセツ」
の言霊を紡ぎ転化する。

鬼神総凛焔オーガインパクト
ハデスフレアの強化型で、開き手で右腕を突き出し光炎を放つ。
炎は空中で分裂、鬼神=クミホの尾にも鬼の手にも思える禍々しい姿へ変容し、敵を掴み潰す様に焼き尽くす。


ウルトラマンカルラ
鳥神ガルーダと融合したアサギが転化する、悪のウルトラマン。
体色は黒、装甲は銀。
スピードに優れ、それを生かした空中戦や一撃離脱戦法を得意とする。一方で破壊力には劣る。
卑劣な策略でレイハを手こずらせたが、怒りのリュウラに粉砕された。
身長ミクロ〜約54m
体重ほぼ0〜約4万3千t
移動速度 リュウラと同等
翼雷鏡サンダーボルトクロー
カルラの転身聖具。ハンドガード部に鏡を備えた両刃の短剣。シルエットはタロウのブレスレットランサー。
虚空から召喚され、
「君が宿主、鞍馬浅黄尊の名において命ずる。翼、雷、和合すべし。出でよカルラ」
の言霊でカルラに転化。

翼光牙セントラルクロー
カルラの光戟。サンダーボルトクローの形態を投射し形成する光の短剣。
長槍形態への変形が可能だが、アサギカルラは短剣を好んだ。

帰神封断風セントラルブロッカー
対象の神と人間の繋がりを断つ術。両腕を交差して放つ。
ミヤビを倒した忌むべき技。ヒスイのリュウラをも一時転化不能に陥れた。

裁邪翼光槍セントラルスティンガー
カルラの必殺奥義。セントラルクローを長槍形態へ変形させ、そこへ雷の気を集約し投擲。
天の意を示す雷の気により、敵の急所を正確に捉え、高速で突破する。


ウルトラマンカルラ・ガイ
アサギの死で解放されたガルーダがトキツグと融合して誕生した、正義のカルラ。
一直線な戦闘を身上とする。
優れた瞬発力を打撃に注ぐため、結果的にはパワー型。
また、ティガとの共闘後は、ファイティングポーズも含め、意識的に彼の戦闘をトレースするようになった。
銀の鎧、黒い体色を赤いラインが貫いているのが外見的相違。
言霊は
「君が宿主、ロクドウトキツグの名において命ずる。翼、雷、和合すべし。出でよカルラ」
転化後のセントラルクローはもっぱら長槍形態を用いる。

鳥神総凱破ウィングインパクト
ガイの必殺奥義。
投擲した光槍が空中で一対の羽根を伸ばし、鳥の姿を成し敵を貫く。
スティンガーに威力で勝るが、速度に劣る。
当初は両手で槍を回転させながら雷の気を発生させていたが、
終盤戦では左右に開いた両腕の間に槍を現出させ、右手一本で回転させた後投げつける、
ゼペリオン光線とデラシウム光流を合体させたポーズへ変化。

翼光圏セントラルスラップ
こちらもティガのスラップショットから学んだ技。
全力疾走から敵へ向かって跳躍、光の刃を帯びた右手で敵を切り裂く。


レイハ 武具
騎機
人間を乗せて移動する人工物の総称。
軍用騎機は攻撃力と強固な装甲を持ち、ものによっては鬼道機関の積載も行われる。

機翼
騎機の中で、空中を飛行するものの総称。

鬼道機関
レイハ騎機の多くに搭載された、使用者の法力を増幅し強力な呪を発生させるシステム。
いわば超常現象発生装置であり、戦況に応じて様々な呪が使用されるため、応用範囲は非常に広い。
物理兵器では突破口を開けない場合に用いる。
使用者の法力が高ければ鬼道機関の増幅も強化されるため、呪の威力は加速度的に上昇する。

レイヒュウゴ
全長29m、定員五名。
飛行速度 マッハ8〜光速
二章にて登場した大型戦闘機翼。
光線砲、灼熱光弾を放つ焔弾砲、飛宙槍(ミサイル)等で武装。
また、内部の大型鬼道機関により、高速かつ強力に敵を呪の影響下へおける。
攻防共に優れ、二章以降レイハの主力として活躍した。
四十三章からは、高密度時空衝撃波を発射する新兵器、超長距離圧殺砲を搭載。
レイキザン
全長14m、定員二名。
飛行速度 マッハ15〜超光速
機敏性、加速性に優れた機翼。
当初はレイヒュウゴ支援用に開発されたが、カンナがこの機で沙子泉に飛び込んだ事により、機体自体を刃として敵を体当たりで寸断する必殺技「ミウツシノヤイバ」を繰り出せる様になった。
この技で発生する衝撃に耐えうるのはカンナ程度のものなので、必然的に彼女の専用機。
カンナが搭乗する事で絶大な攻撃力を発揮する一方、武装搭載量や鬼道機関は小規模。
時空の境界を寸断し、異次元へ突入する事もできる。

レイカイオウ
全長22m、定員四名。
飛行速度 マッハ6〜亜光速
新たに開発された支援機翼。特に機体の剛性が高いが、攻撃力、スピード、鬼道機関共に特筆すべき点は無く、完全に支援用。
レイヒュウゴの簡易版と捉える事はできる。量産が容易。

カイオウザン
レイキザンとレイカイオウの合体形態。
岩盤を切り裂き地底を掘り進む能力を持つ。

ヒュウカイオウ
レイヒュウゴとレイカイオウの合体形態。両機の剛性を生かし、水中潜航能力を持つ。

ヒュウキザン
レイヒュウゴとレイキザンの合体形態。
レイキザンの力で主翼に刃の性質を与え、更にレイヒュウゴの大型鬼道機関によりその切れ味を高める必殺技
「ミカガミノツルギ」
を放つ為の形態。


ヒュウカイザン
レイヒュウゴ、レイキザン、レイカイオウの三機合体形態。
三機分の全火力、三機分の鬼道機関を同時に扱える。
更にミカガミノツルギも放てる強力な機翼。宇宙航行も可能。

レイテイ
全長156m、空間転位による瞬間移動可能。
大型飛行要塞。
陸海空、地底、海底、宇宙、異次元を制覇する戦艦で、三機以上の機翼を搭載できる。
本体の攻撃力も高く、大型鬼道機関を始め光線砲二十、焔弾砲四十五門など、かなりの重武装。
更に、諸国の鬼道機関の力を全て集約し繰り出す最強の呪法「コウテイノヒ」を主砲としている。
終盤では臨時基地としても活躍した。

リョウブ
軍用車。「兵車」を「機馬」に牽引させて走る。ある程度飛行も可能。
レイハ専用騎機ではない。

携行武具
レイエンキュウ
腰から瞬時に拳に装着する小型の弩。
通常の弓や弩に特有の「引く」というアクションを経ず、片手で連続発射が可能。
「弾倉」という小型の筒を本体に装着し、様々な特殊弾を発射する。

レイバンガ
腕にトンファーの様に装着、先端から放つ光で剣を形成する。
基本的に接近戦用の武具だが、光剣を分解し光弾を連続発射する弩としても用いる。
袖に隠し、護身銃や暗器としても使用可能。

呪符
要はお札。敵を呪殺する場合、或いは結界を形成する場合などに直接用いる事が多いが、鬼道機関の始動キーでもある。
状況に応じた多様な札が作られており、通信には通信用の札が使われる。