ウルトラマンシグマ設定集

あらすじ
宇宙警備隊員でアンドロメダ星雲支部に所属していたウルトラマンシグマは
宇宙警備隊隊長ゾフィーから、地球を中心に太陽系を守るように指示される。
シグマが地球に向かうと地球人の青年、大和真悟が無茶をしながらも
果敢に怪獣に立ち向かう姿を見て、彼を気に入り、一心同体になることを決意。
真悟は地球防衛軍・SGTに入隊、怪獣や侵略者との熾烈な戦いを繰り広げる。

概要
とにかく正統派ヒーロー物を、という一心で作り上げた作品。一話完結、勧善懲悪は
ほぼ基本と言っていい。明るく、単純明快なストーリーが多いが、時にロマン調な
作品もあり、それなりに挑戦をしてみたことも。自己犠牲というヒーローとしての
側面から最後は悲しい結末を迎えることになってしまった。

ウルトラマンシグマ
身長48m 体重4万6000t 出身地M78星雲・光の国 年齢9500歳。
飛行速度はマッハ12。宇宙では光よりも速い。弱点は寒さに弱いことと、
エネルギーが地球上では約3分間しか持たないことである。
宇宙警備隊員で以前はアンドロメダ星雲支部に所属していた。宇宙警備隊長ゾフィーの
指令を受け、地球に派遣される。性格は熱血漢で無鉄砲なようで冷静に戦局を
見極めたりもする。ウルトラマンエースを非常に尊敬している。シグマの容姿は
エースの顔と瓜二つでエネルギーホールもあるが、ウルトラスターが無く、
目は平成三部作の方々っぽい形をしていおり、体の模様も違うので、十分見分けが
付くと思われる。地球人の青年、大和真悟と一心同体となり凶悪な怪獣や侵略者と戦う。
真悟はスパークスティックというアイテムを空に向けて掲げ「シグマ」と
叫ぶことによりウルトラマンシグマへと変身する。


シグマ必殺技集
アスシウム光線:シグマの基本必殺技で大抵の敵はこれ一発で倒す事が出来る。
構えはワイドショット、メタリウム光線と同じで腕をL字に組んで発射する。
最終回でアスシウムエネルギーとプラズマエネルギーを全て開放した
最強必殺光線、ビッグバン・アスシウム光線を使った。これは最大パワー、
もしくは使用に失敗すると、太陽系を軽く吹き飛ばすほどのパワーで発射されてしまう
制御のため、真悟と完全同化する必要があったのだ。しかし最大パワーでなくても
ラストレイガを倒すのに十分であったことからその破壊力が
どれほどの物か分かるだろう。

バーチカルギロチン:シグマがアンドロメダ星雲支部にいたころ、ウルトラマンエースに
教えてもらったカッター光線。元祖と同じく三日月型であり、あらゆる怪獣を
ぶった切った。これを教えてもらうまでは八つ裂き光輪を使用していたようだ。

バーニングキック:歴代ウルトラマンの必殺キックを研究し編み出した技。
基本的にとどめのための繋ぎ技だが、破壊力は並みの怪獣は十分に倒せるほど。
サッカーキックバージョンもあり、一撃で怪獣墓場まで吹っ飛ばすパワーがある。

プラズマスピン:身体を高速回転させ相手に突撃する技。まんま超電磁な
ロボットの必殺技っぽい。しかしこれも繋ぎになることが多い。その場で高速回転し
周辺にプラズマ光線を浴びせるプラズマトルネードもある。

シグマソード:シグマの剣術はウルトラ一刀流免許皆伝の腕前である。そこで
エースと同じく念力で剣を作り出し戦う技を身に付けたのだ。
ソードではなくフライパンを製作しチャーハンを作ったこともある。
ネオシャバーザを切り刻み、アスシウム光線で消滅させた連続攻撃は
「シグマソード・閃光斬」というウルトラ一刀流の奥義の一つ。

スパークビーム:攻撃力は低いが両手でも片手でも発射でき、光線、光弾の
2タイプで撃て、速射制、連射制も高いため、シグマはかなり多用していた。
なおエネルギー光球も使った事があるがレオほどの破壊力は無い。

シグマシールド:リバウンド光線と同じく壁型のバリアである。
それだけではなく特定の場所を守るために球体状で使うことも出来る。

ウルトラ念力:離れながらも特定の箇所を破壊したりするため使った。シグマソードや
封印用の石を作り出したり、透視光線や縮小光線を使ったのもウルトラ念力の力である。

シグマファイヤー:両手を合わせ40万度の炎を浴びせる技。他にも相手を
溶かすウルトラシャワーを使ったこともある。

カウンター光線:相手の攻撃を受け止め、そのエネルギーを吸収、光線に
して跳ね返す技。

ウルトラロード:異空間から脱出したり逆に突入する技。

リクライン光線:凶暴化した怪獣を大人しくさせたり、戦意を奪ったり、
元の姿に戻し、傷を癒す、平和のための光線。

野球攻撃:アスシウムエネルギーのボールを連続ノックでくらわす、
ウルトラ千本地獄ノックと、どう変化するか分からないウルトラナックルボールの
二つがある。

シューティングビーム:両手を突き出し、破壊光線を発射する技。

マシンガン光線:片手の指先から発射。高速で連続光弾を撃ち出し、
相手のスタミナを奪う技。

宇宙防衛隊・SGT
SGTとはSpace Guard Team の略称で、地球防衛軍直下所属の精鋭チームである。
本部はオーストラリアのシドニーに置かれている。観測センターが北極、南極に
設置されており、宇宙ステーションL1、L2、L3が常に宇宙の異変を
調査・警戒している。支部はロンドン、ロサンゼルス、ニューヨーク、シベリア、
カイロ、ニューデリー、バンコク、ブエノスアイレス、上海、シンガポール、
そして日本にある。なお日本は極東第一支部とされており基地は東京の
奥多摩地下に建造されている。基地周辺には迎撃システムが多数設置されており、
敵の攻撃を寄せ付けない。基地内部はSGT隊員が常駐している作戦司令室を
中心に数々の研究・開発室や、訓練所、隊員達の個人部屋、独房、会見所、仮眠室、
客間、医療室、レーダー室、記録室、格納庫、弾薬庫などの施設があるほか
小都市も建造されており、隊員達のくつろぎの場である。ちなみに管制室は
あるにはあるが実は侵略者・侵入者を欺くためのダミーである。兵器の出動も、
基地のシステム管理も全て作戦司令室で行っている。つまり管制室を制圧しようと
する者はお馬鹿さんなのである。作戦司令室は広く、SGT隊員のほか、
通信・レーダー要員、入口には警備員が常に見張りとして待機している。さらに
スイッチ一つであらゆるデータを表示し、事件現場の映像をモニターに
映し出すことも出来る。各国支部や、他防衛チームとリアルタイムで情報交換を
行っている。地下に基地が作られたチームは壊滅的な被害を負うことが無いという
ジンクスがあるのか、最終回でも極東はもちろん、各国支部、宇宙ステーションも
破壊されずに無事戦い抜いた。怪獣撃退数も多い。

極東第一支部隊員
大和真悟(やまとしんご)年齢20歳、野球と蕎麦が大好きな青年。
高校卒業後はその日暮らしで友人たちと草野球をしていた日々だったが、
怪獣に遭遇した際に素手で立ち向かい重傷を負ったところをシグマに助けられ、
彼と一心同体になり地球防衛のためにSGTに入隊した。熱血漢の正義漢で
積極的に前線に飛び出す。無茶もするが、根は真面目なのでチームに貢献している。
同僚の桃瀬雪隊員と最初は喧嘩友達のようだったが次第に意識し始め、
38話にて恋人同士となる。シグマ本人と性格が似ていたためか精神同化が早く、
テレパシーに驚異的な身体能力、テレポーテーション、透視、ウルトラ念力までも
使えるようになる。最終回においてビッグバン・アスシウム光線の影響で完全に
シグマと同化、永久に分離不能となり、それと同時に自身の地球上での存在も
消滅したため地球を去った。

神勇五郎(じんゆうごろう)年齢38歳、SGT極東第一支部隊長。
性格は冷静且つ人情家であり、一回の失敗を強く咎めたりはしない。全隊員から
非常に信頼されている。現場主義者であり、自ら前線に出向く。地球を守るのは
最後は人類、ウルトラマンはそれの手助けをしているという考えの持ち主で
最後の最後まで諦めず、隊員達を引っ張る。隊員全員に夏休みを与えたり
真悟と雪の関係をからかう等、茶目っ気もある。

桃瀬雪(ももせゆき)年齢20歳、地球防衛軍屈指のエースパイロットで
生身での戦闘能力も高い。性格は気が強くツンデレで、真悟とよく喧嘩していたが
次第に彼に好意を抱くようになり38話で恋人同士となる。料理は下手ではないが
お菓子作りは苦手なようだ。最終回でシグマの正体を知った唯一の人物で
真悟とは悲劇の別れをすることになる。

中村聡史(なかむらさとし)年齢20歳、戦闘のプロフェッショナルで
特に射撃の腕前は100m先で動き回る蝿を撃ち落とし、クレー射撃ではクレーの
破片が無くなるほど撃ってみたりするほど。格闘術のレベルも高く、タロウの
スワローキックを使い、真悟も敵わないほどである。それでいて性格は気さくで
思いやりがある。短気なところも持ち合わせている。真悟とはマブダチ(死語)であり、
雪とも仲が良いので、この三人で行動する時は差し詰め仲良しトリオとでも呼ぼうか。

荒井浩治(あらいこうじ)年齢27歳、SGTのあらゆる兵器を開発していて
隊長の補佐も務める副隊長格。彼の開発した兵器のほぼ全てがシグマのピンチを
救い、SGTの勝利に貢献したのは間違いないだろう。ファルコンシリーズの
設計も彼が担当した。彼の開発した兵器を中村が使用し怪獣を攻撃するのは
基本パターンである。作戦考案もする参謀的な一面もある。厳しい性格ながらも
根は優しい人で強く信頼されている。

谷村明(たにむらあきら)年齢25歳、攻走守・三拍子揃った隊員だが
如何せん突出したところがないため地味な人扱いである。そのためサポート役に
回っている。だが彼のサポートが無ければ勝利することは難しい場面もあったので
やはり重要な存在で縁の下の力持ち的存在である。32話でリエという彼女が
出来たのだが彼女の出番も以後、無く地味キャラを拭えなかった。
食いしん坊という設定も全く持って活かされていない。

佐々木姫子(ささきひめこ)年齢18歳、通信・解析に、システム管理を行う
SGTの最年少隊員。大人しくて、見た目も精神的にも幼い感じがあるが
芯はしっかりしている。祐二という兄がいて、雪を姉のように慕うところもあったが、
本人は極度のブラコンである。その様子は30話で垣間見える。
人気バンドUMOのファン。なお家事全般が得意である。

竹岡勇(たけおかゆう)年齢10歳、小学4年生。病弱でよくいじめにあっていたが、
真悟と知り合い、一緒に遊んだりしているうちにかなり丈夫になったようだ。
運動神経は抜群で、運動会で大活躍した。真悟を慕っている。デルストンとの戦いで
勇気を出して立ち向かったことからSGT特別隊員に任命された。最終回で
真悟に地球人同士、力を合わせることが大事と教えられ二度と会うことは無かった。

オオヤマ一樹(おおやまかずき)元UGMの隊長で現在はSGT極東支部担当長官。
現役時代から腕は落ちていないようでシルバーガルでシグマとSGTの
ピンチを救った。真悟の正体を知っているように感じるが真相は不明。

SGTが使用した兵器
携帯兵器:隊員達はベルトにスペースガンという携帯銃と小型爆弾を装備している。
スペースガンは通常は弾丸を発射するがモードチェンジでレーザー光線を撃ったり、
麻酔弾を放つことも可能。小型爆弾はデルストンの足の爪を破壊し、シグマの
ピンチを救ったり、バンリースの戦闘員のほとんどを吹っ飛ばしたこともある。

スーパーファルコン1号:全長65m 横幅52m 重量49t 最大速度マッハ6
SGTが誇る大型戦闘機で、移動指令部となる。コックピットは10人以上
軽く乗り込める広いスペースでSGT全員で乗り込むこともしばしばある。
奥多摩山中の棚田が二つに割れそこから発進する。武装はミサイルとレーザー砲、
麻酔弾など。26話より、決定打となる武装が無かったことからメタリウム砲を装備。
主に神隊長がメインパイロットを務め、姫子と谷村が一緒に乗り込むことが多い。
ちなみにお茶室とトイレが設置されている。

スーパーファルコン2号:全長17m 横幅15.3m 重量14t 最大速度マッハ8
SGTの小型戦闘機で大量に生産されている。二人乗りでファルコン1号の支援を
行う。武装はミサイル、レーザー砲、26話よりメタリウム砲を装備している。
29話ではパンチレーザーSPを使用した。多摩川の底から水しぶきをあげ、発進する。
パイロットはSGT隊員全員が務めるが神隊長の使用例は極端に少ない。
スペースファルコンという宇宙用のファルコンがあるが、性能は2号と全く同じ。
主翼の形が違うだけで、しかもファルコンは全て宇宙で使用できるので、出番は
ほとんど無かった。ファルコン1号がほぼ無敵の不沈艦だったのに対しこちらは
よく撃墜されていた。

スーパーファルコン3号:全長10m 横幅8.7m 重量7t 最大速度マッハ14
31話より新しくSGTに配備された小型高速戦闘機。1人乗りで
ヒットアンドアウェイ戦法が多い。武装はミサイル、レーザー砲、メタリウム砲等。
奥多摩山中の森林が割れ、そこから発進する。ほぼ真悟専用機だが雪や谷村も
操縦したことがある。最大速度はシグマ以上だがエネルギー積載量が3機の
ファルコンの中で一番低いため、あまり最大速度を出しすぎるとすぐに
エネルギー切れを起こしてしまう。

SGTタイガー:全長6.2m 横幅1.87m 時速280km
パトロール専用車両。だが光線砲とバリアー装置も付いているので戦闘も十分可能。
マイナスエネルギー探査機が装備されている。

SGTシャーク:全長8m 横幅2.5m 重量38t 最大速度29ノット
特殊戦闘潜航艇で海底、湖などの調査に使用される。武装は魚雷と光線砲。
4人乗りである。ファルコン1号に現場まで輸送される。特殊水中カメラや
音波探知機を装備している。

バルバイザー:全長20m 横幅11m 重量160t 時速50km(地中)
特殊地底戦車。3人乗り。地底の調査に使われるはずだったが出番は全然無かった。
武装はレーザー砲と大型ドリル。39話の整備シーンのみに出てくる。

バリア突破装置:一時的に強力なバリアを抜けることが出来る装置

バスターカノン砲:強力な光線を発射する兵器。ガルックスを倒した。

殺虫剤レーザー:マスキンロッグに使用されるも効果は無し。

かゆみ止めレーザー:マスキンロッグのかゆみ攻撃に苦戦するシグマを回復させた。

G弾:バズーカにセットし発射。ビーコンを攻撃するが怪光線で相殺されてしまう。

スパーク8Z:科学特捜隊の使用したスパーク8を荒井が改良し、開発した兵器。
強力な光弾を連続発射し当たった者は跡形も無く消滅する。バトルキング、
ウバレート星人を倒した。

火炎放射器:強力な火炎を放射する。身体のほぼ全てが水で構成されている
ウォル星人に致命傷を与えた。

ボルトミサイル:高圧電流が流れていて、命中すると、ところどころショートする。
オールタイを半壊させ、動きを止めた。

バリア装置:ファルコンが大嵐でも問題なく飛べるよう開発。一時的にしか
使用できない。なお同時にエンジン強化を行った。

メタリウム砲:26話よりファルコン全機に装備された。かなりの破壊力で
シグマのピンチを救う。フルチャージしても2発しか撃てないのが欠点。
なお29話でパンチレーザーSPという部分的攻撃に適した兵器をファルコン2号に
装備。どちらもウルトラマンエースの技を参考に開発された。

ストームバズーカ:最高のロックオンシステムと破壊力を合わせ持つ兵器。
ツゴンを木っ端微塵に粉砕した。

フォーメーションヤマトS:従来のフォーメーションヤマトをさらに発展。
おとりになった機体が相手の頭を越えた後、宙返りで尻尾に攻撃する戦法。
バンドラークの武器を不完全ながらも破壊した。

RX1号:惑星破壊ミサイル。チョイカ星人にキレたSGTが使用許可を出す
寸前までいったが、未使用で終わった。なお命中すると破壊したうえに
綺麗な花火になるらしい。

サクシウムナパーム弾:ファルコン1号に搭載され使用した兵器。弾数が一発しか
なかったためSGTは当てるために苦労した。コーザスを粉砕した。
ウルトラマン80のサクシウム光線と計算上は、ほぼ同じ威力。

空間突入マシン:消失したファルコン1号がある空間に向かうため使用。
ファルコン2号が余裕で通れる大きさである。

アタックライフル:強力なレーザー光線を発射する大型銃。ジャラゴを倒した。

プラズマクラッシャー砲:SGTの最終兵器。エネルギー源はデリアス鉱石。
まだテストも行われていない不完全な物だがエネルギー分の2発発射には耐えた。
バゾード星人を倒し、ラストレイガを怯ませる威力がある。

メビウスっぽいのを
ドキュメントSGT:「Space Guard Team」、すなわち「SGT」が担当した
怪獣や宇宙人、事件事象の記憶がアーカイブされている。シドニーに本部を置く、
地球防衛軍直下の精鋭部隊であり、極東第一支部は日本の奥多摩山中地下に
基地が建造されている。メンバーは冷静で人情家の神勇五郎隊長以下、
副隊長格で兵器開発担当の荒井浩治隊員、戦闘のスペシャリスト中村聡史隊員、
名サポーター谷村明隊員、エースパイロットの桃瀬雪隊員、
通信・分析担当の佐々木姫子隊員、新入隊員の大和真悟隊員の7人であったと
言われている。

ウルトラマンシグマ主題歌(エースのOPで歌ってください)
遥かにきらめく夜空の星に 僕らの夢が届く時
銀河の星々 光り輝き
平和のために やってくる
今だ! 変身!
光が走る!
いざゆけ いざゆけ ウルトラマンシグマ 僕らのシグマ
たたかえ たたかえ ウルトラマンシグマ 宇宙のシグマ

SGTの歌(TACの歌で歌ってください)
山の棚田が左右に分かれ 輝くマシンが現れる
緊急知らせるサイレン響き 愛と勇気が合言葉
SGTの仲間と宇宙を超えて スーパーファルコン光り輝く
ゆけ ゆけ SGT 真悟を乗せて